こんにちは、あひるのマーチです。
今日は「発達段階に応じた子どもとの関わり方」をテーマにお話しします。
子どもの年齢や発達段階によって、理解できる言葉や表現が異なります。
プレパレーション(事前説明)にもつながる、とても大切な看護の基礎です。
💡 国試過去問(類題)
4歳児への採血の説明で適切なのはどれか。
A. 「すぐに終わるから泣かないでね」
B. 「注射の針は痛くないよ」
C. 「チクッとするけどすぐ終わるよ」
D. 「痛くてもがまんしようね」
✅ 正解
C. 「チクッとするけどすぐ終わるよ」
🩷 解説
4歳児は具体的な表現で理解する時期です。
嘘やごまかしは信頼関係を損ねるため避けましょう。
「チクッとする」というように実際に感じる刺激を正直に伝えることで、安心感をもたせることができます。
子どもの年齢に合わせた関わり方を以下にまとめます👇
| 年齢層 | 特徴 | コミュニケーションの工夫 |
|---|---|---|
| 乳児期(0〜1歳) | 表情・声・スキンシップで安心感を得る | 抱く・優しい声で語りかける・笑顔で応える |
| 幼児期(1〜6歳) | 言葉を理解し始めるが想像力が強い | 絵・人形・遊びを通して説明する/簡単な言葉で伝える |
| 学童期(6〜12歳) | 論理的思考が芽生える・頑張る気持ちが強い | 具体的な手順や理由を説明/協力をお願いする形で話す |
| 思春期(12歳〜) | プライバシーを重視・自立心が育つ | 尊重の姿勢を持ち、本人の選択を確認する |
🩺 看護で大切なポイント
- 説明は「正直に・短く・具体的に」
- 遊びや絵本を使って理解を助ける
- 保護者を通じた声かけも重要(親の不安は子どもに伝わる)
- 思春期はプライバシー・羞恥心への配慮を忘れずに
🌿 まとめ
子どもは「年齢に応じた言葉と態度」で関わることが大切です。
看護師の言葉ひとつで、治療への不安が大きく減ることもあります。
子どもの目線に立ち、「わかる言葉で」「優しく」「正直に」伝えるようにしましょう。
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おわり。

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