嘔吐の子が多い時期ほど、DKAは見えにくくなります。症例で初動と観察をまとめます。
症例
10歳。口渇・多尿が続いた後に嘔吐と腹痛が増え、深く速い呼吸が目立つ。来院時はややぼんやり。検査で高血糖とケトン陽性が疑われた。
Q1. DKAを強く疑う身体所見はどれか
- A:咳嗽と喘鳴が続いている
- B:深く速い呼吸が続いている
- C:全身に発疹が広がっている
- D:関節痛を強く訴えている
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正解:B:深く速い呼吸が続いている
解説:
- A:呼吸器疾患の鑑別が中心。
- B(正解):アシドーシス代償として深く速い。
- C:アレルギー反応の可能性。
- D:典型像ではない。
Q2. 初期評価で最優先に確認すべきはどれか
- A:食事内容の詳細
- B:意識・呼吸・末梢循環
- C:学校でのストレス状況
- D:皮疹の有無
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正解:B:意識・呼吸・末梢循環
解説:
- A:優先は下。
- B(正解):重症度に直結する3点。
- C:今この場の安全評価ではない。
- D:関連が薄い。
Q3. 初期対応の原則として適切なのはどれか
- A:インスリンをボーラスで先に入れる
- B:輸液で循環を整え、持続インスリンへつなぐ
- C:最初から糖入り輸液にする
- D:経口補水を最優先する
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正解:B:輸液で循環を整え、持続インスリンへつなぐ
解説:
- A:急速低下は合併症リスク。
- B(正解):脱水補正→持続投与が基本。
- C:糖は経過で調整。
- D:重症では難しい。
Q4. 治療中に脳浮腫を疑う変化はどれか
- A:尿量が増えてきた
- B:口渇が軽くなった
- C:頭痛・不穏と意識低下が出た
- D:血糖が緩やかに低下した
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正解:C:頭痛・不穏と意識低下が出た
解説:
- A:改善の可能性も。
- B:改善所見のことが多い。
- C(正解):神経症状の変化は最優先。
- D:治療経過で起こり得る。
Q5. 退院後の安全管理として適切なのはどれか
- A:低血糖は受診で対応する
- B:低血糖の手順を家庭と学校で共有する
- C:血糖測定は週1回でよい
- D:運動は禁止する
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正解:B:低血糖の手順を家庭と学校で共有する
解説:
- A:対応が遅れやすい。
- B(正解):共通手順が鍵。
- C:不足。
- D:一律は禁止しない。
看護の落とし穴:「嘔吐=胃腸炎」に引っ張られ、呼吸パターンと意識の変化が後回しになりやすい。
◆ あひるのひとこと
嘔吐の子ほど、呼吸と意識を“セット”で見ておくと守れます。
📚 参考図書
おわり。
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