【復習用】腎・泌尿器の必修25問|YouTube翌日 深掘り解説(問題つき)

まずはYouTubeの聞き流し動画はこちら:【2026年最新版】腎・泌尿器が苦手な人はまずここから|看護師国家試験 必修25問・一問一答

今回は、看護師国家試験の腎・泌尿器分野から、必修レベルの知識問題を25問用意しました。慢性腎不全やネフローゼ症候群、尿路感染症、尿失禁、透析など、臨床でも国試でもよく出てくる基本ポイントを中心に確認していきます。

このページは、YouTubeで聞き流し学習をした翌日の夜に、復習として“読みで整理”できるように作った深掘り記事です。

  • 聞き学習が苦手な人
  • 読んで理解を整理したい人
  • 症状・検査・指導をセットで覚えたい人

問題文もすべて掲載しています。まずは答えを見ずに解いてから、各問の「解答・解説を見る」を開いて答え合わせしてください。


このページの使い方(おすすめ)

  1. 問題を読む(先に自分で答えを決める)
  2. 答え合わせは、各問の下の「解答・解説を見る」を開く
  3. 最後に答えだけ一覧で2周目チェック

※この記事の問題は国家試験の傾向を参考にしたオリジナル問題です。内容の正確性には配慮していますが、学習は教科書・過去問集と併用してください。


第1問

ネフローゼ症候群の特徴として最も適切なのはどれか
A 高度のタンパク尿が持続する
B 尿量が著しく増加する
C 著明な高血糖がみられる
D 慢性的な下痢が主症状である

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正解:A

ネフローゼ症候群は高度のタンパク尿と低アルブミン血症、浮腫、高脂血症を特徴とする病態です。高血糖や慢性的な下痢はネフローゼ症候群の特徴ではありません。

深掘り:国試は「4徴候」をセットで押さえさせます。覚え方は タンパク漏れる→アルブミン下がる→むくむ、そして脂質が上がるです。

第2問

腎機能評価に有用な血液検査項目はどれか
A 血清ナトリウム濃度
B 血清クレアチニン値
C 空腹時血糖値
D 血清アミラーゼ値

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正解:B

血清クレアチニン値は糸球体濾過機能を反映する指標として腎機能評価に広く用いられます。ナトリウムや血糖、アミラーゼはそれぞれ別の臓器機能を反映する項目です。

深掘り:必修では「腎=クレアチニン(+BUN)」が王道です。現場ではeGFRも併せて見ますが、まずはクレアチニン上昇=腎機能低下を疑うでOKです。

第3問

下部尿路感染症の典型的な症状として最も適切なのはどれか
A 持続する激しい腰痛
B 高度の呼吸困難
C 頻尿と排尿時痛と残尿感
D 食後の心窩部痛

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正解:C

膀胱炎などの下部尿路感染症では、頻尿、排尿時痛、残尿感などの膀胱刺激症状が典型的です。激しい腰痛や高熱は腎盂腎炎などの上部尿路感染を疑います。

深掘り:国試は「下部=膀胱刺激症状」「上部=発熱・腰背部痛」を対比で出します。下部は局所症状中心、上部は全身症状が強いが目安です。

第4問

急性腎盂腎炎を疑う所見として適切なのはどれか
A 無症状の顕微鏡的血尿のみ
B 軽度の頻尿と排尿時違和感のみ
C 食後の腹部膨満感
D 高熱と悪寒と側腹部叩打痛

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正解:D

急性腎盂腎炎では、高熱、悪寒、側腹部叩打痛など全身症状と腰背部痛がみられることが特徴的です。軽い頻尿のみの場合は下部尿路感染症を考えます。

深掘り:ここは「腎臓まで上がっている」イメージです。だから発熱・悪寒など全身反応が前面に出やすく、背部・側腹部の痛みがヒントになります。

第5問

前立腺肥大症の症状として最も適切なのはどれか
A 排尿時の灼熱感のみがみられる
B 尿線が細く途中で途切れやすい
C 強い下痢が続く
D 多量の喀痰が出現する

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正解:B

前立腺肥大症では排尿困難や尿線細小、開始遅延、残尿感、夜間頻尿などがみられます。灼熱感は尿路感染症でみられやすく、下痢や喀痰は関係が薄い症状です。

深掘り:前立腺肥大は「出にくい・弱い・残る」です。国試は尿線細小開始遅延など“閉塞っぽさ”を選ばせます。

第6問

慢性腎不全で水分管理を行う際の基本的な観察として最も適切なのはどれか
A 一日ごとに測定時刻を変えて体重を測る
B 週に一回だけ体重を測定する
C 毎日同じ条件で体重を測定する
D 体重ではなく自覚症状の変化のみを見る

