【復習用】循環器 一般20問|YouTube翌日 深掘り解説(問題つき)

まずはYouTubeの聞き流し動画はこちら:【2026年最新版】循環器で差がつくのはここ|看護師国家試験 一般20問・一問一答

今回は、循環器の一般レベルから20問を用意しました。胸痛の初期対応、抗凝固薬や降圧薬の注意点、不整脈対応など、国試で取りこぼしやすいポイントを中心に確認します。

このページは、YouTubeで学習した翌日の夜に、復習として“読みで整理”できるように作った深掘り記事です。まずは答えを見ずに解いてから、各問の「解答・解説を見る」を開いて答え合わせしてください。

* * *

このページの使い方(おすすめ)

  1. 問題を読む(先に自分で答えを決める)
  2. 答え合わせは、各問の下の「解答・解説を見る」を開く
  3. 最後に 答えだけ一覧 で2周目チェック

※この記事の問題は国家試験の傾向を参考にしたオリジナル問題です。内容の正確性には配慮していますが、学習は教科書・過去問集と併用してください。

* * *

第1問

胸部圧迫感と冷汗を訴える患者が来院した。まず最優先で行うべき対応はどれか。
A 鎮痛薬を内服させる
B 水分摂取を促す
C 12誘導心電図を迅速にとる
D 温罨法で様子を見る

解答・解説を見る

正解:C

急性冠症候群を疑う症状では、まず虚血の有無を迅速に評価するのが最優先です。12誘導心電図は治療方針に直結し、初動の遅れが不利益になります。

深掘り:この場面のキーワードは「冷汗を伴う胸部圧迫感」で、まず“虚血性の胸痛かどうか”を切り分けます。国試では「鎮痛や温罨法など、やさしそうな対応」を先に選ばせるひっかけが多いですが、症状が強いほど“評価が先”です。12誘導心電図は緊急度の判断に直結するため、最初に外さないように整理します。

第2問

胸痛が30分以上持続し、安静でも軽快しない。心筋障害の評価として最も適切なのはどれか。
A 心筋トロポニン
B アルブミン
C アミラーゼ
D CRP

解答・解説を見る

正解:A

持続する胸痛では心筋梗塞を疑い、心筋障害マーカーの確認が重要です。トロポニンは心筋障害を反映しやすく、鑑別に役立ちます。

深掘り:胸痛が「30分以上」「安静で軽快しない」は、心筋梗塞を強く疑う組み合わせです。ここで問われているのは“心筋が障害されているか”なので、心筋由来のマーカーを選びます。アルブミンやCRPなどは役割が違うため、「症状→疑う病態→確認したい情報」を順につなげると迷いません。

第3問

狭心症治療薬の舌下投与を予定している。投与前に最も確認すべき情報はどれか。
A 最近の食事内容
B 排便回数
C 睡眠時間
D 勃起不全治療薬の使用歴

解答・解説を見る

正解:D

硝酸薬は血管拡張作用が強く、特定の勃起不全治療薬と併用すると重度の血圧低下を起こす危険があります。投与前に必ず確認して安全を確保します。

深掘り:硝酸薬の舌下は「速く効く」一方で「急に血圧が下がる」方向にも働きます。そこに勃起不全治療薬が重なると低血圧のリスクが一気に上がるため、投与前確認の優先度が上がります。国試のコツは“効かせる工夫”より“禁忌を踏まない確認”が優先になる場面を見抜くことです。

第4問

ヘパリン投与中の患者で、注意すべき副作用を示唆する所見はどれか。
A 軽い口渇
B 血小板数の急な低下
C 食欲増加
D 尿量の増加

解答・解説を見る

正解:B

ヘパリン起因性血小板減少症は重篤な血栓症を合併しうるため見逃せません。投与中は血小板数の推移を確認し、急低下があれば速やかに対応します。

深掘り:ここで重要なのは、軽い自覚症状よりも「血小板数が急に下がる」という客観データです。国試では“検査値の急変”は要注意サインとして扱われやすく、ヘパリン=血小板の推移、という結び付けが得点に直結します。

