梅雨は嘔吐・下痢が続きやすく、脱水の見逃しが起きやすい時期です。症例で「評価→初動→補液→受診目安」をまとめ直します。
症例
4歳。嘔吐と下痢が続き、今日はぐったりして反応が鈍い。尿が少なく、末梢冷感がある。家族は「水を飲ませたら良い?」と迷っている。
Q1. 中等度以上の脱水を疑う所見はどれか
- A:尿量は減ったが、元気に遊べている
- B:口唇乾燥はあるが、涙は出ている
- C:頻脈でCRT延長があり、ぐったりしている
- D:食欲は落ちたが、飲水は少しずつ可能
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正解:C:頻脈でCRT延長があり、ぐったりしている
解説:
- A:循環所見がなければ重症度は決めにくいです
- B:乾燥所見だけでは判断がぶれます
- C:循環不全+反応性低下は優先度が上がります
- D:自力摂取が可能なら相対的に軽いことがあります
Q2. 重症度評価で優先してそろえたい情報はどれか
- A:意識状態・末梢循環・尿量の推移
- B:食事の好み・便回数・睡眠時間
- C:咳の回数・鼻水・咽頭痛
- D:面会時間・家族不安・学校の様子
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正解:A:意識状態・末梢循環・尿量の推移
解説:
- A:補液の優先順位を決める中心情報です
- B:一次評価の中心ではありません
- C:鑑別の軸が異なります
- D:支援として重要でも別枠です
Q3. 輸液の優先度が上がる状況はどれか
- A:少量頻回で飲めており尿も出ている
- B:一度吐いたが、その後は落ち着いている
- C:ぐったりして末梢冷感があり、飲水が難しい
- D:口渇はあるが、会話ははっきりしている
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正解:C:ぐったりして末梢冷感があり、飲水が難しい
解説:
- A:経口補水で対応できることがあります
- B:循環評価が必要です
- C:循環不全+経口困難は輸液優先です
- D:相対的に軽いことがあります
Q4. 初期の補液として考えやすいのはどれか
- A:低張液を大量に急速投与する
- B:等張液で循環を評価しながら補正を進める
- C:糖入り飲料を大量に飲ませる
- D:利尿薬を先に投与する
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正解:B:等張液で循環を評価しながら補正を進める
解説:
- A:電解質異常のリスクがあります
- B:循環を立て直し、反応を見て次を決めます
- C:嘔吐を助長しやすいです
- D:循環不全を悪化させる可能性があります
Q5. 家族への説明として最も適切なのはどれか
- A:下痢が止まるまで飲水は控える
- B:元気があれば嘔吐が続いても受診不要
- C:尿が出ない、ぐったりする場合は早めに受診する
- D:水分は一度に多量に飲ませる
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正解:C:尿が出ない、ぐったりする場合は早めに受診する
解説:
- A:脱水が進みやすいです
- B:危険サインがあれば早めが安全です
- C:尿量と反応性低下は受診目安になります
- D:少量頻回が基本です
看護の落とし穴:「飲ませれば何とかなる」と考え、循環不全のサイン(冷感・CRT・反応性)が後回しになりやすい
◆ あひるのひとこと
脱水は“循環を見てから飲ませる”で、迷いがかなり減ります。
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