まずはYouTubeの聞き流し動画はこちら:【2026年最新版】循環器×呼吸器 本番形式10問|看護師国家試験 一問一答
今回は、循環器と呼吸器の本番形式の問題を10問用意しました。まずは答えを見ずに解いて、解説で判断の決め手を言葉にできる形に整理していきましょう。
このページは、YouTubeで学習した翌日の夜に、復習として“読みで整理”できるように作った深掘り記事です。まずは答えを見ずに解いてから、各問の「解答・解説を見る」を開いて答え合わせしていきましょう。
このページの使い方(おすすめ)
- 問題を読む(先に自分で答えを決めておきましょう)
- 答え合わせは、各問の下の「解答・解説を見る」を開いていきましょう
- 最後に答えだけ一覧で2周目チェックしていきましょう
※この記事の問題は国家試験の傾向を参考にしたオリジナル問題です。内容の正確性には配慮していますが、学習は教科書・過去問集と併用していきましょう。
第1問
外来で血圧220/120mmHg、強い頭痛と視界のかすみを訴える患者がいる。最も優先して行う対応はどれか。
- A 経口降圧薬を内服させ帰宅させる
- B 安静にして30分後に再測定する
- C 意識と神経症状を確認し緊急報告する
- D 水分摂取を促して様子を見る
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正解:C
高度高血圧に頭痛や視覚症状がそろう場合は、臓器障害を疑って緊急度が上がります。まず意識レベルや神経症状などの重症サインを確認し、速やかに報告して対応につなげていきましょう。
深掘り:国試では「血圧が高い」だけでなく、「症状がある=臓器障害の可能性」に気づけるかがポイントになりやすいです。頭痛・視覚症状は中枢神経の異常を示す手がかりになり得るため、最初に意識と神経所見を押さえておきましょう。様子見や経口対応で帰宅の流れに寄せると重症化を見逃しやすいので、まず重症サインの有無を確認して動けるようにしておきましょう。
第2問
抗不整脈薬、アミオダロン内服中の患者が「最近、階段で息切れが強くなり乾いた咳が続く」と話した。最も優先して対応するのはどれか。
- A 水分摂取を増やすよう勧める
- B 早めの受診を勧めて報告につなげる
- C 運動不足なので散歩を勧める
- D 市販の鎮咳薬を勧める
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正解:B
アミオダロンは肺障害など重篤な副作用が問題になることがあります。息切れと乾性咳嗽が新たに出た場合は、安全側に寄せて受診や評価につなげていきましょう。
深掘り:国試では「薬剤名→注意すべき副作用」を結び付けて判断する形が出やすいです。この設問のように、乾いた咳と息切れが“新しく出た”ことが重要な情報になります。風邪や体力低下として片付ける前に、まず報告して受診・評価につなげる流れを整理しておきましょう。
第3問
心不全患者に在宅での受診目安を説明する。最も適切なのはどれか。
- A 食欲が少し落ちたら受診する
- B 体重が2日で約2kg増えたら連絡する
- C 尿が1回でも減ったら救急要請する
- D 脈拍が10回増えたら必ず救急受診する
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正解:B
心不全では体液貯留の変化を早く捉えることが重要です。短期間の体重増加は増悪のサインになりやすく、早めの相談基準として使えます。
深掘り:在宅指導は「主観症状」だけでなく「客観的に追える指標」を示せるかがポイントになりやすいです。体重は毎日同じ条件で測定し、短期間で増えるときは体液貯留を疑って連絡する流れを押さえておきましょう。尿量や脈拍は日内変動もあるため、単回の軽い変化を一律に救急へ結び付けるより、体重の増え方で早めに相談する基準として整理しておきましょう。
第4問
動悸と息苦しさで救急外来を受診した。意識はあるが冷汗があり、顔面蒼白で会話は途切れがち。血圧78/48mmHg、脈拍160/分で不規則、SpO2 95%。モニターではRR間隔がばらばらでP波がはっきりしない。最も適切な初期対応はどれか。
- A 同期電気ショックを準備する
- B 迷走神経刺激を試みる
- C 経口の抗不整脈薬を内服させる
- D まず歩行して落ち着かせる
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正解:A
不規則頻脈に加えて血圧低下と冷汗があり、血行動態が不安定です。不安定な頻拍では、原因が何であっても電気的治療を優先し、同期電気ショックの準備につなげていきましょう。
深掘り:国試の不整脈は「波形名」よりも、「安定か不安定か」で初期対応を選ぶ形が基本になります。ここでは血圧低下、冷汗、会話が途切れがちという所見が“不安定”の根拠になります。迷走神経刺激や内服は安定時に検討されやすいので、まず同期電気ショックを準備する流れを押さえておきましょう。
第5問
降圧薬、カルシウム拮抗薬の内服開始後の生活指導で最も適切なのはどれか。
- A 立ちくらみがあれば急に中止する
- B 立ち上がりはゆっくり行う
- C 血圧が下がるので運動は禁止する
- D むくみが出たら水分を増やす
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正解:B