第5問

ワルファリン内服中の食事指導で最も適切なのはどれか。
A 納豆は避ける
B 青汁を積極的に飲む
C ビタミンK食品を増やす
D 食事制限は不要

解答・解説を見る

正解:A

納豆はビタミンKが多く、ワルファリンの作用を弱めます。影響が数日続くこともあるため、まず避ける指導が基本です。

深掘り:ワルファリンはビタミンKと作用が拮抗する薬です。だからビタミンKが多い食品を増やすと、抗凝固作用が弱くなる方向に傾きます。国試では「納豆は避ける」が典型の指導として出やすいので、まずここを確実に押さえます。

第6問

アピキサバンを1日2回内服中。飲み忘れに気づいたが、次の内服時間が近い。対応として適切なのはどれか。
A 気づいたらすぐ2回分飲む
B 飲み忘れ分は飛ばして次回から通常どおり
C 翌日に2回分まとめて飲む
D 内服は中止して受診する

解答・解説を見る

正解:B

二重に飲むと出血リスクが上がります。次の内服が近い場合は、飲み忘れ分を飛ばして通常のスケジュールに戻すのが基本です。

深掘り:抗凝固薬の飲み忘れは不安になりやすく、「取り戻すために2回分」がひっかけとして出やすいポイントです。しかし、自己判断の追加服用は出血リスクを高めます。この問題は“飲み忘れを取り返す”より、“危険な行動(2回分)を選ばない”ことが軸だと整理しておくと安定します。

第7問

ジギタリス製剤内服中の患者で、注意すべき中毒症状はどれか。
A 口渇と頻尿
B 軽い咳
C 体重増加
D 嘔気と見え方の違和感

解答・解説を見る

正解:D

ジギタリス中毒は消化器症状や視覚症状、不整脈につながります。異常を疑ったら脈拍や心電図、採血確認につなげます。

深掘り:ジギタリスは「嘔気などの消化器症状」と「見え方の違和感などの視覚症状」のセットで問われやすいです。症状単体ではなく“組み合わせで選ばせる”のが国試の定番なので、セットで整理すると迷いにくくなります。

第8問

ループ利尿薬内服中の患者で、優先して確認すべき検査はどれか。
A ナトリウム
B カリウム
C カルシウム
D ビリルビン

解答・解説を見る

正解:B

ループ利尿薬は低カリウム血症を起こしやすく、不整脈リスクに直結します。症状が出る前に検査で変化を捉えるのが安全です。

深掘り:利尿薬は電解質が動きやすい薬です。特にループ利尿薬ではカリウム低下が起きやすく、不整脈リスクに結びつきます。ループ利尿薬=低カリウム=不整脈、の連鎖で整理すると安定します。

第9問

減塩塩、代用塩を使うときに特に注意が必要なのはどれか。
A ループ利尿薬内服中
B カリウム保持性利尿薬内服中
C 硝酸薬内服中
D 抗血小板薬内服中

解答・解説を見る

正解:B

減塩塩は塩化カリウムを含むことがあります。カリウム保持性利尿薬と併用すると高カリウム血症のリスクが上がるため注意が必要です。

深掘り:「減塩=安全」と思わせるひっかけです。代用塩にカリウムが含まれることがあるため、カリウムを“ためる方向”の薬と重なるとリスクが上がります。保持性=カリウムが上がる方向、と整理すると選びやすくなります。

第10問

ACE阻害薬内服開始後、直ちに受診を勧めるべき症状はどれか。
A 軽いめまいと倦怠感
B 口唇の腫れと息苦しさ
C 筋肉痛と関節痛
D 鼻水とくしゃみ

解答・解説を見る

正解:B

血管浮腫は気道閉塞につながる可能性があり緊急性が高いです。症状の重さではなく、命に関わる兆候かどうかで判断します。

深掘り:ACE阻害薬で問われやすい緊急副作用が血管浮腫です。腫れが軽そうに見えても、口唇やのどに及ぶと呼吸に影響する可能性があるため、早めの受診判断になります。国試では“よくある不調”より“気道に関わる兆候”を優先します。

