【復習用】免疫・アレルギー 一般20問|YouTube翌日 深掘り解説(問題つき)

まずはYouTubeの聞き流し動画はこちら:【2026年最新版】免疫・アレルギーで差がつくのはここ|看護師国家試験 一般20問・一問一答

今回は、免疫・アレルギー分野の一般レベル問題を20問まとめました。アナフィラキシーの初期対応、迷走神経反射との見分け、輸血副反応の優先順位、免疫抑制中の感染予防、皮膚疾患のセルフケアなど、「最初の一手」を中心に整理しています。

このページは、YouTubeで学習した翌日の夜に、復習として“読みで整理”できるように作った深掘り記事です。まずは答えを見ずに解いてから、各問の「解答・解説を見る」を開いて答え合わせしてください。


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  2. 答え合わせは、各問の下の「解答・解説を見る」を開く
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※この記事の問題は国家試験の傾向を参考にしたオリジナル問題です。内容の正確性には配慮していますが、学習は教科書・過去問集と併用してください。


第1問

抗菌薬の点滴開始直後に、全身蕁麻疹、喘鳴、血圧低下が出現した。最優先の対応はどれか。
A 点滴速度を下げて経過を見る
B 点滴を中止し応援要請する
C 解熱鎮痛薬を投与する
D 食事摂取を中止する

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正解:B

アナフィラキシーが疑われるため、まず原因となり得る点滴を止めて、人手と体制を確保します。その上で気道・呼吸・循環の評価とアドレナリン筋注などの救急対応につなげます。様子見は遅れにつながります。

深掘り:国試の優先順位は「原因曝露を止める」+「ABC(気道・呼吸・循環)」で整理します。点滴開始直後に、皮膚症状(全身蕁麻疹)に加えて、呼吸器症状(喘鳴)と循環不全(血圧低下)がそろっているため、アナフィラキシーを最優先で疑います。最初に行うべきは、原因になり得る投与を中止して曝露を断ち、同時に応援要請して救急対応の体制を整えることです。点滴速度を下げるだけでは曝露が続く可能性があり、判断が遅れます。ここから先は、呼吸状態(呼吸数・努力呼吸・SpO2)、循環(血圧・脈拍・意識)の評価を急ぎ、必要時はアドレナリン筋注・酸素投与・輸液などの対応につなげる、という流れで押さえておきましょう。

第2問

アナフィラキシーに対するアドレナリン筋注の部位として適切なのはどれか。
A 上腕三角筋
B 腹部
C 臀部
D 大腿外側中央

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正解:D

アドレナリン筋注は大腿外側が基本です。吸収が安定しやすく、初期治療としての効果を期待できます。部位の取り違えに注意しましょう。

深掘り:国試では「アドレナリン筋注=大腿外側(外側広筋)」を型として覚えるのが最短です。緊急時は“速く確実に効かせる”ことが重要で、そのため吸収が期待しやすい部位として大腿外側が基本になります。上腕や臀部は、状況によっては吸収が不安定になり得るため、第一選択としては選びにくい、という比較で整理します。選択肢が紛らわしいときは「大腿外側」が出ているかをまず探す、という解き方で安定します。

第3問

予防接種直後に顔面蒼白、冷汗、悪心があり、脈拍は遅く血圧も低下している。迷走神経反射を示唆する所見はどれか。
A 顔面蒼白と徐脈
B 喘鳴と呼吸困難
C 全身蕁麻疹と口唇腫脹
D 顔面紅潮と頻脈

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正解:A

迷走神経反射では顔面蒼白と徐脈が手がかりになります。アナフィラキシーでは蕁麻疹や口唇腫脹、喘鳴などが出やすく、所見の組み合わせで見分けます。

深掘り:国試頻出の鑑別は「迷走神経反射(血管迷走神経反射) vs アナフィラキシー」です。迷走神経反射は、注射や痛み・緊張をきっかけに、顔面蒼白、冷汗、悪心、血圧低下とともに徐脈が出やすい、という整理がポイントです。一方アナフィラキシーは、皮膚症状(全身蕁麻疹、掻痒、口唇腫脹)や呼吸器症状(喘鳴、呼吸困難)が前面に出やすく、循環も悪化し得ます。つまり、同じ血圧低下でも「蒼白+徐脈」は迷走神経反射を示唆する、という型で押さえると、選択肢のセット問題が解きやすくなります。

第4問

輸血開始後に、発熱と腰背部痛、血尿が出現した。初期対応として適切なのはどれか。
A 輸血を続けて医師へ報告する
B 解熱薬を先に投与してから対応する
C 輸血を中止し生理食塩液でルートを確保する
D 輸血速度を上げて体温を上げる

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正解:C

急性溶血性輸血副反応を疑い、まず輸血を止めます。ルートを確保し、医師へ迅速に報告して指示を受けます。解熱薬を先に使うと症状の推移が追いにくくなるため、投与は指示後に行いましょう。

深掘り:輸血副反応は「疑ったらまず輸血を中止」が国試の定番です。発熱に加えて腰背部痛や血尿があると、溶血性反応を疑う方向で整理されやすく、原因曝露を続けるのは危険です。したがって、輸血を止め、点滴ルートは生理食塩液で確保しておきます(緊急時の薬剤投与や循環管理につなげるため)。解熱薬を先に使うと、症状の推移が評価しにくくなる点が引っかけになりやすいので、「止める→ルート確保→報告→指示で追加対応」の順番を固定しましょう。

第5問

ラテックスアレルギーの既往がある患者の処置で最も適切なのはどれか。
A 手袋は粉付きゴム手袋を使用する
B ラテックス非含有物品で統一する
C バルーンカテーテルはゴム製を優先する
D 処置室は通常どおり準備する

