【書籍紹介】『緩和ケアの現場で実践する 非がん患者のこころのケア入門』|“こころ”に寄り添う緩和ケアの新たな一歩

こんにちは、あひるのマーチです。
今日は、南江堂から出版された
『緩和ケアの現場で実践する 非がん患者のこころのケア入門』をご紹介します📘

がん患者さんを中心に発展してきた緩和ケア。
しかし今、非がん疾患の方々へのこころのケアが求められる時代になっています。
この本は、その第一歩を丁寧に導いてくれる一冊です。


📘 書籍概要

  • 書名:緩和ケアの現場で実践する 非がん患者のこころのケア入門
  • 編著:松田能宣 ほか
  • 出版社:南江堂
  • 発売日:2025年4月28日
  • 体裁:A5判・約200ページ
  • 定価:4,180円(税込)
  • ISBN:978-4-524-21161-6

🔗 南江堂 公式ページはこちら


🌿 本書の特徴

1. 非がん患者への“こころのケア”をテーマにした実践書

これまで「緩和ケア」といえば、がん患者さんを中心に発展してきました。
本書はその枠を越えて、心不全・COPD・腎不全・神経難病などの非がん疾患における心理的支援を扱っています。

“身体の痛み”だけでなく、“心の痛み”にも寄り添う。
緩和ケアの原点を見つめ直せる内容です。


2. 心理療法のエッセンスをやさしく解説

第1章では、現場で活かせる心理療法の要点を紹介。
認知行動療法・マインドフルネス・家族療法・解決志向アプローチなど、
医療職が理解しやすい形でまとめられています。

難しい理論書ではなく、「どう使うか」に焦点をあてた実践的な構成です。


3. 非がん疾患の心理過程を丁寧に描く

心不全、COPD、慢性腎疾患、神経難病など──
それぞれの疾患における病気の受容・対処行動・心理的変化を解説。
身体機能の変化や予後の不確かさに直面する患者への関わり方を、
多職種の視点で紹介しています。


4. すぐ使える「こころのケアのヒント」も満載

  • 患者の防衛機制を理解する
  • 面談での質問・沈黙の活かし方
  • 共感とリフレーミング
  • チーム内で心理的支援を共有する方法

臨床ですぐに応用できる“こころのケアのTips”が多数収載されています。


📑 章構成(抜粋)

内容概要
第1章心理療法のエッセンスと実践(認知行動療法・マインドフルネス・家族療法など)
第2章各非がん疾患の心理過程と対応(心不全・COPD・慢性腎疾患・神経難病など)
第3章こころのケアのTips(防衛機制・共感・リフレーミング・面談技法など)

🩵 この本をおすすめしたい方

  • 非がん疾患の患者さんに関わる医療者・看護師
  • 緩和ケア・在宅医療・地域医療に携わる方
  • “心のケア”を学びたいすべての医療職
  • チームで心理的支援を考えたい方

🛒 購入リンク


💬 まとめ

「非がんの緩和ケア」には、まだ明確なガイドラインが少ない現状があります。
だからこそ、こうした実践的な書籍が、現場の支えになるはずです。

患者さんの“こころ”を見つめることは、
“からだ”を支えるケアと同じくらい大切。

この本は、そんなやさしい気づきを与えてくれる一冊です🌷

おわり。

コメント

タイトルとURLをコピーしました