看護師国家試験対策:小児看護の過去問解説

こんにちは、あひるのマーチです。
今日は小児看護関連の国家試験過去問(類題)を取り上げて、解答と解説をわかりやすくまとめました。
国試勉強の参考にしてみてくださいね。


問題① 新生児のバイタルサイン

出生直後の新生児の正常な呼吸数はどれか。

A. 10〜20回/分
B. 20〜30回/分
C. 30〜50回/分
D. 50〜70回/分


正解

C. 30〜50回/分


解説

新生児は成人に比べて代謝が活発で、呼吸数が速いのが特徴です。

  • 新生児:30〜50回/分
  • 乳児:30〜40回/分
  • 学童期:20回前後/分

ポイント:小児は成長に伴って呼吸数が徐々に減少していきます。


問題② 小児の発達段階

3歳児の特徴として正しいのはどれか。

A. ひとりで階段を交互に昇降できる
B. 積み木を10個以上積める
C. 単語で話すことが多い
D. 片足立ちができる


正解

A. ひとりで階段を交互に昇降できる


解説

発達段階を押さえることは国試でも頻出です。

  • 2歳:二語文を話す、階段は一段ずつ昇降
  • 3歳:階段を交互に昇降、三輪車に乗れる
  • 4歳:片足立ち、積み木を10個積める
  • 5歳:スキップができる

ポイント:「年齢+できる動作」をセットで覚えると暗記しやすいです。


問題③ 川崎病の看護

川崎病の急性期に注意すべき合併症はどれか。

A. 心筋梗塞
B. 脳梗塞
C. 再生不良性貧血
D. ネフローゼ症候群


正解

A. 心筋梗塞


解説

川崎病は小児の全身性血管炎で、冠動脈瘤を合併しやすい疾患です。

  • 急性期:冠動脈瘤 → 心筋梗塞のリスク
  • 治療:免疫グロブリン大量投与+アスピリン

ポイント:小児科領域では「川崎病=心臓合併症」と関連づけて覚えましょう。


問題④ 先天性心疾患

チアノーゼ性心疾患はどれか。

A. 心室中隔欠損症(VSD)
B. 動脈管開存症(PDA)
C. ファロー四徴症(TOF)
D. 心房中隔欠損症(ASD)


正解

C. ファロー四徴症(TOF)


解説

小児の先天性心疾患は国試でも頻出です。

  • 非チアノーゼ性:ASD、VSD、PDA
  • チアノーゼ性:TOF、大血管転位症 など

ポイント:「ファロー四徴症=代表的なチアノーゼ性疾患」と覚えましょう。


問題⑤ 予防接種

生後2か月から接種が推奨されているワクチンはどれか。

A. BCG
B. ヒブワクチン
C. MRワクチン(麻疹・風疹混合)
D. 日本脳炎ワクチン


正解

B. ヒブワクチン


解説

小児のワクチンスケジュールは試験でよく出題されます。

  • 生後2か月〜:ヒブ、小児用肺炎球菌、B型肝炎、ロタ、四種混合
  • 生後5〜8か月:BCG
  • 1歳〜:MR、水痘、おたふく(任意)
  • 3歳〜:日本脳炎

ポイント:ワクチンは「開始月齢」と「接種回数」がよく問われます。


まとめ

今日は小児看護に関する国試過去問(類題)を5問ピックアップして解説しました。
小児は「発達段階・先天性疾患・ワクチン・症状評価」が頻出分野です。

次回は「小児の症状緩和ケア」に関連した過去問を取り上げたいと思います。
一緒に国試対策、がんばりましょう!


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おわり。

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