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正解:C

慢性腎不全では体重変化が水分貯留の重要な指標となるため、毎日同じ条件で体重を測定することが大切です。測定頻度が少ないと変化を捉えにくくなります。

深掘り:体重は“体液量のメーター”です。条件がバラバラだと誤差が増えるので、同じ時間・同じ服装・排尿後などで揃えるのが基本です。

第7問

ネフローゼ症候群で生じやすい合併症として適切なのはどれか
A 甲状腺機能亢進症
B パーキンソン症候群
C 聴力障害
D 感染症や血栓症が起こりやすくなる

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正解:D

ネフローゼ症候群ではタンパク尿により免疫グロブリンや凝固因子が喪失し、感染症や血栓症を起こしやすくなります。

深掘り:「タンパクが漏れる」=アルブミンだけでなく、守る成分も失われます。だから感染血栓はセットで要注意、という出題が多いです。

第8問

高カリウム血症を指摘された慢性腎不全患者に、控えるよう指導する食品として適切なのはどれか
A バナナやオレンジジュース
B 白米ごはん
C 食パン
D うどん

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正解:A

バナナやオレンジジュースなどの果物類はカリウム含有量が高く、高カリウム血症を悪化させる可能性があります。白米や食パン、うどんは比較的カリウムが少ない食品です。

深掘り:国試は「高K食品あるある」を狙います。果物・野菜・芋類は“高K寄り”が多いので、指導では量と調理(茹でこぼし等)もセットで考えます。

第9問

尿路結石の典型的な症状として最も適切なのはどれか
A 持続する鈍い頭痛
B 途切れるような激しい疝痛と血尿
C 右肩への放散痛と黄疸
D 食後の胸やけ

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正解:B

尿路結石では波のように強まったり弱まったりする疝痛発作と肉眼的血尿が典型的です。右肩への放散痛と黄疸は胆道疾患を疑います。

深掘り:結石は「石が動く」ので痛みも波のように変化しやすいです。疝痛+血尿は鉄板の組み合わせとして覚えておくと強いです。

第10問

急性腎障害で早期にみられやすい所見として適切なのはどれか
A 多量の尿が出る
B 著明な体重減少がみられる
C 尿量減少と浮腫の出現
D 高度の頻回下痢がみられる

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正解:C

急性腎障害では糸球体濾過量の低下により尿量減少が起こり、水分貯留により浮腫が出現しやすくなります。

深掘り:急性腎障害は「出せない→溜まる」です。だから尿量体重・浮腫がセットで重要観察になります。

第11問

腎不全に伴う貧血の主な原因として適切なのはどれか
A 鉄の摂取不足
B 著しい出血
C ビタミンB12欠乏
D エリスロポエチン産生低下

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正解:D

慢性腎不全では腎で産生される造血ホルモンのエリスロポエチンが低下し、赤血球産生が低下することで貧血が起こります。

深掘り:腎は“尿を作るだけ”ではなく、ホルモンも作ります。国試は腎性貧血=EPO低下を確実に取らせにきます。

第12問

清潔な中間尿を採取する方法として適切なのはどれか
A 最初の尿を少し流してから途中の尿を採る
B 起床時の尿をすべて同じ容器にためる
C 採尿直前に水分を多量に飲んで薄い尿を出す
D 採尿コップが足りない場合は前日の尿を代用する

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正解:A

中間尿採取では、外尿道口付近の細菌を洗い流すために最初の尿を少量流し、その後に途中の尿を採取します。前日の尿や大量飲水による薄い尿は不適切です。

深掘り:「最初は捨てる」がキモです。目的は外部汚染を減らすことなので、採尿の手順を言葉で説明できるようにしておくと強いです。

第13問

留置カテーテル留置中の患者で尿路感染を予防するケアとして適切なのはどれか
A 尿バッグを一時的にベッドより高い位置にかける
B 尿バッグは常に膀胱より低い位置に保つ
C 尿量を増やすために輸液ラインから水を注入する
D カテーテル接続部を頻回に外して洗浄する

