【復習用】消化器の必修25問|YouTube翌日 深掘り解説(問題つき)

まずはYouTubeの聞き流し動画はこちら:【2026年最新版】消化器が苦手な人はまずここから|看護師国家試験 必修25問・一問一答

今回は、看護師国家試験の消化器分野から、必修レベルの知識問題を25問用意しました。上部消化管出血、肝障害、膵炎、消化性潰瘍、栄養管理など、落としたくない基本ポイントを中心に確認していきます。

このページは、YouTubeで「聞き流し学習」をした翌日の夜に、復習として“読みで整理”できるように作った深掘り記事です。

  • 聞き学習が苦手な人
  • 読んで理解を整理したい人
  • 症状・検査・指導をセットで覚えたい人

問題文もすべて掲載しています。まずは答えを見ずに解いてから、各問の「解答・解説を見る」を開いて答え合わせしてください。


このページの使い方(おすすめ)

  1. 問題を読む(先に自分で答えを決める)
  2. 答え合わせは、各問の下の「解答・解説を見る」を開く
  3. 最後に答えだけ一覧で2周目チェック

※この記事の問題は国家試験の傾向を参考にしたオリジナル問題です。内容の正確性には配慮していますが、学習は教科書・過去問集と併用してください。


第1問

上部消化管出血を疑うときにみられやすい便の性状はどれか
A 赤色ゼリー状便
B 黒色タール便
C 白色便
D 粘液便

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正解:B

上部消化管出血では、血液が消化管内を通過する間に分解されて黒色タール便となりやすいです。赤色ゼリー状便は下部消化管出血でみられやすく、白色便は胆道閉塞などで胆汁が欠乏したときにみられます。

深掘り:便性状は「どこから出血しているか」を推測する典型問題です。上部=タール便下部=鮮血や赤色便をまず固定し、黒い=上部と短絡しすぎないように“鉄剤”など別要因もある点は臨床では意識します。

第2問

黄疸で黄染が最も早く現れやすい部位はどれか
A 体幹の皮膚
B 四肢の皮膚
C 毛髪
D 眼球結膜

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正解:D

黄疸は血中ビリルビンが増加した状態で、まず眼球結膜に黄染が現れやすいです。皮膚の黄染はある程度進行してからみられることが多いです。

深掘り:国試は「早期サイン」を押さえさせます。皮膚より眼球結膜のほうが変化に気づきやすい、という順番が大事です。

第3問

肝硬変で低アルブミン血症が進行したときにみられやすい症状はどれか
A 浮腫
B 多尿
C 高血圧
D 体温上昇

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正解:A

アルブミンは血漿膠質浸透圧を保つ働きがあり、低アルブミン血症では浮腫や腹水が生じやすくなります。多尿や高血圧は低アルブミン血症の直接の特徴ではありません。

深掘り:覚え方は「アルブミンが下がると、血管の中に水を引きとめられない」です。浮腫・腹水がセットで出ます。

第4問

急性膵炎で特徴的な血液検査所見はどれか
A AST上昇
B 貧血
C 血清アミラーゼ上昇
D 低血糖

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正解:C

急性膵炎では膵酵素が血中に逸脱するため、血清アミラーゼやリパーゼの上昇が特徴的です。AST上昇は肝障害でみられることが多く、貧血や低血糖は急性膵炎に特異的な所見ではありません。

深掘り:国試は“代表的な検査”を狙います。膵炎=アミラーゼ(+リパーゼ)を軸に押さえ、AST/ALTは肝、という切り分けができると安定します。

第5問

胃潰瘍の心窩部痛の特徴として適切なのはどれか
A 空腹時に増悪し夜間痛が多い
B 食事とは無関係に突然出現する
C 朝のみ一時的に出現する
D 食後に増悪しやや遷延する

