【復習用】循環器の必修25問|YouTube翌日 深掘り解説(問題つき)

まずはYouTubeの聞き流し動画はこちら:【2026年最新版】循環器が苦手な人はまずここから|看護師国家試験 必修25問・一問一答

このページは、YouTubeで「聞き流し学習」をした翌日の夜に、復習として“読みで整理”できるように作った深掘り記事です。

  • 聞き学習が苦手な人
  • 読んで理解を整理したい人
  • 観察ポイントと症状の組み合わせを固めたい人

問題文もすべて掲載しています。まずは答えを見ずに解いてから、各問の「解答・解説を見る」を開いて答え合わせしてください。


このページの使い方(おすすめ)

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  2. 答え合わせは、各問の下の「解答・解説を見る」を開く
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※この記事の問題は国家試験の傾向を参考にしたオリジナル問題です。内容の正確性には配慮していますが、学習は教科書・過去問集と併用してください。


第1問

慢性心不全患者の体液貯留を示す所見として優先して観察するのはどれか
A 顔面の紅潮
B 下腿の圧痕性浮腫
C 体温の低下
D 発汗の減少

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正解:B

慢性心不全では心拍出量低下により静脈うっ血が生じ、下肢から圧痕性浮腫が出現しやすくなります。顔面紅潮や発汗の変化は体液貯留の指標としての優先度は低いです。

深掘り:体液貯留の王道サインは「浮腫」「体重増加」「頸静脈怒張」です。まず“むくみ=下腿”で押さえると、他の問題にも連鎖します。

第2問

急性左心不全で肺うっ血が進行しているときにみられやすい症状はどれか
A 下腿の浮腫
B 動作時の関節痛
C 腹部膨満
D 起坐呼吸

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正解:D

左心不全で肺うっ血が進行すると、臥位で呼吸困難が増悪し、上体を起こした姿勢で楽になる起坐呼吸がみられます。下腿の浮腫はどちらかというと右心不全で目立ちやすい所見です。

深掘り:国試は「左=肺(呼吸)」「右=全身うっ血(浮腫)」で整理すると強いです。起坐呼吸は“臥位で悪化する呼吸困難”の代表です。

第3問

心不全患者への体重測定の目的として最も適切なのはどれか
A 体液量の変化を把握する
B 睡眠の深さを評価する
C 筋力低下を評価する
D 食事の嗜好を把握する

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正解:A

心不全では体液貯留により短期間で体重が増加することがあります。体重変化は体液量の変化を把握する重要な指標です。睡眠や嗜好の評価は別の観察項目です。

深掘り:“毎日同じ条件”が合否を分けます。時間帯、衣服、排尿後などを揃えると、増加が「体液貯留」か「誤差」か判断しやすくなります。

第4問

うっ血性心不全患者で観察すべき頸静脈の所見として適切なのはどれか
A 頸静脈の虚脱
B 頸動脈の拍動消失
C 頸静脈怒張
D 頸部の皮下出血

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正解:C

右心系のうっ血があると頸静脈怒張がみられます。頸静脈虚脱は低容量状態でみられることが多く、頸動脈拍動消失や皮下出血は別の病態を示します。

深掘り:頸静脈怒張は“右心系の圧が高い”サインです。浮腫とセットで問われやすく、「虚脱」は脱水や循環血液量低下を連想できると強いです。

第5問

心不全患者にナトリウム制限食が指示される理由として適切なのはどれか
A 食欲を抑えて体重を減らすため
B 体内の水分貯留を抑えてうっ血を軽減するため
C 水分摂取を促し利尿を増やすため
D 血糖値を安定させるため

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正解:B

ナトリウム摂取が多いと水分貯留が進み、心不全のうっ血が悪化します。ナトリウム制限は体液貯留を抑える目的で行われます。血糖コントロールとは直接関係しません。

深掘り:覚え方は「塩分=水を引き込む」です。塩分が多いほど体液が増え、うっ血が悪化します。国試はこの“方向性”を問います。

第6問

安静時心電図で正常洞調律と判断できる所見はどれか
A P波が全く認められない
B QRS波が全て消失している
C 各QRS波の前に規則的なP波がある
D R波が常に陰性である

