小児・新生児ケアの基礎整理:小児1型糖尿病と糖尿病性ケトアシドーシス(DKA)の初動|今週のまとめ(症例+5問)

嘔吐の子が多い時期ほど、DKAは見えにくくなります。症例で初動と観察をまとめます。

症例 10歳。口渇・多尿が続いた後に嘔吐と腹痛が増え、深く速い呼吸が目立つ。来院時はややぼんやり。検査で高血糖とケトン陽性が疑われた。

Q1. DKAを強く疑う身体所見はどれか
  • A:咳嗽と喘鳴が続いている
  • B:深く速い呼吸が続いている
  • C:全身に発疹が広がっている
  • D:関節痛を強く訴えている
✅ 正解・解説を見る正解:B:深く速い呼吸が続いている

解説:
  • A:呼吸器疾患の鑑別が中心。
  • B(正解):アシドーシス代償として深く速い。
  • C:アレルギー反応の可能性。
  • D:典型像ではない。
Q2. 初期評価で最優先に確認すべきはどれか
  • A:食事内容の詳細
  • B:意識・呼吸・末梢循環
  • C:学校でのストレス状況
  • D:皮疹の有無
✅ 正解・解説を見る正解:B:意識・呼吸・末梢循環

解説:
  • A:優先は下。
  • B(正解):重症度に直結する3点。
  • C:今この場の安全評価ではない。
  • D:関連が薄い。
Q3. 初期対応の原則として適切なのはどれか
  • A:インスリンをボーラスで先に入れる
  • B:輸液で循環を整え、持続インスリンへつなぐ
  • C:最初から糖入り輸液にする
  • D:経口補水を最優先する
✅ 正解・解説を見る正解:B:輸液で循環を整え、持続インスリンへつなぐ

解説:
  • A:急速低下は合併症リスク。
  • B(正解):脱水補正→持続投与が基本。
  • C:糖は経過で調整。
  • D:重症では難しい。
Q4. 治療中に脳浮腫を疑う変化はどれか
  • A:尿量が増えてきた
  • B:口渇が軽くなった
  • C:頭痛・不穏と意識低下が出た
  • D:血糖が緩やかに低下した
✅ 正解・解説を見る正解:C:頭痛・不穏と意識低下が出た

解説:
  • A:改善の可能性も。
  • B:改善所見のことが多い。
  • C(正解):神経症状の変化は最優先。
  • D:治療経過で起こり得る。
Q5. 退院後の安全管理として適切なのはどれか
  • A:低血糖は受診で対応する
  • B:低血糖の手順を家庭と学校で共有する
  • C:血糖測定は週1回でよい
  • D:運動は禁止する
✅ 正解・解説を見る正解:B:低血糖の手順を家庭と学校で共有する

解説:
  • A:対応が遅れやすい。
  • B(正解):共通手順が鍵。
  • C:不足。
  • D:一律は禁止しない。
看護の落とし穴:「嘔吐=胃腸炎」に引っ張られ、呼吸パターンと意識の変化が後回しになりやすい。

◆ あひるのひとこと

嘔吐の子ほど、呼吸と意識を“セット”で見ておくと守れます。

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