まずはYouTubeの聞き流し動画はこちら:【2026年最新版】母性が苦手な人はまずここから|看護師国家試験 必修25問・一問一答
今回は、看護師国家試験の母性看護分野から、必修レベルの知識問題を25問用意しました。妊娠中の生理的変化、妊婦健診、分娩、産褥、母乳栄養、新生児ケアなど、国試でも臨床でも押さえておきたい基本ポイントを中心に確認していきます。
このページは、YouTubeで学習した翌日の夜に、復習として“読みで整理”できるように作った深掘り記事です。まずは答えを見ずに解いてから、各問の「解答・解説を見る」を開いて答え合わせしてください。
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※この記事の問題は国家試験の傾向を参考にしたオリジナル問題です。内容の正確性には配慮していますが、学習は教科書・過去問集と併用してください。
第1問
正常分娩の分娩週数の範囲として最も適切なのはどれか
A 妊娠34週0日から36週6日
B 妊娠37週0日から41週6日
C 妊娠32週0日から35週6日
D 妊娠40週0日から44週6日
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正解:B
正常分娩は妊娠37週0日から41週6日までの間に起こる分娩を指します。これより早い分娩は早産、遅い分娩は過期産として扱われます。
深掘り:必修は「正期産の範囲」を確実に取る問題が多いです。まずは37週〜41週の軸を固定しておくと、他の用語も整理しやすくなります。
第2問
妊娠中期以降の正常妊婦の生理的変化として最も適切なのはどれか
A 循環血液量が減少する
B 血圧が著しく低下する
C 循環血液量と心拍出量が増加する
D ヘマトクリット値が上昇する
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正解:C
妊娠中期以降、循環血液量と心拍出量は増加し胎児への血流を確保します。ヘマトクリット値は血漿量の増加により相対的に低下しやすく、希釈性貧血がみられます。
深掘り:ここはセットで覚えると強いです。血液量↑でも血漿↑が優位なので、結果としてHtは下がりやすい、という流れです。
第3問
正常妊娠経過における妊婦健康診査の標準的な回数として適切なのはどれか
A 14回
B 4回
C 7回
D 20回
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正解:A
正常な妊娠経過では妊婦健康診査は合計14回を標準としています。妊娠週数に応じて受診間隔が短くなります。
深掘り:必修は「回数そのもの」を聞くより、健診で何を見るか(血圧、尿蛋白、体重、浮腫など)と絡めて問われやすいので、健診項目も一緒に整理しておくと安心です。
第4問
妊娠高血圧症候群の診断基準として最も適切なのはどれか
A 妊娠12週以前に収縮期血圧120以上と蛋白尿を認める
B 妊娠28週以降に収縮期血圧160以上と蛋白尿2プラスを認める
C 産後1週間以内に高血圧が出現する
D 妊娠20週以降に初めて収縮期血圧140以上または拡張期血圧90以上を認める
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正解:D
妊娠高血圧症候群は妊娠20週以降に初めて高血圧を認める状態です。産後に血圧が正常化していく経過をとることも特徴です。
深掘り:必修は「20週以降に初めて」がキーワードです。妊娠前から高血圧がある場合は別の分類になるため、いつから高血圧かを意識して読みましょう。
第5問
妊婦健康診査で子宮底長を測定する主な目的として最も適切なのはどれか
A 胎児心拍数の評価を行う
B 胎児の発育や羊水量のおおよその評価を行う
C 骨盤の大きさを評価する
D 子宮口開大度を評価する
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正解:B
子宮底長は妊娠週数に応じた子宮の大きさを反映し、胎児の発育や羊水量のおおよその評価に用いられます。子宮口開大度は内診など別の方法で評価します。
深掘り:子宮底長は「経過を見る」指標です。単回の値よりも、前回からの伸び方をセットで追うイメージで覚えると実践的です。
第6問
妊娠糖尿病の母体高血糖が胎児・新生児に与えやすい影響として最も適切なのはどれか
A 低出生体重児が増える
B 胎児発育遅延が増える
C 巨大児や肩甲難産のリスクが高まる
D 先天性風疹症候群が増える
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正解:C
