◆ 症例
生後5日の正期産児。退院後、家族は暖房を使っているが乾燥が強い。ここ1日で皮膚の黄染が強くなった気がする。哺乳の飲みが悪く、尿回数が少ない。泣き声は弱く、眠っている時間が増えたように感じている。◆ 総合問題(5問)
第1問:家族からの相談で、まず優先して確認する情報として最も適切なのはどれか。- A:室内の照明の種類
- B:家族の睡眠時間
- C:体温、哺乳量、尿回数、反応(活気)
- D:外出の予定
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正解:C:体温、哺乳量、尿回数、反応(活気)
解説:緊急度判断では、黄疸の色だけでなく全身状態(体温・哺乳・排泄・反応)を優先して把握します。
A・D:環境情報として参考になりますが、状態評価より優先しません。
B:支援には重要でも、初動の安全評価としては後回しです。
第2問:この症例で早めの受診につなげる判断材料として最も適切なのはどれか。
- A:黄疸が顔にだけ見える
- B:室内照明が暗い
- C:哺乳不良と尿回数の減少がある
- D:暖房で部屋が暖かい
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正解:C:哺乳不良と尿回数の減少がある
解説:黄疸の評価では色だけでなく、全身状態(哺乳・排泄・反応)を優先して判断します。哺乳不良と尿回数の減少は摂取量不足や脱水、高ビリルビン血症の進行が疑われ、早めに受診・評価につなげる判断材料になります。
A:顔のみの黄染は観察として参考になりますが、緊急度の決め手は全身状態です。
B:照明の暗さは見え方に影響しますが、状態悪化の根拠にはなりません。
D:室温の情報は環境評価として参考になりますが、受診判断の決め手ではありません。
第3問:授乳不足が疑われる黄疸への支援として最も適切なのはどれか。
- A:授乳回数を減らして睡眠を優先する
- B:水分として白湯を追加する
- C:家族判断で母乳を中止する
- D:授乳状況を整え、頻回授乳と体重・排泄の確認を行う
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正解:D:授乳状況を整え、頻回授乳と体重・排泄の確認を行う
解説:授乳不足(摂取量不足)が背景なら、まず吸着・回数・哺乳量を評価し、頻回授乳や必要な補助で水分・カロリー不足を改善します。
B:白湯追加は基本ではなく、授乳量確保が優先です。
A・C:状態悪化や支援の遅れにつながります。
第4問:光線療法中の看護として最も優先度が高いのはどれか。
- A:皮膚を乾燥させるため保湿剤を厚く塗る
- B:眼の保護を行い、体温と水分状態を観察する
- C:体温測定は減らす
- D:照射中は抱っこを禁止し、観察は最小限にする
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正解:B:眼の保護を行い、体温と水分状態を観察する
解説:光線療法では眼の保護と、治療中の体温変動・水分バランスの観察が重要です。
A:自己判断で厚く塗るのは不適切で、油分の多いクリームは照射効率に影響することがあります。
C:体温変動が起こり得るため観察は重要です。
D:安全に配慮しつつ、状態観察は継続します。
第5問:生後2週で黄疸が続き、灰白便がみられる。最も優先する対応はどれか。
- A:次の健診まで様子を見る
- B:室温を上げて保温を強化する
- C:胆道系疾患も視野に、速やかな受診を勧める
- D:母乳をやめれば改善するので中止を勧める
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正解:C:胆道系疾患も視野に、速やかな受診を勧める
解説:灰白便は胆汁うっ滞を疑う重要所見で、胆道閉鎖症などは早期対応が重要です。速やかな受診につなげます。
A:様子見は危険です。
D:自己判断での中止は適切ではなく、まず評価が必要です。
◆ あひるのひとこと
黄疸は「いつから・どれくらい・便と尿・元気と哺乳」。この順番で聞けると、支援が早くなります。📚 参考図書
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