第11問

β遮断薬投与前のバイタル確認で、投与をいったん見合わせて報告する状況はどれか。
A 体温37.1度
B 血圧130/80
C SpO2 97%
D 脈拍48

解答・解説を見る

正解:D

β遮断薬は心拍数を下げるため、徐脈では悪化させる危険があります。投与前確認で落とさないことが得点に直結します。

深掘り:β遮断薬は心臓の働きを抑える方向なので、すでに脈が遅い状態で投与するとさらに徐脈になり得ます。国試は「数値の意味を理解して安全に判断できるか」を見ています。脈拍48は“薬の性質とぶつかる数値”として拾うのがコツです。

第12問

脂質異常症治療薬内服中の患者が訴えた。緊急度が高いのはどれか。
A 鼻水と咳
B 頭痛と耳鳴り
C 筋肉痛と褐色尿
D 軽い吐き気と下痢

解答・解説を見る

正解:C

横紋筋融解症が疑われる所見で、腎障害につながる可能性があります。風邪症状や軽い消化器症状より、筋肉症状と尿の変化の組み合わせが危険サインです。

深掘り:この問題は“症状の派手さ”より“組み合わせの特異性”で判断します。筋肉痛に加えて褐色尿がそろうと、緊急度が一段上がると整理しておくと迷いにくいです。

第13問

ペースメーカー植込み患者への生活指導で適切なのはどれか。
A 強い磁気を近づけない
B スマホを胸ポケットで使用する
C 金属探知ゲートは長時間とどまる
D 肩より上の運動は全て禁止

解答・解説を見る

正解:A

強い磁気はペースメーカーに影響することがあります。磁石を近づける行為や、強い磁場への長時間暴露を避けるのが基本です。

深掘り:生活指導は「全部禁止」ではなく、影響しやすいものを避ける考え方で整理します。選択肢に「長時間とどまる」「全て禁止」など極端な表現があるときは、まず疑って読むと選びやすいです。

第14問

突然の動悸で来院し、血圧は保たれている。発作性上室性頻拍が疑われる。まず試す対応はどれか。
A 強い深呼吸を繰り返す
B 歩行で様子を見る
C 迷走神経刺激を試みる
D 飲水を多量に勧める

解答・解説を見る

正解:C

血行動態が安定している上室性頻拍では、まず迷走神経刺激が選択肢になります。安定か不安定かで対応が分岐するのが典型です。

深掘り:上室性頻拍の初動は「安定ならまず非薬物的に試す」です。血圧が保たれている=循環が破綻していないため、まず迷走神経刺激を選ぶ流れになります。国試では「安定かどうか」を読み取って、対応の段階を選べるかが問われやすいです。

第15問

モニターで心室細動を認め、意識と呼吸反応がない。最優先の対応はどれか。
A 胸骨圧迫を開始し除細動を準備
B 酸素投与のみ行う
C 輸液を急速投与する
D 鎮静して経過観察する

解答・解説を見る

正解:A

心室細動はショック適応の致死性不整脈です。質の高い胸骨圧迫を開始し、できるだけ早く除細動につなげます。

深掘り:心室細動は“循環が作れない”状態なので、酸素投与だけ、輸液だけでは根本が改善しません。国試では「胸骨圧迫」と「除細動へつなげる」初動のセットが鉄板です。準備中も胸骨圧迫を止めない流れで整理しておくと安定します。

第16問

心室頻拍で血圧低下と冷汗がある。最も適切な初期対応はどれか。
A 経過観察
B 迷走神経刺激
C 同期電気ショックを準備する
D 水分摂取を促す

解答・解説を見る

正解:C

血行動態が不安定な頻拍では、薬よりも同期電気ショックを優先します。症状と血圧から緊急度を判断します。

深掘り:分岐の軸は「不安定」です。血圧低下と冷汗がある=循環が破綻しかけているため、様子を見る選択はできません。上室性頻拍のように迷走神経刺激で済む状況ではなく、「心室頻拍+不安定」は電気的治療を優先すると整理します。