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正解:B

尿バッグを膀胱より低い位置に保つことで尿の逆流を防ぎ、尿路感染の予防につながります。接続部を頻回に外すことは感染リスクを高めます。

深掘り:カテ関連の必修は「逆流させない」「閉鎖式を守る」です。つまりバッグは低く接続は外さないが鉄則です。

第14問

慢性腎不全患者の食事指導として最も適切なのはどれか
A 塩分を多くして食欲を高める
B たんぱく質を制限せず好きなだけ摂る
C 医師の指示に従い塩分と水分を制限する
D カリウムの多い野菜や果物を意識して増やす

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正解:C

慢性腎不全ではナトリウムと水分の貯留を防ぐため、医師や栄養士の指示に沿って塩分と水分を調整することが重要です。カリウムの多い食品は高カリウム血症の原因となるため注意が必要です。

深掘り:腎不全の食事は「何でも制限」ではなく、病期や検査値で変わります。必修ではまず塩分・水分の基本を取れるようにしておくのが安定です。

第15問

血液透析導入後のシャント側上肢に関する指導として適切なのはどれか
A シャント側で採血や血圧測定を行う
B 重い荷物はシャント側の腕で持つ
C 就寝中シャント側を枕で圧迫してもよい
D シャント側での血圧測定や採血を避けて圧迫を防ぐ

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正解:D

シャント血管を保護するため、シャント側上肢での血圧測定や採血、強い圧迫は避ける必要があります。重い荷物を持つこともシャント障害のリスクとなります。

深掘り:シャントは“命綱”なので、必修はここを外させません。覚え方はシャント側は締めない・刺さない・圧迫しないです。

第16問

咳やくしゃみで尿が漏れるタイプの尿失禁として適切なのはどれか
A 腹圧性尿失禁
B 溢流性尿失禁
C 反射性尿失禁
D 機能性尿失禁

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正解:A

腹圧性尿失禁は咳やくしゃみ、立ち上がりなどで腹圧が高まったときに尿が漏れるタイプです。溢流性尿失禁は尿がたまりすぎて少量ずつ漏れるタイプ、機能性尿失禁は認知機能低下や歩行困難などが背景にあります。

深掘り:尿失禁は“きっかけ”で分類します。咳・くしゃみ=腹圧は頻出なので、ここは確実に固定しましょう。

第17問

切迫性尿失禁の説明として適切なのはどれか
A 咳やくしゃみで少量の尿が漏れる
B 急に強い尿意が出てトイレまで我慢できず尿が漏れる
C 尿路閉塞で尿がたまりすぎてあふれるように漏れる
D 移動できずトイレに間に合わないことで起こる尿失禁

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正解:B

切迫性尿失禁は、急激な尿意の高まりのためトイレに間に合わずに尿が漏れる状態です。腹圧性、溢流性、機能性とは原因や機序が異なります。

深掘り:切迫性は「急に来る・我慢できない」がキーワードです。国試は“急に強い尿意”の文言を見つけたら勝ちです。

第18問

慢性腎不全でナトリウムと水分の貯留が進行したときにみられやすい症状はどれか
A 低血圧と脱水がみられる
B 頻回の下痢がみられる
C 浮腫と血圧上昇がみられる
D 体重減少と食欲低下がみられる

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正解:C

ナトリウムと水分の貯留が進行すると、末梢浮腫や体重増加、血圧上昇がみられます。低血圧や脱水、下痢は水分喪失が主体の状態でみられやすい症状です。

深掘り:腎で「出せない」=体内に「溜まる」なので、むくみ・体重増加・高血圧のセットで整理すると覚えやすいです。

第19問

腎生検後の看護で特に注意して観察する症状として適切なのはどれか
A 軽い咽頭痛が出現する
B 一時的な発汗がみられる
C 軽度の頭痛が出現する
D 肉眼的血尿や腰背部痛が出現する

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正解:D

腎生検後は腎出血などの合併症に注意が必要であり、肉眼的血尿や腰背部痛、血圧低下などを慎重に観察します。

深掘り:侵襲的検査の後は「出血」を疑うのが基本です。腎生検は特に血尿がわかりやすいサインなので、必修で狙われやすいです。

第20問

膀胱炎の予防のための水分摂取指導として適切なのはどれか
A 十分な水分をとって尿量を保つ
B 尿を濃くするため水分を控える
C 夜間は水分を一切とらない
D 尿意がなくても排尿を我慢する