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正解:C

洞調律では洞結節からの刺激で、各QRS波の前に一定の間隔でP波が出現します。P波がない場合やQRSが消失している場合は別の不整脈を疑います。

深掘り:国試は細かい波形読影より「P→QRSの順」「規則性」を押さえさせることが多いです。P波が“心房の興奮”という対応もセットで。

第7問

頻脈性不整脈による動悸を訴える患者への観察として最も優先されるのはどれか
A 体温の変化
B 体重の変化
C 食事の内容
D 脈拍の数とリズム

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正解:D

頻脈性不整脈では脈拍の数とリズムを確認することが最も重要です。不整で極端な頻脈がある場合は循環動態の悪化につながります。体重や食事の内容は急性期の評価としての優先度は低いです。

深掘り:動悸=“脈”を見に行く、が最短ルートです。数(頻脈か)とリズム(不整か)で緊急度が変わります。

第8問

心不全患者への安静度指示がある理由として適切なのはどれか
A 心臓の負担を減らし酸素需要を下げるため
B 骨密度の低下を促すため
C 筋肉量を減らすため
D 食欲を低下させるため

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正解:A

安静により心拍数や酸素需要を抑え、心臓への負担を軽減します。骨密度や筋肉量を減らすことが目的ではなく、長期安静ではそれらへの配慮が必要です。

深掘り:心不全の急性期は“心臓を休ませる”が基本です。一方で長期は廃用も問題になるので、安静度は状態に合わせて調整します。

第9問

ショックが進行している患者でまず確認すべきバイタルサインとして最も適切なのはどれか
A 体温
B 身長
C 呼吸数とSpO2
D 体重

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正解:C

ショックでは循環不全に伴い組織の酸素供給が低下するため、呼吸数やSpO2の変化を早期に捉えることが重要です。身長や体重は急性期評価の優先度は低いです。

深掘り:ショックは「酸素が届かない状態」です。だから“酸素化・呼吸”の情報が早期発見に直結します。

第10問

出血性ショックが疑われる患者への初期看護として適切なのはどれか
A 患者を立位にして様子を見る
B 出血部位の圧迫と下肢挙上を行う
C 温かい飲水を多量に勧める
D 血圧測定は行わず経過を観察する

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正解:B

出血性ショックではまず出血のコントロールと静脈還流の確保が重要です。立位や飲水は状態を悪化させる可能性があり、血圧を含めたバイタル測定も必要になります。

深掘り:国試は「まず止血(圧迫)→循環を保つ(下肢挙上・保温・観察)」の優先順位をよく問います。立位は失神リスクがあり不適切になりやすいです。

第11問

心原性ショックの特徴として適切なのはどれか
A 末梢血管の拡張で高血圧になる
B 循環血液量が著明に増加する
C 心拍出量は保たれ尿量は増加する
D 心拍出量が低下し肺うっ血が目立つ

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正解:D

心原性ショックでは心臓のポンプ機能低下により心拍出量が低下し、肺うっ血や低血圧、尿量減少などがみられます。高血圧や尿量増加は典型的ではありません。

深掘り:心原性ショックは「ポンプ不全」です。肺うっ血+低灌流(冷汗・乏尿)の組み合わせが頻出です。

第12問

血圧測定を行う際のマンシェットの巻き方として適切なのはどれか
A 上腕を露出し適切な幅で密着させて巻く
B 衣服の上からゆるく巻く
C 心臓より高い位置で巻く
D 肘関節にかかる位置まで下げて巻く

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正解:A

血圧測定では上腕を露出し、マンシェットを心臓と同じ高さで上腕に密着させて巻きます。衣服の上からやゆるく巻くと正確な測定ができません。

深掘り:国試は「誤差が出る条件」を狙います。衣服の上、ゆるい巻き方、腕の高さがズレる、は“測定ミスの定番”です。

第13問

起立性低血圧の観察で適切なのはどれか
A 臥位のみで血圧を測定する
B 立位のみで血圧を測定する
C 臥位と立位の両方で血圧と自覚症状を確認する
D 座位血圧だけを毎回確認する

