こんにちは、あひるのマーチです🐤
私は緩和ケア認定看護師として活動しながら、小児緩和ケアを専門にしています。
今日は、緩和医療を深く学びたい方にぴったりの本──
『専門家をめざす人のための緩和医療学(改訂第3版)』をご紹介します📘
現場で感じる疑問や迷いを“体系的な知識”につなげてくれる、まさに頼れる一冊です🌿
🌸 この本の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 📖 書名 | 専門家をめざす人のための緩和医療学(改訂第3版) |
| 🏥 編集 | 日本緩和医療学会 編 |
| 🏢 出版社 | 南江堂 |
| 📅 発行 | 2024年5月29日 |
| 📚 判型・ページ数 | B5判・448ページ |
| 💰 定価 | 6,930円(税込) |
| 🔢 ISBN | 978-4-524-20667-4 |
🌿 この本が教えてくれること
この本は、日本緩和医療学会が編集した緩和医療の標準テキスト。
「緩和医療を専門的に学びたい」という医療者のために作られた本です。
第3版では、最新の知見がぎゅっと詰め込まれています✨
たとえば…
- 🧠 疼痛・倦怠感・呼吸困難などの症状緩和
- 💬 心理的・スピリチュアルな支援
- 🩺 がん以外の疾患への緩和ケア
- 👨👩👧 小児・AYA世代への対応
- 🕊️ 医療者自身のケア・自殺予防
“患者さんと家族、そして支える医療者も大切にする”──
そんな緩和医療の本質が、あたたかく伝わってくる一冊です。
📚 改訂第3版のここが新しい!
最新の医療現場に合わせて、構成も大きく進化しています🌸
✳️ 新しく加わったテーマ
- 骨転移・脊髄圧迫・腫瘍性疼痛などの新しい症例解説
- AYA世代やがんサバイバーへの支援
- 自殺予防と医療者ケアなど、より広い視点
緩和医療が「終末期のケア」だけでなく、
“生きる時間を支える医療”であることを、改めて実感できる内容です。
👶 小児緩和ケアの視点から見た魅力
小児緩和ケアを専門にしている私が感じたのは、
成人ケアの知識が、小児ケアにもたくさん生かせるということ。
症状緩和の考え方や、家族との関わり方、そしてチームでの支援…。
どれも「子どもと家族を支える医療」に通じています。
特に「心理社会的・スピリチュアルケア」の章は、
“子どもの思いをどう支えるか”を考えるヒントがたくさん詰まっています。
🏫 現場でも教育でも使える!
私は院内教育の場面でも、この本をよく使います📖
- 各章がテーマごとに整理されていて勉強会に使いやすい
- チームでディスカッションする教材にもぴったり
- 若手スタッフの“考える力”を育てるのに最適
医師・看護師・薬剤師など、多職種で共有できる共通言語がこの本にはあります。
読むほどに、“チーム全体のケア力”が上がっていく感覚があります。
🌷 実際に読んで感じたこと
私はこの本を読んでいて、何度もページの端を折りました。
理由は、「あ、これ大事だな」と思う言葉が何度も出てくるからです。
特に印象に残っているのは、「医療者のケア」の章。
緩和ケアを支える側も、“支えられる存在であっていい”というメッセージに
じんわりと救われました。
緩和ケアは、人の痛みを和らげる医療。
でもその中心にあるのは、“人を想う優しさ”なんですよね。
🛒 書籍リンク
📘 『専門家をめざす人のための緩和医療学 改訂第3版』
最新の緩和ケアを学びたいあなたに🌿
💬 まとめ|緩和ケアを「学び」「深め」「続ける」ために
緩和ケアの現場は、日々変化しています。
その中で大切なのは、“学び続ける姿勢”。
『専門家をめざす人のための緩和医療学』は、
その学びを支えてくれる、あたたかく、そして心強い相棒です🌸
小児・成人・在宅、どんな現場にいても──
この1冊がきっと、あなたのそばで力になってくれます。
おわり。

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