看護師国家試験対策(頻出整理):冬の発熱時に備える 乳幼児のけいれん初期対応と家族説明|今週のまとめ(症例+5問)

冬は発熱が続きやすく、夜間のけいれんは家族の不安が一気に高まります。今週は「初期対応」「観察」「受診目安」を症例でまとめて確認します。

◆ 症例

1歳6か月。夕方から発熱(39.0℃)。突然けいれんし、全身がガクガクして2分ほどで止まった。現在は眠そうだが呼びかけに反応する。家族は強い不安を訴えている。

◆ 総合問題(5問)

第1問:家族にまず確認する情報として最も適切なのはどれか。

  • A:今朝の食事内容
  • B:最近の外出歴だけ
  • C:けいれんの持続時間と様子
  • D:発熱の原因を断定できるか
✅ 正解・解説を見る

正解:C:けいれんの持続時間と様子

解説:初動で重要なのは、持続時間、全身性か局所性か、繰り返しの有無などです。これらは緊急度判断と治療方針に直結します。
A・B:参考にはなりますが優先度は下がります。
D:原因の断定より、まず発作の状況把握が優先です。


第2問:けいれん中の家族対応として最も適切なのはどれか。

  • A:横向きにして周囲の危険物を避ける
  • B:口に物を入れて舌を守る
  • C:体を強く押さえて止める
  • D:すぐに水を飲ませる
✅ 正解・解説を見る

正解:A:横向きにして周囲の危険物を避ける

解説:けいれん中は安全確保と気道確保が最優先です。横向きなど安全な体位をとり、周囲の危険物を避けて外傷と誤嚥を防ぎます。
B:窒息や歯の損傷の危険があります。
C:外傷につながることがあります。
D:誤嚥リスクがあります。


第3問:この症例で、救急要請を検討する目安として最も適切なのはどれか。

  • A:鼻水が出ている
  • B:発作後に眠そうである
  • C:発熱が38℃台である
  • D:けいれんが5分以上続く
✅ 正解・解説を見る

正解:D:けいれんが5分以上続く

解説:一般に5分以上持続するけいれんは重積化リスクが高く、救急要請や早期対応を検討します。
B:眠気はみられることがありますが、意識の回復で判断します。
C:発熱だけでは緊急度は決まりません。


第4問:熱性けいれんと判断してよい可能性が高い経過はどれか。

  • A:焦点性(片側)けいれんで始まる
  • B:けいれんが短時間で止まり、意識が戻る
  • C:けいれんが1日に何度も繰り返す
  • D:意識が戻りにくく、項部硬直がある
✅ 正解・解説を見る

正解:B:けいれんが短時間で止まり、意識が戻る

解説:典型的な熱性けいれんは全身性で短時間に止まり、その後意識が回復することが多いです。
A・C:複雑型を疑い評価が必要です。
D:中枢神経感染症なども疑い、早急な評価が必要です。


第5問:家族への説明として最も適切なのはどれか。

  • A:眠っていれば観察は不要で朝まで待つ
  • B:発熱がある間は必ず救急車を呼ぶ
  • C:けいれん中は無理に飲ませず、時間と意識を確認する
  • D:次に備えて口に物を入れる練習をする
✅ 正解・解説を見る

正解:C:けいれん中は無理に飲ませず、時間と意識を確認する

解説:家族ができる安全な対応は、危険な介入(口に物、飲水、強い拘束)を避け、発作時間を測り、意識と呼吸の回復を確認することです。受診目安も併せて共有します。
A:夜間も状態は変化します。危険サインがあれば待たずに対応します。
B:発熱だけで一律に救急要請とは限りません。
D:危険で推奨されません。

看護の落とし穴:冬は不安で「何かしてあげたい」が先に立ち、口に物を入れる・飲ませるなどで誤嚥リスクが上がりやすい点に注意です。

◆ あひるのひとこと

迷ったら、時間と意識。そこがズレたら早めに受診で大丈夫です。

📚 参考図書

書籍タイトル 内容・おすすめポイント
クエスチョン・バンク看護 2026 本試験形式で出題傾向を徹底分析。過去問を中心に効率よく実践力を鍛えられます。
クエスチョン・バンクSelect必修 2026 必修問題を網羅。やさしい解説と豊富なイラストで初学者にもわかりやすい一冊です。
レビューブック看護 2026 看護学生の“要点整理バイブル”。国試直前の総まとめにも最適です。

おわり。

コメント

タイトルとURLをコピーしました