帰省先では、祖父母の薬や健康食品が、子どもの手の届く場所に置かれていることがあります。誤飲時の判断には、物質の特定と最大摂取量の見積もりが欠かせません。
Q. 1歳6か月児が、開いた薬箱の近くで見つかりました。中毒リスクを評価するために確認する情報として、最も適切なのはどれでしょう?
A:製品名と時刻だけを確認し、量は「少量」と記録する
B:胃洗浄の準備を優先し、情報収集は処置後に行う
C:製品名・成分・濃度、最大量、時刻、体重、症状を確認する
D:症状がなければ、原因物質を特定せず自宅観察とする
✅ 正解・解説を見る
正解:C:製品名・成分・濃度、最大量、時刻、体重、症状を確認する
選択肢の解説
A:製品名と時刻だけを確認し、量は「少量」と記録する
「少量」の受け止め方は人によって異なります。何錠なくなっているか、容器に残っている量、床に落ちている錠剤などから、摂取した可能性のある最大量を考えます。
B:胃洗浄の準備を優先し、情報収集は処置後に行う
胃洗浄の適応は限られており、すべての誤飲で行う処置ではありません。全身状態の評価と原因物質の確認を進め、必要な対応を判断します。
C:製品名・成分・濃度、最大量、時刻、体重、症状を確認する
中毒の重症度は、物質、製剤、摂取量、体重、経過時間などによって変わります。嘔吐、流涎、咳、意識状態、呼吸状態、けいれんの有無も確認します。
D:症状がなければ、原因物質を特定せず自宅観察とする
徐放性製剤などでは、症状の出現が遅れることがあります。無症状でも危険性の高い物質があるため、原因物質をできる限り特定します。
看護の落とし穴:同じ商品名でも、錠剤の含有量や徐放性製剤かどうかによって危険性が変わります。容器、お薬手帳、説明書、残っている錠剤を持参してもらい、商品名だけで判断しないようにします。
◆ あひるのひとこと
家族の「少し」を、錠数やmLに置き換える。それが誤飲アセスメントの第一歩。
📚 参考図書
| 書籍タイトル | 内容・おすすめポイント |
|---|---|
| クエスチョン・バンク看護 2027 | 本試験形式で出題傾向を徹底分析。過去問を中心に効率よく実践力を鍛えられます。 |
| クエスチョン・バンクSelect必修 2027 | 必修問題を網羅。やさしい解説と豊富なイラストで初学者にもわかりやすい一冊です。 |
| レビューブック看護 2027 | 看護学生の“要点整理バイブル”。国試直前の総まとめにも最適です。 |

コメント