手足口病の多くは数日で軽快しますが、まれに髄膜炎や脳炎などを伴うことがあります。「よくある夏の感染症」と決めつけず、普段と異なる神経症状や呼吸状態の変化を確認します。
Q. 手足口病と診断された子どもの経過で、最も緊急度が高い所見はどれでしょう?
A:手掌と足底に小さな水疱が増えている
B:繰り返し嘔吐し、呼びかけへの反応が鈍く、歩くとふらつく
C:解熱後しばらくして、爪の一部が浮いてきた
D:発症3日目にも臀部の発疹が残っている
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正解:B:繰り返し嘔吐し、呼びかけへの反応が鈍く、歩くとふらつく
選択肢の解説
A:手掌と足底に小さな水疱が増えている
手足の水疱は手足口病でみられる典型的な症状です。発疹の広がりとともに、全身状態や飲水状況を観察します。
B:繰り返し嘔吐し、呼びかけへの反応が鈍く、歩くとふらつく
繰り返す嘔吐、強い頭痛、傾眠、意識状態の変化、ふらつき、けいれん、不随意運動などは、中枢神経系の合併症を疑う所見です。直ちに医師へ報告し、緊急評価につなげます。
C:解熱後しばらくして、爪の一部が浮いてきた
原因ウイルスの型によっては、回復後に爪が浮いたり剥がれたりすることがあります。通常は新しい爪が伸びますが、痛み、発赤、腫脹などがあれば受診を勧めます。
D:発症3日目にも臀部の発疹が残っている
臀部にも発疹がみられることがあります。発症3日目に残っていることだけで、重症化を示すとは限りません。
看護の落とし穴:発疹が典型的であることに安心し、意識状態や歩行、呼吸状態を確認しないと、まれな合併症を見逃します。呼吸が速い、息苦しそう、四肢に力が入らない、けいれんがある場合も緊急性が高い所見です。
◆ あひるのひとこと
発疹より緊急度が高いのは、意識・動き・呼吸の変化。
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