母体の高血糖は胎児のインスリン分泌を促し脂肪蓄積が進むことで巨大児になりやすくなります。その結果、肩甲難産や分娩時外傷のリスクが高まります。
深掘り:「母体の糖が胎児へ→胎児インスリン↑→成長しやすい」という流れです。国試は巨大児と分娩合併症(肩甲難産など)をセットで問うことがあります。
第7問
妊娠初期にみられる切迫流産の症状として最も適切なのはどれか
A 無痛性の多量の羊水様液が流出する
B 突然の意識消失と全身けいれんがみられる
C 強い陣痛様腹痛と大量の性器出血がみられる
D 少量の性器出血と軽い下腹部痛がみられる
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正解:D
切迫流産では子宮口はまだ開いておらず、少量の性器出血と軽い下腹部痛がみられることが多いです。大量出血や激痛の場合は進行流産や子宮外妊娠などの鑑別が必要です。
深掘り:必修の軸は「少量出血+軽い痛み」です。重症感が強いときは、切迫流産以外も疑う、という視点を持っておくと選択肢に強くなります。
第8問
胎児心拍数の正常範囲として最も適切なのはどれか
A 1分間120から160回
B 1分間80から100回
C 1分間100から120回
D 1分間160から200回
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正解:A
胎児心拍数の正常範囲はおおむね1分間120から160回程度です。持続して少なかったり多かったりする場合は胎児機能不全の可能性を考えます。
深掘り:必修は「正常かどうか」を瞬時に判断させる形が多いです。迷ったら120〜160を基準にし、持続性の頻脈・徐脈は要注意と押さえましょう。
第9問
分娩第1期に該当するのはどの時期か
A 子宮口全開大から胎児娩出まで
B 規則的陣痛開始から子宮口全開大まで
C 胎児娩出から胎盤娩出まで
D 胎盤娩出後2時間まで
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正解:B
分娩第1期は規則的な陣痛の開始から子宮口全開大までの時期です。第2期は全開大から胎児娩出まで、第3期は胎盤娩出までです。
深掘り:ここは用語問題として確実に取りたいところです。「1期=開く」「2期=出る」「3期=胎盤」で整理すると忘れにくいです。
第10問
正常分娩後、初産婦の産褥1日目の子宮底部の位置として最も適切なのはどれか
A 恥骨結合上
B 臍より2横指上
C 臍の高さ
D 剣状突起の高さ
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正解:C
正常産褥では分娩後1日目の子宮底は臍の高さに触知されることが多いです。その後、日ごとに下降し、約2週間で骨盤内にもどります。
深掘り:必修は「産褥の正常経過」を押さえる問題が多いです。子宮底の高さは復古の進み具合を見る指標なので、悪露や出血量とセットで整理しておくと強いです。
第11問
正常産褥における悪露の性状変化として最も適切なのはどれか
A 常に黄白色で量は増えていく
B 初めから鮮紅色で性状は変化しない
C 常に悪臭を伴う
D 血性から褐色、黄白色へと変化し量が減少する
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正解:D
正常悪露は産褥直後は血性で、その後褐色、黄白色へと変化しながら量も徐々に減少します。悪臭を伴う持続する出血は感染や子宮復古不全を疑います。
深掘り:国試は「正常の変化」を問う形が多いです。逆にいつまでも鮮紅色や悪臭があれば、異常のサインとして覚えておきましょう。
第12問
乳汁射出反射に主に関与するホルモンとして最も適切なのはどれか
A オキシトシン
B プロラクチン
C エストロゲン
D プロゲステロン
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正解:A
オキシトシンは乳頭刺激などにより分泌され、乳汁を乳管から乳頭へ押し出す乳汁射出反射に関与します。プロラクチンは乳汁産生に関与します。
深掘り:必修は「射出=オキシトシン」「産生=プロラクチン」を入れ替えさせる引っかけが多いので、ここは固定でOKです。
第13問
母乳栄養の利点として最も適切なのはどれか
A 鉄含有量が人工乳より必ず多い
B 常に一定の濃度で調乳される
C 乳児の感染症予防に役立つ免疫物質を含む
D アレルギーを完全に予防できる
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正解:C
母乳には免疫グロブリンなどの免疫物質が含まれ、感染症予防に役立ちます。アレルギーを必ず防げるわけではありません。
