看護師国家試験対策(頻出整理):冬の呼吸トラブル:小児喘息発作の評価と対応|今週のまとめ(症例+5問)

冬の冷気と乾燥は喘息発作の誘因になりやすく、国試でも「重症度評価→初期対応→家族支援」の流れが頻出です。症例で総まとめします。

◆ 症例

6歳。冷たい空気の中で遊んだ後から咳とゼーゼーが増え、夜間に息苦しさで目が覚めた。来院時は呼吸数が増え、会話が途切れがち。家族は吸入手技に自信がない。

◆ 総合問題(5問)

第1問:この症例で重症度判断に直結する観察として最も適切なのはどれか。

  • A:呼吸数・SpO₂・陥没呼吸を確認する
  • B:直近の食事量と水分摂取を確認する
  • C:普段の好き嫌いを確認して整理する
  • D:体温だけ測り、経過をみる
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正解:A:呼吸数・SpO₂・陥没呼吸を確認する

解説: 喘息発作では呼吸数・SpO₂・努力呼吸が重症度判断に直結します。
B・C:背景把握としては有用ですが、初動の優先は呼吸評価です。
D:体温だけでは重症度判断ができません。


第2問:吸入治療を行うときの家族への説明として最も適切なのはどれか。

  • A:一度に多く吸入して早く効かせる
  • B:回数と間隔を守り、手技も確認する
  • C:苦手でも深呼吸を強く促す
  • D:吸入後は必ず横になって休む
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正解:B:回数と間隔を守り、手技も確認する

解説: 吸入は手技+回数・間隔で効果が変わります。実演しながら確認します。
A:過量につながる危険があります。
C:不安が増え、手技が崩れやすくなります。
D:一律の決まりではなく、呼吸状態の評価が優先です。


第3問:受診を急ぐ危険サインとして最も適切なのはどれか。

  • A:咳はあるが、会話は保たれている
  • B:喘鳴はあるが、歩いて移動できる
  • C:食欲は落ちたが、遊ぶ余力はある
  • D:会話が短く、陥没呼吸がみられる
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正解:D:会話が短く、陥没呼吸がみられる

解説: 会話困難や陥没呼吸は努力呼吸のサインで、重症化の可能性が高く早急な対応が必要です。
A・B・C:単独では緊急度が低い場合もありますが、経過で判断します。


第4問:再発予防の環境調整として最も適切なのはどれか。

  • A:暖房を強め、換気は控える
  • B:発作がなければ通院をやめる
  • C:加湿や掃除に加え、換気も行う
  • D:咳があれば鎮咳薬を常用する
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正解:C:加湿や掃除に加え、換気も行う

解説: 冬は乾燥・ほこり・換気不足が誘因になります。加湿+清掃+換気をセットで整えます。
A:刺激がこもりやすく悪化につながります。
B:継続的な管理が基本です。
D:自己判断の常用は適切ではありません。


第5問:『音が減ったのに苦しそう』と家族が言う。対応として最も適切なのはどれか。

  • A:呼吸努力とSpO₂を確認し、評価につなぐ
  • B:音が減ったので自宅で様子を見る
  • C:水分を多めに飲ませて様子を見る
  • D:咳が止まるまで寝かせて待つ
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正解:A:呼吸努力とSpO₂を確認し、評価につなぐ

解説: 喘鳴が弱いのに呼吸困難が強い場合は危険です。呼吸努力+SpO₂を評価し、必要なら酸素投与や追加治療につなげます。
B・C・D:評価や治療が遅れやすくなります。

看護の落とし穴:国試直前は「音が減った=改善」と誤解しやすいので、冬は厚着で陥没呼吸が見えにくい点も含め、SpO₂+呼吸努力で判断します。

◆ あひるのひとこと

直前期は“まず評価できる形にする”が最強です。呼吸数・SpO₂・会話の可否、ここだけは落とさない。

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おわり。

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