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正解:D

胃潰瘍では食事により胃酸分泌が増えるため、食後に心窩部痛が増悪しやすいとされています。一方、十二指腸潰瘍は空腹時や夜間に痛みが出やすいことが特徴です。

深掘り:ここは頻出の対比です。胃潰瘍=食後痛十二指腸潰瘍=空腹時・夜間痛。この“タイミング”の違いで選ばせるのが国試です。

第6問

胆石症で典型的にみられる疼痛部位はどれか
A 左季肋部
B 右季肋部
C 下腹部正中
D 仙骨部

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正解:B

胆石症では胆嚢や胆道の疝痛発作により、右季肋部から背部にかけての強い痛みが生じます。左季肋部は脾臓や胃などの病変で痛みが出やすい部位です。

深掘り:胆道系は「右上腹部」が基本です。右季肋部+背部放散は“胆石っぽい”セットとして覚えておくと強いです。

第7問

消化性潰瘍患者に禁煙を勧める理由として適切なのはどれか
A 血圧上昇を防ぐため
B 貧血を改善するため
C 胃酸分泌増加と粘膜血流低下を防ぐため
D 食欲を増進させるため

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正解:C

喫煙は胃酸分泌を増加させ、胃粘膜の血流を低下させることで潰瘍の発生や治癒遅延の原因となります。貧血改善や食欲増進を目的として禁煙を勧めるわけではありません。

深掘り:国試は“禁煙の理由”を生理で問います。酸が増える+粘膜が守れない方向に働くので潰瘍に不利、がポイントです。

第8問

下痢が続く患者の脱水の有無を確認するために、まず観察する所見として適切なのはどれか
A 口腔内の乾燥
B 耳鳴りの有無
C 皮疹の有無
D 視力低下

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正解:A

脱水では口腔内粘膜の乾燥や皮膚ツルゴール低下などが早期からみられます。耳鳴りや視力低下は脱水の特異的な所見ではありません。

深掘り:必修は「まず見る」が問われます。脱水は粘膜乾燥が取りやすく、次に尿量・脈拍・血圧などで全体像を確認します。

第9問

嚥下機能は保たれているが一度に多く食べられない高齢者の栄養補給方法として適切なのはどれか
A 一日一回の高カロリー点滴を行う
B 一日一回だけまとめて食事を摂る
C 一時的に経鼻胃管栄養に切り替える
D 少量ずつ回数を増やし経口栄養補助食品も活用する

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正解:D

嚥下が可能であれば経口摂取を基本とし、少量頻回とすることで負担を減らしながら総摂取量を確保します。点滴や経鼻胃管は経口摂取が困難な場合に検討されます。

深掘り:国試の基本は「できる限り経口」です。嚥下OK→少量頻回+補助食品は、栄養管理の王道パターンです。

第10問

大腸がんの好発部位として最も頻度が高いのはどれか
A 横行結腸
B 上行結腸
C S状結腸から直腸
D 回腸末端

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正解:C

大腸がんはS状結腸から直腸にかけて好発し、便通異常や血便の原因となります。上行結腸や横行結腸にも発生しますが、頻度は比較的少ないです。

深掘り:「便通異常」「血便」を見たら大腸、の流れで出題されます。部位はS状結腸〜直腸がまず優先で押さえたいところです。

第11問

肝性脳症の管理で一時的に制限を考慮する栄養素はどれか
A 脂質
B たんぱく質
C ビタミン
D 食物繊維

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正解:B

肝性脳症ではアンモニア産生を抑えるため、一時的にたんぱく質摂取量を調整することがあります。その後は栄養状態を維持しながら、適切な範囲でたんぱく質を確保することが重要です。

深掘り:国試のポイントは「制限=ずっと」ではないことです。脳症が落ち着いたら、栄養低下を避けるために必要量を確保する方向に戻します。

第12問

逆流性食道炎の症状を悪化させやすい行動はどれか
A 食後すぐに臥位になる
B 上半身を挙上して休む
C 左側臥位で休む
D 座位でしばらく過ごす

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正解:A

食後すぐに横になると胃内容物が食道に逆流しやすくなり、逆流性食道炎の症状を悪化させます。上半身を挙上する体位や座位は逆流を減らすのに有効です。

深掘り:逆流性食道炎は「重力に逆らう姿勢」が不利です。食後すぐ臥位は典型的な悪化因子として頻出です。

第13問

クローン病の特徴として適切なのはどれか
A 直腸に限局する病変である
B 粘膜層のみが障害される
C 全消化管に非連続性に炎症がみられる
D 外科手術で完全に根治する