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正解:C

起立性低血圧は姿勢変化に伴う血圧低下を評価するものです。臥位と立位の両方で血圧とめまいなどの症状を観察することが重要です。

深掘り:“変化”を見たいので比較が必須です。数字だけでなく、ふらつき・眼前暗黒感などの症状もセットで確認します。

第14問

心不全患者への入浴指導として適切なのはどれか
A 熱い湯に長時間つかる
B 体調が悪い日は清拭などへの変更を検討する
C 入浴前後の体重測定は不要とする
D 入浴直後に激しい運動を勧める

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正解:B

心不全患者では入浴により循環動態が変化するため、体調が悪い日には清拭などの代替方法も選択肢となります。熱い湯や長時間の入浴、直後の激しい運動は負担になります。

深掘り:入浴は血管拡張や心拍数増加で負担が増えます。国試は「無理して入る」「熱い湯」「長風呂」を不適切にしがちです。

第15問

心筋虚血を示唆する胸痛の特徴として適切なのはどれか
A 胸の中央部の圧迫感や締め付け感
B 深呼吸で軽くなる鋭い胸痛
C 安静時に持続するズキズキした痛み
D 体位変換でのみ出現する疼痛

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正解:A

心筋虚血では胸の中央部の圧迫感や締め付け感として表現されることが多いです。体位や呼吸で変化する痛みは筋骨格性や胸膜性を示唆します。

深掘り:「圧迫感・締め付け」は虚血の定番。逆に「呼吸で変化」「体位で変化」は“心臓以外”を疑う方向が国試の定石です。

第16問

心不全患者に対して教育すべき自己管理内容として適切なのはどれか
A 水分はのどが渇くまで制限しない
B 息切れがあっても運動量を増やす
C 塩分摂取量は気にしない
D 体重変化を毎日同じ条件で記録する

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正解:D

心不全では体液貯留を早期に把握するため、毎日同じ条件で体重を測定し記録することが大切です。無理な運動や水分・塩分の無制限摂取は悪化につながります。

深掘り:自己管理の核は「悪化の早期発見」です。体重は最も早く変化が出やすい指標のひとつで、必修でも一般でも頻出です。

第17問

心房細動患者で注意すべき合併症として最も重要なのはどれか
A 消化性潰瘍
B 深部静脈血栓症
C 脳梗塞などの血栓塞栓症
D 骨粗しょう症

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正解:C

心房細動では心房内に血栓が形成されやすく、脳梗塞などの血栓塞栓症のリスクが高まります。そのため抗凝固療法などの管理が重要になります。

深掘り:心房細動は「心房がうまく収縮しない→血流がよどむ→血栓」という流れで覚えると安定します。国試はまず“脳梗塞リスク”を押さえさせます。

第18問

心拍出量の低下を示唆する所見として適切なのはどれか
A 皮膚の温かさと発汗増加
B 四肢冷感と尿量減少
C 尿量の増加と血圧上昇
D 顔面紅潮と血圧上昇

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正解:B

心拍出量が低下すると末梢循環が悪化し、四肢が冷たくなり尿量も減少します。血圧上昇や尿量増加は典型的な所見ではありません。

深掘り:心拍出量低下=「末梢が冷える」「腎血流低下で乏尿」がセット。数字がなくても“身体所見の方向性”で選ばせるのが国試です。

第19問

ショック初期にみられる代償反応として適切なのはどれか
A 徐脈と皮膚温の上昇
B 血圧上昇と尿量増加
C 意識レベルの著明な低下
D 頻脈と皮膚冷汗

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正解:D

ショック初期では交感神経が活性化し、頻脈や末梢血管収縮による皮膚冷汗がみられます。血圧低下や尿量減少は進行した段階で目立ってきます。

深掘り:“初期=代償できている”ので血圧がまだ保たれることもあります。先に出やすいのは頻脈・冷汗・冷感などです。

第20問

心不全患者で夜間の発作性呼吸困難がみられる理由として適切なのはどれか
A 夜間は代謝が低下するため
B 夜間に心拍数が極端に増加するため
C 臥位により下肢の血液が胸郭に戻り肺うっ血が増強するため
D 入眠前の不安が強くなるため