深掘り:国試は「言い切り」を疑うのがコツです。必ずや完全にのような強い表現は不適切になりやすいので注意しましょう。
第14問
健常な正期産新生児の安静時呼吸数の目安として最も適切なのはどれか
A 1分間20回前後
B 1分間40から50回前後
C 1分間25回前後
D 1分間70から80回前後
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正解:B
健常な正期産新生児の安静時呼吸数は1分間40から50回程度です。速い呼吸や陥没呼吸がみられる場合は呼吸障害を疑います。
深掘り:新生児は成人より呼吸が速いのが正常です。必修は「新生児の正常値」をまとめて問うことがあるので、体温や脈拍とセットで整理すると効率が上がります。
第15問
健常な正期産新生児の腋窩体温の目安として最も適切なのはどれか
A 35.0から35.5
B 35.5から36.0
C 37.5から38.5
D 36.5から37.5
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正解:D
正期産新生児の腋窩体温はおおむね36.5から37.5の範囲にあります。低すぎたり高すぎたりする場合は低体温や感染などの可能性を考えます。
深掘り:新生児は体温調節が未熟なので、環境温の影響を受けやすいです。看護では保温と観察がセットになります。
第16問
正期産新生児の生理的黄疸について正しいのはどれか
A 生後2から3日頃に出現し1週間前後で消失する
B 生後数時間以内に出現し1か月以上続く
C 生後1日目にピークとなりすぐ消失する
D 生後3週間以降に初めて出現する
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正解:A
生理的黄疸は正期産では生後2から3日頃に出現し、数日でピークとなって1週間前後で自然に消失します。出現が早すぎる場合や長く続く場合は病的黄疸を疑います。
深掘り:必修は「いつ出るか」が鍵です。生後すぐの黄疸や長引く黄疸は、まず病的を疑うという視点を持っておきましょう。
第17問
アプガースコアの評価項目として含まれるものはどれか
A 血糖値
B 体温
C 心拍数
D 眼圧
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正解:C
アプガースコアは心拍数、呼吸、筋緊張、刺激に対する反応、皮膚色の5項目を評価します。血糖値や体温は別に評価される項目です。
深掘り:アプガーは「出生直後の状態評価」です。必修は細かい数よりも、まず評価項目を言えることが大切です。
第18問
出生直後にビタミンKを投与する主な目的として最も適切なのはどれか
A 新生児の低血糖を予防する
B 新生児ビタミンK欠乏性出血症を予防する
C 新生児の低体温を予防する
D 新生児黄疸を完全に防ぐ
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正解:B
ビタミンKは血液凝固因子の合成に必要で、欠乏すると重篤な出血を起こすことがあります。そのため新生児ビタミンK欠乏性出血症を予防する目的で投与します。
深掘り:「K=凝固」の連想でOKです。必修では「何を予防する薬か」を問う形が多いので、目的を短く言えるようにしておきましょう。
第19問
SIDS予防のため家庭での睡眠時体位として推奨されるのはどれか
A うつ伏せ位で寝かせる
B 常に側臥位で寝かせる
C 体位は関係なく自由でよいとする
D 仰臥位で寝かせる
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正解:D
SIDS予防の観点から、乳児の睡眠時体位は仰臥位が推奨されています。うつ伏せ位はリスクが高まるため避けます。
深掘り:家庭指導は必修の定番です。体位だけでなく、寝具環境や過度な保温を避けるなど、あわせて指導できると実践的です。
第20問
帝王切開後の産褥婦で深部静脈血栓症を予防するケアとして最も適切なのはどれか
A 下肢の他動運動や早期離床を促す
B ベッド上安静をできるだけ長く保つ
C 水分摂取を制限する
D 弾性ストッキングの使用を避ける
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正解:A
帝王切開後は静脈うっ滞などにより深部静脈血栓症のリスクが高くなります。早期離床や下肢運動、弾性ストッキングなどで血流を促進することが大切です。
深掘り:必修は「動かす」が基本です。安静にしすぎるほど血栓リスクは上がりやすいので、選択肢に「早期離床」があれば要チェックです。
