まずはYouTubeの聞き流し動画はこちら:【2026年最新版】呼吸器が苦手な人はまずここから|看護師国家試験 必修25問・一問一答
このページは、YouTubeで「聞き流し学習」をした翌日の夜に、復習として“読みで整理”できるように作った深掘り記事です。
- 聞き学習が苦手な人
- 読んで理解を整理したい人
- 頻出ポイントを“選べる知識”に変えたい人
問題文もすべて掲載しています。まずは答えを見ずに解いてから、各問の「解答・解説を見る」を開いて答え合わせしてください。
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※この記事の問題は国家試験の傾向を参考にしたオリジナル問題です。内容の正確性には配慮していますが、学習は教科書・過去問集と併用してください。
第1問
肺胞の主な役割として最も適切なのはどれか
A ガス交換を行う
B 空気を加温する
C 声を共鳴させる
D 異物をろ過する
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正解:A
肺胞は血液との間で酸素と二酸化炭素のガス交換を行う場所です。空気の加温や異物のろ過は主に上気道で行われ、声の共鳴は咽頭や副鼻腔などの役割です。
深掘り:呼吸器は「どこで何をしているか」が頻出です。肺胞=ガス交換、上気道=加温・加湿・ろ過、ここを迷わないのが土台になります。
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第2問
健常成人が安静時に大きな異常なく保つSpO2の目安として適切なのはどれか
A 85〜89%
B 96〜99%
C 90〜93%
D 100%のみ
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正解:B
健常成人が安静時に保つSpO2はおおむね96〜99%程度とされています。90〜93%は低酸素血症の可能性があり、85〜89%はより低値で注意が必要です。100%のみが正常というわけではありません。
深掘り:国試は「正常の目安」を聞きつつ、“100%じゃないとダメ”という誤解をひっかけにします。数字だけでなく、呼吸困難やチアノーゼなどの所見も合わせて判断するのが基本です。
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第3問
一般に呼吸不全と定義される動脈血酸素分圧PaO2の基準として正しいのはどれか
A 80Torr未満
B 70Torr未満
C 65Torr未満
D 60Torr未満
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正解:D
一般にPaO2が60Torr未満になると呼吸不全と定義され、組織への酸素供給が不十分になります。70Torrや65Torr未満ではまだ呼吸不全とまでは言わないことが多いです。
深掘り:ここは暗記が強いです。PaO2 60Torrは必修レベルで頻出。SpO2の話と混ぜて出されることもあるので、「PaO2(血ガス)とSpO2(飽和度)は別」も押さえましょう。
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第4問
高濃度の酸素投与により二酸化炭素ナルコーシスを起こしやすい疾患として正しいのはどれか
A 肺結核後遺症
B 気胸
C 肺炎
D 慢性閉塞性肺疾患
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正解:D
慢性閉塞性肺疾患では高二酸化炭素血症を慢性的に伴うことがあり、高濃度酸素投与で呼吸driveが低下し二酸化炭素ナルコーシスを起こすことがあります。肺炎や気胸でも酸素は必要ですが、この機序はCOPDで問題になります。
深掘り:国試は「酸素=入れればいい」ではない例としてCOPDを出しがちです。ポイントは“高濃度を漫然と”が危険ということ。必要な酸素は投与しつつ、評価(意識、血ガス等)とセットで考えます。
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第5問
ぜん鳴と表現される笛のような呼吸音が聴取される病態として適切なのはどれか
A 気胸による肺虚脱
B 気道狭窄を伴う喘息発作
C 肺胞内の水分貯留
D 胸水貯留による圧迫
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正解:B
気道狭窄を伴う喘息発作では、狭くなった気道を空気が通過するために笛のような高調な音、ぜん鳴が聴取されます。気胸や胸水では呼吸音の減弱が主体で、肺胞内水分貯留では捻髪音が聴取されやすいです。
深掘り:ぜん鳴=気道が狭い、捻髪音=肺胞に水分、この2つは音の問題の鉄板ペアです。気胸・胸水は“音が減る”方向で整理すると迷いにくいです。
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第6問
呼吸困難が強い患者で呼吸を楽にする目的で勧められる体位として最も適切なのはどれか
A 仰臥位
B ファウラー位
C トレンデレンブルグ位
D 側臥位
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正解:B
