外遊びが増える季節は、軽症に見える頭部外傷が続きやすいです。症例で「機序→アセスメント→初動→危険サイン→家族説明」を統合します。
症例
7歳。遊具から転落し頭部を打った。直後に泣いたが、少しぼんやりした様子があり、帰宅後に嘔吐が2回あった。現在は頭痛を訴え、眠そうにしている。家族は「寝たら大丈夫?」と不安を訴える。
Q1. リスクが高い状況として最も適切なのはどれか
- A:低い位置で転び、すぐ泣いて普段どおり遊ぶ
- B:高い場所から転落し、意識が途切れた可能性がある
- C:軽く頭をぶつけたが食欲も睡眠もいつも通り
- D:こぶはあるが嘔吐はなく会話もはっきりしている
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正解:B:高い場所から転落し、意識が途切れた可能性がある
解説:
- A:軽微な機序で症状が乏しければ相対的に低リスクです
- B:高エネルギー外傷や意識消失疑いは重要なリスク因子です
- C:安定所見は参考でも、機序の評価が必要です
- D:局所所見だけで判断しにくく、神経症状確認が要ります
Q2. 優先して確認すべきアセスメントはどれか
- A:食事量と便回数の変化
- B:意識状態と反復嘔吐、頭痛の有無
- C:家族の不安の程度と面会時間
- D:皮膚色の印象と体温の推移
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正解:B:意識状態と反復嘔吐、頭痛の有無
解説:
- A:一次評価の中心ではありません
- B:神経症状の確認が最優先です
- C:支援は重要でも、病態評価の核とは別です
- D:補助情報で、神経所見が優先です
Q3. 初期対応として最も適切なのはどれか
- A:水分を与え落ち着くか見てから報告する
- B:意識とバイタルを再評価し、医師へ報告して方針確認する
- C:睡眠を優先して観察回数を減らす
- D:翌日受診を勧める
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正解:B:意識とバイタルを再評価し、医師へ報告して方針確認する
解説:
- A:報告の遅れにつながりやすいです
- B:再評価と報告が検査・観察方針につながります
- C:悪化を見逃しやすいです
- D:遅れが不利になる可能性があります
Q4. 緊急性が高い所見はどれか
- A:軽い頭痛はあるが会話ははっきり
- B:反応が鈍くなり傾眠が強くなってきた
- C:こぶはあるが食欲は戻りつつある
- D:一度吐いたがその後落ち着いている
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正解:B:反応が鈍くなり傾眠が強くなってきた
解説:
- A:観察は必要でも緊急度は意識変化より低いことがあります
- B:意識変化の進行は緊急度が高いです
- C:局所所見だけで緊急性は決めにくいです
- D:反復や意識変化がないかで評価します
Q5. 家族への説明として最も適切なのはどれか
- A:眠れれば問題ないので起こさなくてよい
- B:反復嘔吐や意識の変化があればすぐ連絡・受診する
- C:痛み止めは使わない
- D:こぶがある間は観察不要
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正解:B:反復嘔吐や意識の変化があればすぐ連絡・受診する
解説:
- A:反応性の確認は判断材料になります
- B:危険所見を具体化すると行動しやすいです
- C:医師指示の範囲で使用することがあります
- D:観察があって早期に悪化を拾えます
看護の落とし穴:「帰宅できた=軽症」と感じてしまい、夜間の傾眠や反復嘔吐の評価が遅れやすい
◆ あひるのひとこと
頭部外傷は「帰宅後の観察」が安全の最後のピースです。
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