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正解:C

クローン病は口腔から肛門までの全消化管に飛び飛びの炎症がみられ、病変が全層性であることが特徴です。潰瘍性大腸炎は大腸に連続性の粘膜病変がみられる点が異なります。

深掘り:炎症性腸疾患は「クローン=非連続・全層・全消化管」「潰瘍性大腸炎=連続・粘膜・大腸」が定番の整理です。国試はこの対比で選ばせます。

第14問

腹膜刺激症状の所見として適切なのはどれか
A 腹部膨隆のみがみられる
B 食欲亢進がみられる
C 下痢のみがみられる
D 反跳痛と筋性防御がみられる

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正解:D

腹膜刺激症状では、腹部を押して急に離したときの反跳痛や、腹筋が板のように硬くなる筋性防御が特徴的です。腹部膨隆や下痢は腹膜炎に特異的な所見ではありません。

深掘り:必修は「言葉で取る」問題が多いです。腹膜刺激=反跳痛、筋性防御=板状硬のイメージをセットで。

第15問

多量の吐血が疑われる患者の安全確保のために優先する体位はどれか
A 側臥位
B トレンデレンブルグ位
C 仰臥位
D 腹臥位

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正解:A

吐血時は血液が気道に流入しないようにすることが重要で、側臥位とすることで誤嚥を予防します。頭部を低くする体位や仰臥位は誤嚥リスクを高めるおそれがあります。

深掘り:吐血・嘔吐は「まず誤嚥予防」です。国試は体位で取らせます。側臥位は“迷ったら安全側”として覚えておくと強いです。

第16問

下部消化管内視鏡検査前の前処置について適切なのはどれか
A 前日は通常食でよい
B 医師の指示に従い下剤と前処置液で腸管を空にする
C 検査直前に多量の水分のみを摂取する
D 前夜から絶飲食のみでよい

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正解:B

大腸内視鏡検査では腸管内をきれいにすることが重要であり、指示された下剤や前処置液の内服が必要です。絶飲食だけでは十分な前処置とはなりません。

深掘り:「見たい場所を見える状態にする」が検査前処置の本質です。国試は絶食だけでは不十分をひっかけにしやすいです。

第17問

胃切除後のダンピング症候群予防として適切な食事指導はどれか
A 食事中に多量の水分を一緒に摂る
B 一日二回の大きな食事にする
C 少量ずつゆっくりと頻回に食べる
D 高糖質の食事を一度に摂る

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正解:C

ダンピング症候群は急速な胃内容の移動で起こるため、少量頻回でゆっくり食べることで症状の予防が期待できます。高糖質食や多量の水分を一度に摂ることは症状を悪化させます。

深掘り:ダンピングは「急に流れ込む」のが問題です。だから少量頻回ゆっくりが正解にされやすいです。高糖質や“まとめ食い”は悪化方向で覚えましょう。

第18問

肝臓の働きとして適切なのはどれか
A アンモニアを解毒し尿素を産生する
B インスリンを分泌する
C 胃酸を分泌する
D 胆汁を貯蔵する

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正解:A

肝臓はタンパク質代謝の過程で生じたアンモニアを尿素に変えて解毒する重要な役割を持ちます。インスリン分泌は膵臓、胆汁の貯蔵は胆嚢の働きです。

深掘り:臓器の“担当”を入れ替えるひっかけが定番です。肝=解毒膵=インスリン胆嚢=貯蔵の割り振りを固定しましょう。

第19問

急性虫垂炎で典型的な圧痛部位はどれか
A 右季肋部
B 心窩部
C 左下腹部
D 右下腹部

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正解:D

急性虫垂炎では、発症初期には心窩部痛として始まり、その後右下腹部に痛みが移動し限局していくことが典型的です。右下腹部、特にマックバーネー点付近に圧痛がみられます。