ファウラー位のように上半身を挙上する体位は、横隔膜の動きを助け、胸腔内容を下方に移動させることで呼吸を楽にします。仰臥位やトレンデレンブルグ位は呼吸困難を悪化させることがあります。
深掘り:国試は「呼吸苦=上半身を起こす」を素直に問うことが多いです。トレンデレンブルグ位は呼吸には不利になりやすく、ひっかけとして出やすいです。
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第7問
開腹術後の無気肺を予防するセルフケアとして適切なのはどれか
A 安静を保ち深呼吸を控える
B 水分摂取を制限する
C 腹帯を外して臥位を保つ
D スパイロメーターで深呼吸練習を行う
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正解:D
術後の無気肺予防には、スパイロメーターなどを用いた深呼吸練習が有効です。安静を保って深呼吸を控えると換気が低下し、無気肺のリスクが高まります。
深掘り:術後は痛みで呼吸が浅くなりやすく、それが無気肺につながります。国試は「深呼吸・排痰」を正解にしやすいので、“控える”は基本不適切になりがちです。
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第8問
誤嚥性肺炎の予防として食事前に行うケアで最も適切なのはどれか
A 利尿薬を内服させる
B 痰の量を増やす
C 口腔内を清潔にする
D 水分摂取を控える
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正解:C
誤嚥性肺炎は口腔内の細菌を含む分泌物が誤嚥されることで起こります。食事前に口腔内を清潔にすることで誤嚥される菌量を減らすことができます。
深掘り:誤嚥性肺炎は「誤嚥+菌量」がセットです。嚥下が弱い人ほど、口腔ケア=肺炎予防が国試の定番になります。
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第9問
COPD患者の呼吸パターンの特徴として適切なのはどれか
A 速く浅い胸式呼吸
B ゆっくりとした腹式呼吸
C 口すぼめ呼吸を伴う呼気延長
D 不規則な周期性呼吸
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正解:C
COPDでは呼気がうまく吐き出せず、呼気延長や口すぼめ呼吸が特徴的です。速く浅い胸式呼吸や不規則な周期性呼吸は他の病態でみられます。
深掘り:COPDは「吐けない」が本質です。だから呼気を長くして気道虚脱を防ぐイメージ。口すぼめ呼吸は“覚える価値の高いキーワード”です。
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第10問
安静時の健常成人の一回換気量のおおよその目安として適切なのはどれか
A 約50mL
B 約150mL
C 約500mL
D 約1500mL
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正解:C
安静時の健常成人の一回換気量はおよそ500mLとされています。150mLは解剖学的死腔の目安であり、1500mLは過大な換気量です。
深掘り:数字問題は頻度は高くないですが、出ると取れる問題です。セットで覚えるなら一回換気量500mL/死腔150mLが便利です。
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第11問
捻髪音Fine cracklesが聴取されるのはどのような状態か
A 気道内に粘稠な痰がたまった状態
B 肺胞内に少量の水分がたまった状態
C 胸膜腔に空気がたまった状態
D 気道が急激に閉塞した状態
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正解:B
Fine cracklesは肺胞内や細気管支に少量の水分がたまり、吸気時にそれが開くことで生じる捻髪音です。粘稠な痰が多い場合は粗い副雑音が聴取されやすく、胸膜腔の空気や急激な閉塞とは機序が異なります。
深掘り:ここは第5問との対比が重要です。ぜん鳴=気道狭窄、捻髪音=肺胞(末梢)+水分。音を“場所”で覚えると強いです。
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第12問
緊張性気胸でみられやすい所見として適切なのはどれか
A 患側の呼吸音の増強
B 両側の呼吸音の対称性増加
C 縦隔偏位と血圧低下
D 著明な徐脈と高血圧
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正解:C
緊張性気胸では胸腔内圧が上昇し、縦隔偏位や静脈還流低下による血圧低下がみられ、生命に危険な状態です。患側の呼吸音はむしろ減弱または消失します。
深掘り:緊張性気胸は“ただの気胸”ではなく、循環を潰す病態です。国試は血圧低下(ショック)方向の所見を選ばせにきます。
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第13問
喀痰喀出を促すための看護として最も適切なのはどれか
A 水分摂取を制限する
B ベッド上での安静を保つ
C 十分な水分摂取と体位ドレナージを行う
D 鎮咳薬を常時内服させる
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正解:C