第21問
妊婦へのインフルエンザワクチン接種について正しいのはどれか
A 妊娠中はどの時期も接種禁忌である
B 授乳中は接種を避ける
C 母体の重症化予防のため不活化ワクチンは妊娠中も接種できる
D 接種により必ず胎児奇形が増加する
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正解:C
インフルエンザ不活化ワクチンは母体の重症化を防ぐ目的で妊娠中でも接種可能とされています。妊娠そのものは不活化ワクチンの禁忌ではありません。
深掘り:ここも「言い切り」に注意です。必ずや禁忌の断定は誤りになりやすいので、落ち着いて読みましょう。
第22問
妊娠初期の危険徴候として受診を勧める症状として最も適切なのはどれか
A 少量の透明なおりもののみがみられる
B 少量の性器出血と下腹部痛が持続する
C 一時的な食欲増加のみがみられる
D 夜間の頻尿のみがみられる
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正解:B
妊娠初期の性器出血と下腹部痛の持続は流産の危険徴候であり、早めの受診が必要です。透明なおりものだけの増加は生理的変化としてみられることもあります。
深掘り:必修は「危険徴候」を拾えるかが勝負です。妊娠中の不安を減らすためにも、どの症状で受診が必要かは整理しておきましょう。
第23問
授乳中の母親への生活指導として最も適切なのはどれか
A 授乳直前の飲酒を勧める
B アルコールは母乳には移行しないと説明する
C 禁煙は不要であると説明する
D アルコールはできるだけ控え、飲む場合は授乳との間隔をあけるよう説明する
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正解:D
アルコールは母乳中に移行するため授乳中は基本的に控えることが望ましいです。飲酒する場合は少量にとどめ、飲酒から授乳まで一定時間をあけるよう指導します。
深掘り:生活指導は「ゼロか100か」ではなく、現実的な説明が大事です。国試では「移行しない」「不要」などの極端な表現が誤りになりやすいです。
第24問
産後うつ病が疑われる産褥婦の訴えとして最も典型的なのはどれか
A 不安や抑うつが続き育児に自信が持てない状態が数週間以上続く
B 急に涙もろくなるが数日で自然に消失する
C 産褥2日目だけ一時的に不眠になる
D 気分が高揚し活動的で眠気がなくなる
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正解:A
産後うつ病では抑うつ気分や意欲低下などが続き、育児に自信が持てない状態が数週間以上続くことがあります。日常生活に支障がある場合は専門医療につなげます。
深掘り:必修は期間がポイントです。数日で軽快する一過性の変化と、長く続く抑うつ状態を区別できるようにしましょう。
第25問
マタニティブルーズの特徴として最も適切なのはどれか
A 産後数か月たってから徐々に発症し長期間持続する
B 重いうつ状態が長期間続き必ず薬物治療が必要である
C 産後数日以内に一過性の情緒不安定がみられ多くは自然に軽快する
D 妊娠初期の悪心と嘔吐を指す
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正解:C
マタニティブルーズは産後数日頃から一過性に涙もろさや情緒不安定がみられ、多くは1から2週間以内に自然軽快します。長期に続く強い抑うつは産後うつ病を疑います。
深掘り:ここは「産後うつ病」との見分けで出題されやすいです。短期間で軽快がマタニティブルーズ、数週間以上続くなら産後うつ病を疑う、が軸です。
答えだけ一覧(2周目用)
第1問B/第2問C/第3問A/第4問D/第5問B/第6問C/第7問D/第8問A/第9問B/第10問C/第11問D/第12問A/第13問C/第14問B/第15問D/第16問A/第17問C/第18問B/第19問D/第20問A/第21問C/第22問B/第23問D/第24問A/第25問C
まとめ
お疲れさまでした。今回は、母性の必修ポイントを25問で確認しました。
特に、正常の範囲(分娩週数・胎児心拍・新生児の呼吸数と体温)、妊婦健診で見る指標(血圧・子宮底長)、産褥の経過(子宮復古・悪露)、授乳とホルモン、**メンタルの見分け(マタニティブルーズと産後うつ病)**は、セットで整理しておくと得点につながります。
最後にもう一度、答え一覧だけで2周目チェックして、迷った問題は解説を読み直しておきましょう。
おわり。

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