小児ネフローゼ症候群:浮腫の見分けと初期対応|今週のまとめ(症例+5問)

暑さで体液バランスが揺れやすい時期です。症例で「疑う所見→評価→初動→合併症→家族説明」をまとめ直します。

症例

8歳。数日前からまぶたのむくみが目立ち、最近ズボンがきつい。尿が泡立つ感じがある。体重は増えており、尿量は少し減った気がする。今日は片側のふくらはぎが痛く、腫れの左右差が出てきた。家族は「暑さでむくんだだけ?」と不安を訴える。

Q1. ネフローゼを疑う所見として最も適切なのはどれか

  • A:顔のむくみと、尿が泡立ちやすい
  • B:腹痛と、便回数が増えている
  • C:咳が続き、喘鳴が目立つ
  • D:発熱があり、咽頭痛が強い
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正解:A:顔のむくみと、尿が泡立ちやすい

解説:

  • A:浮腫と蛋白尿を示唆する所見が疑う入口です
  • B:鑑別が別方向になりやすいです
  • C:呼吸器評価が中心になります
  • D:感染症の鑑別が中心になります

Q2. アセスメントで優先して確認したいのはどれか

  • A:体重変化と尿量、浮腫の部位
  • B:便回数と食事の好み
  • C:咳の回数と鼻水
  • D:面会時間と不安の程度
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正解:A:体重変化と尿量、浮腫の部位

解説:

  • A:体液貯留評価が病態把握に直結します
  • B:一次評価の中心ではありません
  • C:別の評価軸です
  • D:支援は重要でも別枠です

Q3. 初動として最も適切なのはどれか

  • A:運動量を増やしてむくみを減らす
  • B:体重と尿量を確認し、医師へ共有して方針を確認する
  • C:水分摂取を一律に増やす
  • D:翌日に受診する
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正解:B:体重と尿量を確認し、医師へ共有して方針を確認する

解説:

  • A:負担が増える可能性があります
  • B:評価→共有が検査・治療につながります
  • C:状況によっては悪化につながります
  • D:遅れが不利になる可能性があります

Q4. 合併症を疑い、報告を優先したい所見はどれか

  • A:眠りが浅いが遊べる時間もある
  • B:片側の下肢が急に腫れて痛み、左右差が目立つ
  • C:食欲が落ちたが水分は少し飲める
  • D:むくみはあるが呼吸も体温も普段どおり
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正解:B:片側の下肢が急に腫れて痛み、左右差が目立つ

解説:

  • A:緊急度の中心所見ではありません
  • B:血栓を疑い、緊急度が上がります
  • C:評価は必要でも中心所見ではありません
  • D:安定所見だけで否定しにくいです

Q5. 家族への説明として最も適切なのはどれか

  • A:むくみが減れば観察は不要
  • B:体重と尿の変化を見て、むくみが増えたら早めに相談する
  • C:食事は自由で塩分も気にしない
  • D:発熱しても受診は翌週
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正解:B:体重と尿の変化を見て、むくみが増えたら早めに相談する

解説:

  • A:再発の可能性があり観察継続が必要です
  • B:家庭でできる評価を具体化すると対応が早くなります
  • C:状況に応じて調整が必要です
  • D:感染は増悪因子になり得ます

看護の落とし穴:「暑さでむくみやすい」と解釈してしまい、体重増加と尿の変化が見逃されやすい

◆ あひるのひとこと

むくみは“体重と尿”で裏づけると、判断がぶれにくいです。

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おわり。

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