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正解:C

夜間に臥位になると静脈還流が増え、肺うっ血が増悪し発作性呼吸困難が出現しやすくなります。不安だけが原因ではないことを押さえておきましょう。

深掘り:第2問の起坐呼吸と同じ理屈でつながります。臥位で悪化→上体挙上で軽快、は循環×呼吸の頻出セットです。

第21問

心不全患者が体位変換時に強い息切れを訴える場合の対応として適切なのはどれか
A 一時的に作業を中断し休息をとる
B すぐに平背位に戻す
C 体位変換を続けて早く終える
D 水分摂取を勧めながら続行する

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正解:A

息切れが強い場合は、一度作業を中断し呼吸が落ち着くまで休息をとる必要があります。無理に続けたり平背位に戻すと呼吸困難が悪化する可能性があります。

深掘り:国試の基本は「安全確保+負担軽減」です。“早く終えるために続ける”は不適切になりやすい典型です。

第22問

心不全患者に処方された利尿薬の効果を評価する際に重要な観察はどれか
A 食事の味付けの好み
B 睡眠時間の長さ
C 尿量と体重変化
D 皮膚のかゆみ

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正解:C

利尿薬の効果は尿量の増加や体重減少など、体液量の変化で評価します。味の好みや睡眠時間は直接的な評価指標ではありません。

深掘り:尿量だけでも、体重だけでも不十分な場面があります。両方見ることで“体液量の方向性”が読みやすくなります。

第23問

循環状態の悪化を早期に示す所見として適切なのはどれか
A 血圧低下が明らかになるまで待つ
B 軽度の頻脈や冷感の出現
C 体重の長期的な増加のみ
D 食事摂取量の軽度減少のみ

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正解:B

循環状態悪化の早期には、軽度の頻脈や四肢冷感などがみられます。血圧低下が明らかになる時点では、すでに代償不全の状態と考えられます。

深掘り:「血圧が下がってから」では遅い、が国試の視点です。早期サインを拾えるかは安全管理の基本でもあります。

第24問

高血圧患者への生活指導として適切なのはどれか
A 急激な減量を勧める
B 喫煙は血圧に影響しないと伝える
C ストレス対処は不要と説明する
D 塩分やアルコール摂取の見直しを行う

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正解:D

高血圧の生活指導では、塩分制限や飲酒量の調整、運動やストレス対処、禁煙など包括的な生活習慣の見直しが重要です。喫煙は動脈硬化や心血管リスクを高めます。

深掘り:国試は「塩分」「飲酒」「禁煙」を特に選ばせやすいです。どれか1つではなく“複合介入”が基本、という方向性を押さえましょう。

第25問

循環器疾患患者に対する運動療法指導で適切なのはどれか
A 息切れや胸痛が出たらすぐ中止し休むよう伝える
B 症状があっても運動をやめないよう伝える
C 毎回全力で走る運動を中心にする
D 運動前のストレッチは不要とする

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正解:A

循環器疾患患者では、息切れや胸痛などの症状が出た場合は運動を中止し休息をとることが重要です。無理な高強度運動は危険であり、準備運動も大切です。

深掘り:運動療法は“安全に継続できる範囲”が基本です。症状が出たら中止・休息、は絶対に落としたくない頻出ポイントです。


答えだけ一覧(2周目用)

第1問B/第2問D/第3問A/第4問C/第5問B/第6問C/第7問D/第8問A/第9問C/第10問B/第11問D/第12問A/第13問C/第14問B/第15問A/第16問D/第17問C/第18問B/第19問D/第20問C/第21問A/第22問C/第23問B/第24問D/第25問A


まとめ

お疲れさまでした。循環器は心不全やショックなど、必修でも一般問題でも頻出の分野です。

この25問で特に押さえたいのは、うっ血(浮腫・頸静脈怒張・体重)肺うっ血(起坐呼吸・夜間の呼吸困難)ショックの早期サイン(頻脈・冷汗・冷感)自己管理(体重・塩分・利尿薬)です。

次は「なぜそれが正解か」を自分の言葉で説明できるところまで仕上げていきましょう。

おわり。

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