第17問

徐脈でめまいがあり、血圧低下もみられる。薬剤対応として最も適切なのはどれか。
A アトロピン投与を検討する
B 鎮静薬を投与する
C 利尿薬を増量する
D 抗凝固薬を追加する

解答・解説を見る

正解:A

症候性徐脈では、心拍数の改善が優先されます。原因検索は重要ですが、まず循環を保つ一手を選べるかがポイントです。

深掘り:「徐脈+症状(めまい、低血圧)」は症候性徐脈として扱い、まず循環を保つ対応が優先されます。鎮静や利尿薬増量は病態に合いません。症状が出ている時点で“今すぐ改善が必要なもの”を見抜くのが国試のコツです。

第18問

突然の激しい胸背部痛があり、痛みが移動するように感じる。最も疑うべき疾患と初期対応はどれか。
A 肺炎で経過観察
B 胃潰瘍で食事指導
C 狭心症で安静保持
D 大動脈解離で厳重安静

解答・解説を見る

正解:D

大動脈解離は急変リスクが高く、まず負荷をかけないことが重要です。痛みの性状から疑ったら、安静を徹底して迅速に評価と治療につなげます。

深掘り:大動脈解離は「突然」「激しい」「胸背部」「移動する痛み」が典型として問われやすいです。疑ったら、まず“動かさない・負荷をかけない”が初動になります。国試では、やってはいけない対応(歩かせる、温罨法など)を避けられるかもセットで問われます。

第19問

心タンポナーデを疑う所見として最も特徴的なのはどれか。
A 高熱と皮疹
B 収縮期血圧の呼吸性変動
C 持続する下痢
D 皮膚の著明な発赤

解答・解説を見る

正解:B

心タンポナーデでは心臓が拡張しにくくなり、呼吸に伴う血圧の変動が目立つことがあります。全身症状より循環の特徴に着目するのが決め手です。

深掘り:心タンポナーデは心臓が外側から圧迫されて“広がれない”状態なので、呼吸に合わせた循環の変動が出やすいと整理します。高熱や皮疹などは別の病態を示唆しやすく、ここは循環の特徴的サインを選ぶ問題です。

第20問

泡沫状の痰と強い呼吸困難があり、急性肺水腫が疑われる。初期対応として適切なのはどれか。
A 平らに寝かせる
B まず食事をとらせる
C 上体を起こす
D 歩行して換気を促す

解答・解説を見る

正解:C

急性肺水腫では、呼吸仕事量を減らすことが優先です。上体を起こして呼吸を楽にし、酸素投与などの対応につなげます。

深掘り:急性肺水腫では「泡沫状の痰」「強い呼吸困難」が典型で、まず呼吸を楽にする体位が優先です。平らに寝かせると苦しくなりやすく、歩行で負荷をかけるのも不適切です。「体位で呼吸を助ける→必要な治療へつなげる」の順で整理します。

* * *

答えだけ一覧(2周目用)

第1問C/第2問A/第3問D/第4問B/第5問A/第6問B/第7問D/第8問B/第9問B/第10問B/第11問D/第12問C/第13問A/第14問C/第15問A/第16問C/第17問A/第18問D/第19問B/第20問C

* * *

まとめ

お疲れさまでした。今回は、循環器の一般レベルで押さえたいポイントを20問で確認しました。胸痛はまず虚血評価につながる検査を優先し、薬や処置は評価後に順番を決めます。不整脈は「血行動態が安定か不安定か」で初動が分かれ、致死性不整脈は胸骨圧迫と除細動、不安定な頻拍は同期電気ショックが軸になります。循環器薬は禁忌や危険サインを外さないことが得点に直結するため、典型パターンで整理しておきましょう。

 

おわり。

コメント

タイトルとURLをコピーしました