小児の熱傷①基礎|今日の1問(4択)

夏休みは、花火やバーベキューなど、子どもが火や熱いものに触れる機会が増えます。小児の熱傷では、見えている範囲だけでなく、皮膚の特徴や全身への影響も考える必要があります。

Q. 小児の熱傷の特徴として、最も適切なのはどれでしょう?

A:成人より皮膚が薄く、同じ温度でも深い損傷になりやすい

B:発汗が少ないため、熱傷創は必ず乾燥した状態になる

C:炎症反応が弱いため、受傷直後から深さを確定しやすい

D:痛みが強いほど深い熱傷であり、痛みだけで深度を判断できる

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正解:A:成人より皮膚が薄く、同じ温度でも深い損傷になりやすい

選択肢の解説

A:成人より皮膚が薄く、同じ温度でも深い損傷になりやすい
小児の皮膚は成人より薄いため、同じ温度・接触時間でも損傷が深くなることがあります。体格が小さい子どもでは、広い範囲の熱傷や長時間の冷却によって低体温や循環への影響も起こりやすくなります。

B:発汗が少ないため、熱傷創は必ず乾燥した状態になる
創面が湿っているか乾燥しているかは、主に熱傷の深さや水疱、滲出液の状態によって変わります。発汗量だけで創面の状態は決まりません。

C:炎症反応が弱いため、受傷直後から深さを確定しやすい
熱傷の深さは、受傷直後には判断が難しいことがあります。浮腫や局所の循環状態によって創面が変化するため、経時的な評価が必要です。

D:痛みが強いほど深い熱傷であり、痛みだけで深度を判断できる
浅達性II度熱傷では強い痛みがみられますが、深達性II度やIII度熱傷では神経終末も損傷し、痛みや知覚が弱くなる場合があります。痛みの強さだけで深さを判断することはできません。

看護の落とし穴:小さく見える熱傷でも、熱い液体が衣服やおむつの中に残っていると、熱への接触が続いていることがあります。皮膚の見た目だけで軽症と決めず、受傷機転、接触時間、部位、面積、深さ、全身状態を確認します。

◆ あひるのひとこと

子どもの熱傷は、見た目の広さだけでは決められない。深さ・部位・全身状態を一緒に見よう。

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