喀痰喀出を促すには、十分な水分摂取で痰を軟らかくし、体位ドレナージなどで自然排出を助けることが有効です。水分制限や安静のみでは痰が排出されにくくなります。
深掘り:国試は「痰が切れない→水分+排痰介助」を押さえさせます。鎮咳薬は状況により必要ですが、常時で“咳を止める”は排痰の観点で不適切になりやすいです。
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第14問
吸入ステロイド薬の副作用予防として指導すべき内容として適切なのはどれか
A 使用後は安静にして寝る
B 使用後は冷水でうがいをする
C 使用前に甘い飲み物を摂る
D 使用前に大量の水分を摂る
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正解:B
吸入ステロイド薬は口腔内カンジダ症などの副作用を起こすことがあるため、使用後はうがいをするよう指導します。
深掘り:薬剤問題は「副作用+予防行動」がセットで出ます。吸入ステロイドは“うがい”が最重要ワードです。
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第15問
夜間の発作性呼吸困難を繰り返す心不全患者への環境調整として適切なのはどれか
A 枕を高くして上半身を挙上する
B 枕を外して平臥位にする
C 水分を多く摂るよう勧める
D 就寝前に大量の食事を勧める
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正解:A
夜間の発作性呼吸困難では、上半身を挙上することで静脈還流を減らし、肺うっ血を軽減できます。平臥位や就寝前の大量飲食は症状を悪化させる可能性があります。
深掘り:呼吸器セットでも、循環(心不全)が混ざるのは国試あるあるです。呼吸苦=上半身挙上は超頻出なので、領域をまたいでも迷わないように。
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第16問
パルスオキシメーターでSpO2を測定する際の留意点として最も適切なのはどれか
A マニキュアの有無は測定値に影響しない
B 冷感の強い指先は測定値に影響する
C 体動は測定値に影響しない
D 強い外光は測定値と無関係である
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正解:B
冷感が強いと末梢循環が低下し、測定が不安定になりやすいです。マニキュア、体動、強い外光も測定誤差の原因になり得るため、数字だけでなく状態と合わせて評価します。
深掘り:国試は「SpO2が低い=低酸素」と短絡させない問題を出します。冷たい指、体動、マニキュアは“測定エラーの三種の神器”として押さえると強いです。
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第17問
低酸素血症が進行した場合にみられやすい所見として最も適切なのはどれか
A 顔面紅潮と多弁
B 傾眠傾向と意識レベル低下
C 尿量増加と血圧上昇
D 皮膚温上昇と発汗増加
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正解:B
低酸素が進むと中枢神経への酸素供給が低下し、傾眠や意識レベル低下がみられます。紅潮や多弁は典型ではありません。
深掘り:低酸素は“脳が弱い”です。呼吸器は数字(SpO2)だけでなく、意識・呼吸数・チアノーゼなどの変化をセットで見るのが国試の狙いです。
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第18問
酸素療法中の患者で火気厳禁とする主な理由として適切なのはどれか
A 酸素は可燃性で自ら燃えるため
B 酸素は支燃性で燃焼を促進するため
C 酸素は燃焼を抑制するため
D 酸素は温度を低下させるため
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正解:B
酸素は自分が燃えるわけではありませんが、支燃性があり燃焼を強めます。火気使用は重大事故につながるため厳禁です。
深掘り:ここは言葉の違いが頻出です。酸素=支燃性、可燃性ではありません。用語問題として落としたくない一問です。
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第19問
在宅で在宅酸素療法HOTを行っている患者への指導として適切なのはどれか
A コンロの近くでカニューラを外す
B 鼻カニューラはたばこ着火時のみ外す
C 加湿瓶の水は指示に従い清潔に管理する
D 外出時は酸素ボンベの固定は不要とする
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正解:C
加湿瓶の水は感染予防の観点から清潔管理が重要です。喫煙や火気は極めて危険で、酸素ボンベは転倒防止のため固定が基本です。
深掘り:在宅指導は「安全(火気)」「感染(清潔)」「転倒・転落(固定)」が軸です。喫煙は“着火時だけ外す”でも危険と判断されやすいです。
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第20問
肺炎が改善傾向にあると判断できる所見として最も適切なのはどれか
