梅雨は発熱が続きやすく、夜間にけいれんで不安が一気に上がりやすい時期です。症例で「初動→見分け→危険サイン→説明」をまとめ直します。
症例
2歳。発熱中に全身けいれんが起こり、3分ほどで止まった。来院時は眠そうでぐったりしているが、呼びかけに反応はある。家族は「次も起きたらどうしたらいい?」と不安を訴える。
Q1. 単純型熱性けいれんの特徴として最も適切なのはどれか
- A:24時間以内に複数回起こり、左右差を伴う
- B:全身性で、短時間で自然に止まりやすい
- C:発熱がなくても繰り返し、意識障害が遷延する
- D:けいれん後に片麻痺が残る
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正解:B:全身性で、短時間で自然に止まりやすい
解説:
- A:反復や左右差は複雑型を疑います
- B:単純型は全身性・短時間・反復なしが基本です
- C:熱性けいれんの枠から外れます
- D:別の原因を疑います
Q2. 発作中の初期対応として最も適切なのはどれか
- A:側臥位などで気道を確保し、呼吸と時間経過を確認する
- B:口に物を入れて舌を噛まないようにする
- C:解熱剤を先に内服させる
- D:抱き上げて歩き回り落ち着かせる
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正解:A:側臥位などで気道を確保し、呼吸と時間経過を確認する
解説:
- A:安全確保と経過把握が最優先です
- B:誤嚥や外傷のリスクがあります
- C:誤嚥リスクがあり優先度が違います
- D:転倒や外傷リスクがあります
Q3. 髄膜炎などを疑い、評価を優先したい所見はどれか
- A:けいれん後すぐ泣いて普段どおり
- B:軽い咳と鼻水があるが機嫌は保たれる
- C:意識が戻りにくく、項部硬直が疑われる
- D:水分は少しずつ飲めている
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正解:C:意識が戻りにくく、項部硬直が疑われる
解説:
- A:回復が速ければ緊急度は下がることがあります
- B:神経所見の確認が必要です
- C:意識障害遷延や髄膜刺激症状は緊急度が高いです
- D:単独では決め手になりにくいです
Q4. 複雑型熱性けいれんを疑う状況として最も適切なのはどれか
- A:2分以内で止まり、その後普段どおり
- B:発熱はあるが、けいれんはない
- C:けいれんが10分以上続き、左右差が疑われる
- D:発熱が1日で落ち着き、水分も取れる
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正解:C:けいれんが10分以上続き、左右差が疑われる
解説:
- A:単純型に近いです
- B:
- C:長時間・左右差は評価優先度が上がります
- D:危険サインの説明になりにくいです
Q5. 退院後の家族への説明として最も適切なのはどれか
- A:毎回救急車を呼ぶよう伝える
- B:けいれんが止まったら観察不要
- C:解熱剤を飲ませれば受診は控える
- D:5分以上続く、意識が戻りにくい場合は早めに受診する
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正解:D:5分以上続く、意識が戻りにくい場合は早めに受診する
解説:
- A:現実的な判断が難しくなります
- B:危険サインの観察が必要です
- C:受診目安を曖昧にします
- D:受診目安が具体化され、迷いが減ります
看護の落とし穴:「熱性けいれんだから大丈夫」と言い切ってしまい、次に受診すべき目安が伝わらず不安が残りやすい
◆ あひるのひとこと
家族には「時間」と「戻り方」を渡すと、次に強くなれます。
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