深掘り:虫垂炎は“痛みの移動”がポイントです。最初は心窩部→右下腹部へ、という流れを覚えておくと状況設定でも崩れません。

第20問

上部消化管内視鏡検査後に最も注意して観察すべき症状はどれか
A 軽い咽頭違和感
B 胸痛や呼吸困難の出現
C 一時的なゲップ感
D 一過性の嗄声

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正解:B

検査後に胸痛や呼吸困難が出現した場合、穿孔など重篤な合併症の可能性があり早急な対応が必要です。軽い咽頭違和感やゲップ感は一過性にみられることがあります。

深掘り:国試は「よくある軽い症状」と「危険サイン」を分けさせます。検査後の胸痛・呼吸困難は“重篤合併症を疑うサイン”として優先度が高いです。

第21問

慢性便秘患者への生活指導として最も適切なのはどれか
A 排便したくなっても我慢してよい
B 食物繊維は控えめにする
C 十分な水分摂取と適度な運動を勧める
D 下剤を毎日自己判断で増量する

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正解:C

慢性便秘の改善には水分摂取や食物繊維の摂取、適度な運動など生活習慣の見直しが重要です。排便を我慢したり、自己判断で下剤を増量したりすることは便秘を悪化させるおそれがあります。

深掘り:便秘指導は「生活で整える」が基本です。国試は我慢自己判断で増量を不適切にしがちなので、そこを確実に外しましょう。

第22問

脂肪吸収障害があるときにみられやすい便の性状はどれか
A 黒色タール便
B 赤色ゼリー状便
C 硬い兎糞状便
D 白色で脂っぽく悪臭の強い便

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正解:D

脂肪吸収障害では脂肪が便中に多く含まれるため、白色で脂っぽく悪臭の強い脂肪便がみられます。黒色タール便や赤色ゼリー状便は出血を反映した便の性状です。

深掘り:“脂”の異常は便にも出ます。脂肪便=油っぽい・悪臭・淡色の3点セットをイメージすると選びやすいです。

第23問

食道がんの危険因子として適切なのはどれか
A 牛乳の多量摂取
B 喫煙と大量飲酒
C 高カルシウム食
D 多量の水分摂取

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正解:B

食道がんは喫煙と大量飲酒が代表的な危険因子とされています。牛乳や水分摂取が直接的な危険因子となるわけではありません。

深掘り:がんリスクは生活習慣が問われやすいです。食道がんは特に喫煙+大量飲酒がセットで頻出です。

第24問

胃がんの広範囲切除後に注意すべき栄養障害として適切なのはどれか
A ビタミンB12欠乏
B ビタミンK欠乏
C 高カルシウム血症
D 高ナトリウム血症

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正解:A

胃の広範囲切除では内因子分泌が低下し、ビタミンB12の吸収障害による巨赤芽球性貧血に注意が必要です。他の電解質異常は別の要因で起こることが多いです。

深掘り:ここは「胃=内因子=B12吸収」という連鎖で取る問題です。術後の栄養障害は暗記で取れるので、必修で落としたくないところです。

第25問

腹水貯留の有無を評価するための身体所見として適切なのはどれか
A 顔面の蒼白
B 下腿の冷感
C 皮膚そう痒
D 腹部波動の触知

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正解:D

腹水が多く貯留すると、腹部を軽く叩いたときに水の波のような振動が伝わる腹部波動が触知されます。顔面の蒼白や皮膚そう痒は腹水の有無を評価する所見としては直接的ではありません。

深掘り:腹水は「見た目(腹部膨満)」だけでなく、身体所見で評価します。国試は腹部波動や濁音界など“それっぽい所見”を選ばせます。


答えだけ一覧(2周目用)

第1問B/第2問D/第3問A/第4問C/第5問D/第6問B/第7問C/第8問A/第9問D/第10問C/第11問B/第12問A/第13問C/第14問D/第15問A/第16問B/第17問C/第18問A/第19問D/第20問B/第21問C/第22問D/第23問B/第24問A/第25問D


まとめ

お疲れさまでした。消化器分野は、上部消化管出血、肝障害、膵炎、便通異常、栄養管理など、臨床でも国試でも頻出のテーマです。

特にこの25問では、便性状(出血・脂肪便)肝(アルブミン・脳症)膵(アミラーゼ)検査後の危険サイン食事指導(ダンピング・逆流)をセットで押さえられるようにしています。

聞き流しで触れた内容を、読みで整理すると定着が一気に上がります。次は「なぜそれが正解か」を自分の言葉で説明できるところまで仕上げていきましょう。

おわり。

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