まずはYouTubeの聞き流し動画はこちら:【2026年最新版】母性×小児 本番形式10問|看護師国家試験 一問一答
今回は、母性と小児の本番形式の問題を10問用意しました。まずは答えを見ずに解いて、解説で判断の決め手を言葉にできる形に整理していきましょう。
このページは、YouTubeで学習した翌日の夜に、復習として“読みで整理”できるように作った深掘り記事です。まずは答えを見ずに解いてから、各問の「解答・解説を見る」を開いて答え合わせしていきましょう。
- 問題を読む(先に自分で答えを決めておきましょう)
- 答え合わせは、各問の下の「解答・解説を見る」を開いていきましょう
- 最後に答えだけ一覧で2周目チェックしていきましょう
※この記事の問題は国家試験の傾向を参考にしたオリジナル問題です。内容の正確性には配慮していますが、学習は教科書・過去問集と併用していきましょう。
第1問
分娩直後。大量出血と強い下腹部痛があり、冷汗と血圧低下がみられる。子宮底が触れにくく、腟内に赤い腫瘤がみえる。最も適切な対応はどれか。
- A 子宮底マッサージを続ける
- B 臍帯牽引を続けて胎盤を出す
- C 報告してショック対応を準備する
- D 授乳を開始して子宮収縮を促す
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正解:C
子宮内反が疑われ、急速にショックへ進む可能性があります。原因への処置より先に、救援要請と酸素化、循環管理の準備を進めていきましょう。
深掘り:国試の産褥期出血では、「出血量」と同じくらい「ショック所見(冷汗、血圧低下、顔色不良など)」を拾えるかが重要です。この設問は、子宮底が触れにくいことに加え、腟内の赤い腫瘤という所見から子宮内反を疑う流れになります。子宮内反は出血が急速に進みやすいため、まずは報告して応援を呼び、酸素投与や静脈路確保など循環管理の準備につなげていきましょう。ここで自己判断で臍帯牽引を続けたり、子宮底マッサージを続けたりすると状態を悪化させるリスクがあります。原因処置は指示のもとで進める、という役割分担もセットで整理しておきましょう。
第2問
2歳。ピーナッツを口に入れた直後から咳き込み、声が出ず呼吸が苦しそうで顔色が悪い。最初の対応として適切なのはどれか。
- A 水を飲ませて様子を見る
- B 背部叩打法を行う
- C 腹部突き上げ法を行う
- D 口の中を指で探る
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正解:B
重い気道異物による窒息が疑われます。まず背部叩打法を行い、除去できなければ腹部突き上げ法を組み合わせていきましょう。
深掘り:国試の気道異物は、「軽症(咳が出て声も出る)」と「重症(声が出ない、呼吸が苦しい、顔色不良)」の見分けがポイントになります。この設問は“声が出ない”時点で重症の可能性が高く、まず迅速に異物除去へつなげていきましょう。水分摂取は誤嚥や窒息悪化につながりやすく、盲目的な指入れは異物を奥へ押し込む危険があるため避けておきましょう。除去できない場合に腹部突き上げ法を組み合わせる、という流れで整理しておくと実際の判断にもつながりやすいです。
第3問
帝王切開後3日。片側の下腿が腫れて痛みがあり、熱感もある。最も適切な対応はどれか。
- A 患肢を温めてマッサージする
- B 患肢を安静にして報告する
- C 歩行して血流を促す
- D 弾性包帯を強く巻く
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正解:B
深部静脈血栓症が疑われます。マッサージや無理な歩行は血栓移動の危険があるため避け、患肢を安静にして報告につなげていきましょう。
深掘り:「片側の下腿の腫脹・疼痛・熱感」は深部静脈血栓症を疑う典型的な組み合わせとして押さえておきましょう。術後は血栓リスクが上がるため、症状が出た時点では“血栓を動かさない”ことが最優先です。温めやマッサージ、無理な歩行は血栓が移動して肺塞栓につながる危険があるため避けていきましょう。看護としては、患肢を安静に保ち、速やかに報告して評価・治療へつなげる流れを整理しておきましょう。
第4問
生後14日。体温38.3℃で哺乳が弱く、ぐったりしている。最も適切な対応はどれか。
- A 受診は翌日にする
- B 解熱薬で様子を見る
- C 授乳量を増やして様子を見る
- D 連絡して受診につなげる
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正解:D
新生児の発熱と活気低下は重症感染症の可能性があり、緊急性が高いです。先送りにせず、連絡して受診につなげていきましょう。
深掘り:新生児は免疫が未熟で、発熱がある時点で重症化のリスクを強く意識していきましょう。さらに哺乳不良やぐったりといった全身状態の変化がある場合は、家庭で様子を見るほど判断が遅れやすくなります。解熱薬で一時的に熱だけを下げると、評価につながるタイミングを逃しやすい点も整理しておきましょう。月齢が低いほど「慎重に、早めに受診へつなげる」を軸にしておきましょう。
第5問
妊娠7週。下腹部痛と少量の性器出血があり、顔面蒼白で血圧86/50、脈拍124。最優先の対応はどれか。
- A 経口で水分をとらせる
- B 内診を先に行う
- C 鎮痛して経過を見る
- D 報告して静脈路を確保する
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正解:D
異所性妊娠などによる出血性ショックを疑う状況です。まず報告して対応につなげ、静脈路確保など循環管理の準備を進めていきましょう。
