小児の発達・ケアの基礎【Day4】小児の疼痛評価スケール|今日の一問

こんにちは、あひるのマーチです。
今日は「小児の痛みの評価」について学びましょう。
痛みを正しく理解・評価することは、子どものQOL(生活の質)を守るうえでとても大切です。


💡 国試過去問(類題)

言葉で痛みを表現できない乳児の疼痛評価に適しているのはどれか。

A. VAS(Visual Analogue Scale)
B. NRS(Numerical Rating Scale)
C. FLACCスケール
D. Facesスケール

✅ 正解

C. FLACCスケール

🩷 解説

FLACCスケールは、表情(Face)・脚(Legs)・活動(Activity)・泣き声(Cry)・慰めへの反応(Consolability)の5項目から評価します。
言語表現が難しい乳幼児や意識障害のある子どもに有効です。
一方、Facesスケールは就学前の子どもに向き、顔の表情を選んで自己評価する方法です。

スケール対象特徴
FLACCスケール乳児・非言語児観察評価(表情・動き・泣き)
Facesスケール3歳以上顔のイラストを選んで痛みを自己申告
VAS・NRS学童〜成人数字や線を使って痛みを定量化

🩺 看護のポイント

  • 年齢・理解度に応じて適切なスケールを選ぶ
  • 痛みの変化を経時的に観察・記録する
  • 痛みが軽減したかどうかを子ども自身に確認する
  • 表情・体動・泣き方など非言語的サインも重要

🌿 まとめ

痛みを我慢させることはケアではありません。
看護師ができるのは、痛みを“見える化”して適切に和らげること。
「痛みを評価する=子どもの声を聴く」ことです。


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おわり。

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