A 発熱の持続とSpO2低下
B 痰量増加と呼吸数増加
C 食欲回復とCRP低下
D 呼吸困難増強とチアノーゼ出現
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正解:C
改善は「全身状態が戻る」+「炎症反応が下がる」がセットです。SpO2低下、呼吸数増加、チアノーゼは悪化所見です。
深掘り:国試は“改善のサイン”を選ばせます。症状(食欲・活動性)+検査(CRPなど)が同じ方向に動く選択肢が正解になりやすいです。
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第21問
慢性呼吸不全患者の在宅指導として適切なのはどれか
A 急な運動を繰り返して筋力をつける
B 呼吸困難時は口すぼめ呼吸を行う
C 息苦しさがあっても我慢して会話を続ける
D 痰がからんでも咳を控える
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正解:B
口すぼめ呼吸は呼気を長くし、呼吸困難を軽減するのに有効です。我慢して会話を続けたり、咳を控えたりすると換気や排痰が悪化します。
深掘り:在宅のセルフケアは「呼吸を楽にする方法」を選ばせます。口すぼめ呼吸は第9問ともつながるので、ここで確実に固めたいです。
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第22問
喫煙が呼吸器に与える影響として最も適切なのはどれか
A 線毛運動を亢進させ痰を排出しやすくする
B 肺胞の弾性を高め換気効率を上げる
C 慢性気管支炎や肺気腫のリスクを高める
D 気道感染症のリスクを低下させる
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正解:C
喫煙は線毛運動を障害し、慢性気管支炎や肺気腫などCOPDのリスクを上げます。感染症リスクも増加します。
深掘り:国試は「喫煙=悪化方向」を素直に問います。線毛運動が落ちる→痰が出にくい→感染・慢性炎症、の流れを押さえると選びやすいです。
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第23問
体位ドレナージの目的として最も適切なのはどれか
A 肺胞の換気量を減少させる
B 胸水量を増加させる
C 喀痰排出を促進する
D 呼吸回数を減少させる
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正解:C
体位ドレナージは重力を利用して喀痰を移動させ、排出を促すケアです。換気量を減らすことが目的ではありません。
深掘り:体位ドレナージは“排痰”のための手段です。第13問とセットで、「水分で痰をゆるめる」+「体位で出す」と整理すると強いです。
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第24問
嚥下機能が低下した高齢者の肺炎予防として適切なのはどれか
A 就寝直前の大量飲水を勧める
B 食事中は会話を控えゆっくり嚥下する
C 頭部を後屈させて飲み込みやすくする
D 食後すぐに臥位で休むよう勧める
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正解:B
会話や急ぎ食べは誤嚥の原因になりやすいので、ゆっくり嚥下が基本です。頭部後屈や食後すぐの臥位は誤嚥リスクを上げます。
深掘り:誤嚥予防は「姿勢」「ペース」「食後の体位」がポイントです。国試は“飲み込みやすそうに見える後屈”をひっかけにしやすいので注意です。
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第25問
酸素マスクから鼻カニューラに変更することが検討される場面として最も適切なのはどれか
A 高濃度酸素が長期に必要なとき
B 短時間だけ集中治療を行うとき
C 比較的低流量酸素で安定し会話や食事をしやすくしたいとき
D 強制換気が必要なとき
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正解:C
酸素マスクは比較的高濃度が必要なときに用い、低流量で安定したら生活動作に向く鼻カニューラへ変更を検討します。強制換気が必要な場合は別の呼吸管理が必要です。
深掘り:ここは「酸素の必要量」と「生活のしやすさ」のバランスです。安定しているなら、会話・食事がしやすい方法へ、という考え方が国試の正解になりやすいです。
答えだけ一覧(2周目用)
第1問A/第2問B/第3問D/第4問D/第5問B/第6問B/第7問D/第8問C/第9問C/第10問C/第11問B/第12問C/第13問C/第14問B/第15問A/第16問B/第17問B/第18問B/第19問C/第20問C/第21問B/第22問C/第23問C/第24問B/第25問C
まとめ
お疲れさまでした。呼吸器は、酸素化(SpO2・PaO2)、呼吸音(ぜん鳴・捻髪音)、排痰(体位ドレナージ・水分)、在宅指導(HOT・火気厳禁)が頻出です。
聞き流しで一度触れた内容を、読みで整理すると定着が一気に上がります。次は「なぜそれが正解か」を、自分の言葉で説明できるところまで仕上げていきましょう。
おわり。

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