深掘り:妊娠初期の腹痛と性器出血に加え、血圧低下と頻脈、顔面蒼白がそろっているため、出血性ショックの可能性を最優先で考えていきましょう。国試では「診断を確定する前に、まず命を守る初期対応」という優先順位がよく問われます。内診や鎮痛を先にするより、まず報告して応援を呼び、静脈路確保などの準備で評価と処置につなげていきましょう。経口摂取は優先しない点も整理しておきましょう。
第6問
生後6週。授乳後に噴水状の嘔吐が続き、吐いた後も欲しがる。最初に行う対応として適切なのはどれか。
- A 授乳を続けて様子を見る
- B 少量ずつ水分を与える
- C 絶飲食として受診する
- D 便秘薬を使って様子を見る
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正解:C
肥厚性幽門狭窄症が疑われ、脱水や電解質異常のリスクがあります。まず絶飲食として受診につなげていきましょう。
深掘り:噴水状嘔吐は、単なる吐き戻しよりも重く捉えて整理しておきましょう。吐いた後も欲しがる所見は、嘔吐が続いても空腹感が残る状況として押さえやすいポイントです。国試では、こうした組み合わせから評価が必要な病態を疑い、「まず絶飲食で安全確保→受診へつなげる」という流れが問われやすいです。水分を与えて様子を見ると嘔吐が続いて悪化することがあるため、まず受診と評価につなげていきましょう。体重減少や尿量減少など脱水の手がかりも、セットで確認しておきましょう。
第7問
妊娠22週。腹痛はないが、子宮口が開きかけていると言われた。最も適切な対応はどれか。
- A 歩行を勧める
- B 安静にして報告する
- C 入浴して温める
- D 水分を多くとる
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正解:B
子宮頸管無力症が疑われ、早産リスクがあります。まず安静を保ち、報告して評価と治療方針の確認につなげていきましょう。
深掘り:国試では「症状が軽く見えても週数でリスクが変わる」点が狙われやすいです。妊娠22週は早産リスクを強く意識すべき週数で、腹痛がないからといって活動を増やす判断にはつなげないようにしておきましょう。まず安静を優先し、報告して評価へつなげる流れを押さえていきましょう。入浴や水分摂取で様子を見る方向ではなく、リスクを前提に動いていきましょう。
第8問
出生後2時間。体温35.8℃で四肢が冷たく、哺乳力も弱い。最初に行う対応として適切なのはどれか。
- A 保温して体温を上げる
- B 衣服を減らす
- C 室温を下げる
- D まず沐浴する
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正解:A
新生児は体温保持が未熟で、低体温は全身状態悪化につながります。まず保温で体温を回復させ、哺乳や活気の評価につなげていきましょう。
深掘り:新生児の優先順位は「体温管理→呼吸・循環→哺乳」の順で考えると整理しやすいです。低体温があると、哺乳力低下や活気低下につながりやすく、状態評価もしづらくなります。まず保温して体温を上げ、全身状態が整ったところで哺乳や活気の評価につなげていきましょう。体温を下げる方向(衣服を減らす、室温を下げる、沐浴を先にする)は避けておきましょう。
第9問
生後2日。胆汁性の嘔吐があり、腹部膨満もみられる。最も適切な対応はどれか。
- A 経口補水液を与える
- B 授乳を続けて様子を見る
- C 絶飲食として報告する
- D 胃薬を飲ませる
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正解:C
胆汁性嘔吐は腸閉塞など外科的疾患を疑う所見で、早期評価が必要です。まず絶飲食として報告し、対応につなげていきましょう。
深掘り:嘔吐があるときは「量」だけでなく「色」を根拠として拾えるようにしておきましょう。胆汁性(緑色調)の嘔吐は、腸閉塞など外科的評価が必要な状況を示唆する重要な所見として整理しておきましょう。授乳や経口補水液を続けると悪化や誤嚥につながりやすいので、まず絶飲食として安全を確保し、速やかに報告して評価につなげていきましょう。
第10問
4歳。複数の打撲があり、部位や形が不自然で、説明も一貫しない。看護師の対応として最も適切なのはどれか。
- A 保護者を責めて確認する
- B 所見を記録し共有する
- C 家庭のことなので介入しない
- D 子どもだけに詳しく聞く
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正解:B
虐待が疑われる場合は、事実の記録とチームでの共有が優先です。安全確保と適切な連携につなげていきましょう。
深掘り:国試では「疑いの段階でも、まず事実を残す」対応が基本として問われやすいです。感情的に追及すると関係が悪化して安全確保が難しくなることがあるため、まず所見を客観的に記録し、チームで共有して手順に沿って対応していきましょう。家庭の問題として介入しない判断は、支援や安全確保の機会を失いやすいので避けておきましょう。聞き取りも単独で進めるのではなく、連携の中で進めていきましょう。
答えだけ一覧(2周目用):第1問C/第2問B/第3問B/第4問D/第5問D/第6問C/第7問B/第8問A/第9問C/第10問B
お疲れさまでした。母性は「分娩直後の大量出血や妊娠初期の腹痛+出血ではショックを最優先で疑う」、小児は「気道異物・新生児の発熱や低体温・胆汁性嘔吐は先送りにしない」という軸を押さえておきましょう。どれも“原因への処置”より先に、安全確保と報告で評価につなげる場面が多いので、優先順位を言葉で説明できるまで仕上げていきましょう。
おわり。

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