乳幼児の誤飲・中毒①基礎|今日の1問(4択)

夏休みやお盆の帰省では、子どもが普段と異なる環境で過ごす機会が増えます。乳幼児は目についたものを手に取り、口に入れて確かめるため、医薬品や家庭用品の誤飲が起こりやすい時期です。

Q. 乳幼児の誤飲について、最も適切なのはどれでしょう?

A:症状がなければ、原因物質に関係なく自宅で経過観察できる

B:少量でも重篤化する物質があり、物質と量の確認が必要である

C:誤飲した物が胃に到達すれば、粘膜を傷つけることはない

D:乳幼児は苦味を避けるため、医薬品の誤飲は起こりにくい

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正解:B:少量でも重篤化する物質があり、物質と量の確認が必要である

選択肢の解説

A:症状がなければ、原因物質に関係なく自宅で経過観察できる
ボタン電池、複数の磁石、一部の医薬品などは、初めは無症状でも重い障害につながることがあります。症状の有無だけで経過観察を決めることはできません。

B:少量でも重篤化する物質があり、物質と量の確認が必要である
小児では、成人用医薬品の1~2錠や少量の家庭用品でも重篤な中毒を起こす場合があります。製品名、成分、濃度、飲んだ可能性のある最大量を確認します。

C:誤飲した物が胃に到達すれば、粘膜を傷つけることはない
強い酸性・アルカリ性の製品は消化管粘膜を損傷することがあります。複数の磁石や鋭利な異物は、胃や腸に到達した後も穿孔や閉塞を起こす可能性があります。

D:乳幼児は苦味を避けるため、医薬品の誤飲は起こりにくい
医薬品の色や形、糖衣による甘味に興味を示すことがあります。大人が薬を飲む様子を見て、まねをすることもあります。

看護の落とし穴:家族の「ほんの少しです」という言葉だけで量を判断すると、最大摂取量を過小評価する可能性があります。残っている錠数や液量、開封前の量、周囲に落ちている物まで確認します。

◆ あひるのひとこと

症状がないことは、安全の証明にはならない。まず「何を、どれだけ、いつ」を確認しよう。

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