小児の熱傷⑤家族支援|今日の1問(4択)

夏休み中の事故では、家族が「目を離した自分のせいだ」と強く自責することがあります。子どもの処置への恐怖を和らげながら、家族がケアに参加できる方法を一緒に考えます。

Q. 熱傷を負った3歳児が処置室を怖がり、父親は「私の不注意です」と繰り返しています。看護師の対応として、最も適切なのはどれでしょう?

A:家族を責めずに話を聴き、説明・鎮痛・気をそらす方法を一緒に考える

B:事故原因の追及を優先し、処置が終わるまで家族との会話を控える

C:家族の不安は子どもに伝わるため、毎回待合室で待ってもらう

D:恐怖を残さないよう、処置の内容は子どもに知らせず突然始める

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正解:A:家族を責めずに話を聴き、説明・鎮痛・気をそらす方法を一緒に考える

選択肢の解説

A:家族を責めずに話を聴き、説明・鎮痛・気をそらす方法を一緒に考える
家族の動揺や自責を受け止めたうえで、処置の流れ、鎮痛方法、子どもへの説明、気をそらす方法を共有します。家族が落ち着いてそばにいることが、子どもの安心につながる場合もあります。

B:事故原因の追及を優先し、処置が終わるまで家族との会話を控える
受傷状況の確認は必要ですが、家族を責めるような聞き方は避けます。まず子どもの安全と苦痛緩和を進めながら、いつ、どこで、誰と、どのように受傷したかを客観的に確認します。

C:家族の不安は子どもに伝わるため、毎回待合室で待ってもらう
家族の付き添いが子どもの安心になることもあります。家族の希望、子どもの反応、処置内容、安全性を確認し、付き添うかどうかを個別に判断します。

D:恐怖を残さないよう、処置の内容は子どもに知らせず突然始める
説明のないまま処置を始めると、子どもの不信感や恐怖が強くなることがあります。年齢に合った短い言葉や人形、写真などを使い、見通しを伝えます。

看護の落とし穴:家族が自責している最中に事故予防の説明を一方的に続けると、必要な情報が届きにくくなります。一方、受傷状況と子どもの発達段階が合わない、説明が変化する、受診が大きく遅れたなどの気になる点は記録し、チームで共有します。

◆ あひるのひとこと

家族を責めても、次の処置は楽にならない。子どもが乗り切れる準備を一緒につくろう。

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