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正解:A

水分摂取を増やして尿量を保つことで、膀胱内の細菌を洗い流しやすくなり膀胱炎の予防につながります。水分を控えたり排尿を我慢したりするとリスクが高まります。

深掘り:尿路感染の予防は「溜めない・流す」が軸です。水分は状況(心不全や腎不全など)で例外もあるので、指導では主治医の制限の有無の確認も大事です。

第21問

腹膜透析を行っている患者で最も注意して観察すべき合併症はどれか
A 手足のしびれが出現する
B 透析排液の混濁と腹痛が出現する
C 咳嗽と喀痰の増加がみられる
D 耳鳴りと難聴が出現する

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正解:B

腹膜透析では腹膜炎が重大な合併症であり、透析排液の混濁や腹痛、発熱などの症状に注意が必要です。

深掘り:腹膜透析は“お腹の中”を使うので、感染が起きると腹膜炎になります。国試は排液の混濁をキーワードとして出しがちです。

第22問

慢性腎不全で尿毒症が進行したときにみられやすい症状はどれか
A 甲状腺腫と発汗過多がみられる
B 顔面紅潮と多汗がみられる
C 倦怠感や食欲不振と皮膚そう痒がみられる
D 体重増加と食欲亢進がみられる

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正解:C

尿毒症では老廃物の蓄積により倦怠感や食欲不振、悪心、皮膚そう痒などの全身症状がみられます。

深掘り:尿毒症は“全身に効いてくる”のがポイントです。必修はだるい・食べられない・かゆいのような生活に直結する症状で取らせにきます。

第23問

腎移植後の患者指導として最も重要な内容の一つはどれか
A 免疫抑制薬は体調が良いときは中止してよい
B 感染予防のため水分は極力控える
C 激しい運動を積極的に行う
D 免疫抑制薬は医師の指示どおり継続して内服する

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正解:D

腎移植後は拒絶反応を防ぐために免疫抑制薬の継続内服が不可欠です。自己判断で中止や減量を行うことは拒絶反応のリスクを高めます。

深掘り:移植後指導は最終的に「薬を守れるか」に集約されます。国試は自己判断で中止を確実に×にしてきます。

第24問

急性尿閉を起こした患者にみられやすい症状はどれか
A 下腹部の膨満感と強い排尿困難
B 多量の尿が漏れ出る
C 持続する下痢と腹痛
D 胸痛と息切れが出現する

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正解:A

急性尿閉では膀胱内に尿が貯留し、下腹部の膨満と強い排尿困難や疼痛がみられます。

深掘り:急性尿閉は「出ない」より先に「溜まりすぎる」サインが出ます。下腹部膨満は身体所見としても取りやすいので、必修で狙われやすいです。

第25問

成人で一日の尿量がおよそ400mL未満の状態を何と呼ぶか
A 多尿
B 乏尿
C 無尿
D 頻尿

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正解:B

成人では一日尿量が約400mL未満の状態を乏尿と呼び、100mL未満を無尿といいます。多尿は尿量の増加を、頻尿は排尿回数の増加を指す用語です。

深掘り:ここは用語問題で確実に取るところです。教材によって乏尿の基準が400〜500mL/日の表現差があることがありますが、国試では「乏尿=少ない」「無尿=ほぼ出ない」を区別できればOKです。


答えだけ一覧(2周目用)

第1問A/第2問B/第3問C/第4問D/第5問B/第6問C/第7問D/第8問A/第9問B/第10問C/第11問D/第12問A/第13問B/第14問C/第15問D/第16問A/第17問B/第18問C/第19問D/第20問A/第21問B/第22問C/第23問D/第24問A/第25問B


まとめ

お疲れさまでした。腎・泌尿器分野は、体液管理や尿量の変化、尿路感染、透析など臨床で頻繁に出会うテーマです。

特にこの25問では、尿路感染(下部と上部の見分け)体液管理(体重・浮腫・血圧)透析の指導(シャント・腹膜炎)尿失禁の分類をセットで整理できるようにしています。

聞き流しで触れた内容を、読みで整理すると定着が一気に上がります。次は「なぜそれが正解か」を自分の言葉で説明できるところまで仕上げていきましょう。

おわり。

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