降圧薬開始直後は血圧変動で立ちくらみが起こることがあります。転倒予防として、体位変換をゆっくり行う指導が有効です。
深掘り:生活指導は「自己判断で危険な行動をしない」方向に整えるのがポイントです。立ちくらみがあっても自己判断で急に中止すると、状態悪化や再受診の遅れにつながりやすいので避けておきましょう。まずは体位変換をゆっくり行い、転倒予防を優先していきましょう。
第6問
人工呼吸器管理中に高圧アラームが鳴った。最初に確認するのはどれか。
- A 設定FiO2を上げる
- B 鎮静薬を追加する
- C 回路の屈曲や痰による閉塞を確認する
- D アラームを止めて様子を見る
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正解:C
高圧アラームは回路の屈曲や分泌物、チューブ閉塞などで起こりやすいです。まず原因を素早く確認し、必要なら吸引などの対応につなげていきましょう。
深掘り:国試の人工呼吸器アラームは、「設定をいじる前に原因確認」が基本の順番になります。高圧は“押し込めない”状態なので、回路の屈曲、分泌物、チューブ閉塞といった物理的原因を最初に押さえておきましょう。FiO2上昇やアラーム停止は根本原因の解決にならない点も整理しておきましょう。
第7問
脳梗塞後の患者が水を飲んだ直後からむせ込み、湿った声になった。口腔内に唾液がたまりやすく、痰が増えた様子もある。SpO2は96%で会話は可能。最も適切な対応はどれか。
- A 水分摂取を続けて慣れさせる
- B 深呼吸を促して様子を見る
- C とろみ無しで少量ずつ飲ませる
- D 経口摂取を中止し誤嚥の評価につなげる
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正解:D
むせ込みや湿性嗄声は誤嚥を疑う重要な所見です。SpO2が保たれていても誤嚥は進むことがあるため、まず経口摂取を止めて安全を確保し、評価につなげていきましょう。
深掘り:国試では「SpO2が保たれている=安全」と判断させる引っかけが出やすいです。むせ込み、湿った声、唾液貯留、痰の増加は誤嚥を示す所見として優先して捉えておきましょう。まず中止して評価につなげる、という安全確保の順番で整理しておきましょう。
第8問
肺機能検査で拘束性換気障害が示唆される所見はどれか。
- A %VCが低下し1秒率が保たれる
- B 1秒率が低下し残気量が減る
- C %VCが増加し1秒率が低下する
- D 残気量が増加し%VCが上がる
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正解:A
拘束性換気障害は肺が広がりにくく、肺活量が低下します。気道閉塞が主体ではないため、1秒率は保たれやすいのが特徴です。
深掘り:呼吸機能は「どの値が下がるか」を先に押さえると迷いにくくなります。閉塞性は1秒率低下、拘束性は肺活量(%VC)低下が軸になります。拘束性では%VCが低下し、1秒率は保たれやすい組み合わせとして整理しておきましょう。
第9問
胸水穿刺後の患者が「急に息がしにくい」と訴え、SpO2が低下してきた。最も優先して観察するのはどれか。
- A 腸蠕動音
- B 胸部の呼吸音と胸痛
- C 皮膚の発汗
- D 尿量の変化
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正解:B
胸水穿刺後は気胸などの合併症を考えます。急な呼吸困難とSpO2低下では、まず胸部の呼吸音や胸痛の有無を確認し、速やかに報告して対応につなげていきましょう。
深掘り:手技後観察は「起こりやすい合併症→優先観察」をセットで整理しておくと強いです。胸水穿刺後に急な呼吸苦とSpO2低下があれば、胸部症状(呼吸音、胸痛)を最優先で押さえておきましょう。変化を拾ったら、報告して次の対応につなげる流れまで押さえておきましょう。
第10問
大量喀血が疑われる患者の体位として最も適切なのはどれか。
- A 仰臥位で安静にする
- B 出血している側を下にする
- C 出血している側を上にする
- D 腹臥位で安静にする
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正解:B
大量喀血では健側肺を血液で汚染しないことが重要です。出血側を下にして健側を守り、酸素化の悪化を防ぐ方向で考えていきましょう。
深掘り:体位は「なぜその向きにするか」を理由までセットで整理しておくと強いです。ここは「健側を守る」が軸で、出血側を下にして血液が健側へ流れ込みにくい姿勢にしていきましょう。呼吸が楽そうかどうかだけで決めず、肺の汚染を減らす発想で押さえておきましょう。
答えだけ一覧(2周目用):第1問C/第2問B/第3問B/第4問A/第5問B/第6問C/第7問D/第8問A/第9問B/第10問B
まとめ
お疲れさまでした。
循環器は「症状がある高度高血圧は緊急度を上げる」「不安定な頻拍は電気的治療の準備へ」という軸を押さえておきましょう。
呼吸器は「人工呼吸器のアラームは原因確認が先」「誤嚥や穿刺後の急変は所見を優先して評価・報告へ」という流れで整理していきましょう。
迷ったところこそ伸びしろですので、選択肢の違いを言葉で説明できるまで、もう一段だけ仕上げていきましょう。
おわり。

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