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正解:B

ラテックス曝露を避けることが最優先です。手袋やカテーテルなど、ゴム製品は原因になり得るため、非含有物品に統一します。うっかり混在しない環境整備が大切です。

深掘り:ラテックスアレルギーは「原因回避が最優先」です。手袋だけを替えても、カテーテル・テープ・処置物品のどこかにラテックスが混在していれば曝露が起こり得ます。国試では“部分対応”よりも、「非ラテックスで統一して混在を防ぐ」「スタッフ間で共有して再曝露を防ぐ」という環境整備が問われやすいです。粉付きゴム手袋やゴム製カテーテルは曝露リスクが高いため避ける、という方向で整理しておきましょう。

第6問

アトピー性皮膚炎のスキンケアで適切なのはどれか。
A 入浴は避けて清拭だけにする
B 入浴後すぐ保湿剤を塗る
C かゆみが強い日は保湿を中止する
D 石けんは強い洗浄力のものを使う

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正解:B

入浴後は皮膚の水分が失われやすく、早めの保湿が有効です。洗浄は低刺激を基本にし、こすり過ぎを避けます。継続できる具体策を示せるかがポイントです。

深掘り:アトピー性皮膚炎は「皮膚バリア低下→乾燥→炎症・掻破→さらに悪化」という悪循環で整理します。スキンケアの柱は、①低刺激で清潔を保つ(汗や汚れは落とすが、こすらない)、②乾燥しやすいタイミング(入浴後など)で早めに保湿してバリアを補う、の2点です。入浴を避けるのではなく、刺激を減らした入浴と保湿を継続するのが基本になります。かゆみが強い日に保湿を中止すると乾燥が進みやすく、強い洗浄力の石けんもバリアを壊しやすい方向です。「入浴後すぐ保湿」は国試で繰り返し問われる型として確実に押さえておきましょう。

第7問

気管支喘息でNSAIDs過敏が疑われる患者への説明として適切なのはどれか。
A NSAIDsで発作が誘発されることがある
B 解熱鎮痛薬は何を選んでも安全である
C 発作がある日は運動で改善する
D 吸入薬は症状がない日は不要である

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正解:A

一部の喘息ではNSAIDsで増悪することがあります。薬剤歴と増悪のつながりに気づけるかが重要になります。吸入薬は指示に基づき継続が基本で、自己判断の中断は危険です。

深掘り:喘息の悪化要因は感染やアレルゲンだけでなく、薬剤が引き金になることがあります。国試では「薬剤歴と症状増悪の関連」を拾えるかがポイントで、NSAIDsで発作が誘発されることがある、という説明が適切になります。「解熱鎮痛薬は何でも安全」ではなく、薬剤選択に注意が必要な人がいる、という整理です。また、吸入薬は“症状がない日だけ不要”と自己判断するのではなく、指示された管理計画に沿って継続することが基本として問われやすいです。

第8問

全身性エリテマトーデス(SLE)の自己管理として適切なのはどれか。
A 日光曝露を増やして体力をつける
B 蛋白尿があっても経過を見る
C 関節痛がある日は温罨法だけで対応する
D 感染予防として手洗いを徹底する

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正解:D

免疫異常や治療薬の影響で感染リスクが上がるため、基本の感染予防を徹底します。日光は増やすのではなく、光線過敏や増悪に注意して調整します。蛋白尿は腎障害のサインになり得るので、経過観察で済ませず受診目安を共有します。

深掘り:SLEは自己免疫疾患で、疾患そのものと治療(ステロイドや免疫抑制薬など)の影響により感染リスクが高くなりやすい、という整理が国試の軸です。そのため、まず基本の感染予防(手洗い等)を徹底することが適切です。日光曝露は“増やす”方向ではなく、光線過敏や症状増悪に注意して調整が必要です。蛋白尿は腎障害を示唆し得るため放置せず、相談・受診につなげる視点が重要です。「感染予防」「日光は注意」「蛋白尿は要相談」をセットで押さえておきましょう。

第9問

免疫抑制療法中の患者へのワクチンに関する説明で適切なのはどれか。
A 生ワクチンは原則として避ける
B 生ワクチンは必ず接種する
C 不活化ワクチンはすべて禁忌である
D ワクチンは免疫と無関係である

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正解:A

免疫抑制状態では生ワクチンで重篤化するリスクがあります。接種の可否は主治医判断が前提で、自己判断で受けないことも重要です。不活化ワクチンは状況により接種が検討されます。

深掘り:免疫抑制中は「生ワクチンは原則避ける」が国試の基本整理です。免疫が十分でない状態で生ワクチンを接種すると重篤化のリスクがある、という方向で押さえます。一方、不活化ワクチンは“すべて禁忌”ではなく、状況により接種が検討される、という切り分けがポイントです。結論として、ワクチン接種の可否は主治医判断であり、自己判断で接種・中止しない、という安全行動につなげます。

第10問

長期のステロイド内服中の患者への指導で適切なのはどれか。
A 症状が軽ければ急に中止してもよい
B 内服は自己判断で増量する
C 感染徴候は気にしなくてよい
D 急な中止は避け指示どおり調整する

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正解:D

長期使用では副腎抑制が起こり得るため、急な中止は危険です。減量は指示に沿って段階的に行います。発熱など感染徴候の観察も重要です。

深掘り:長期ステロイドは「急に止めない」「自己判断で増減しない」「感染に注意」をセットで整理します。長期内服により副腎機能が抑制され得るため、急な中止は危険で、減量は段階的に行う必要があります。また免疫抑制作用により感染リスクが上がるため、発熱などの感染徴候の観察も重要です。国試では安全指導として“自己判断の中断”を避ける選択肢が正解になりやすいので、型として固定しておきましょう。

第11問

アナフィラキシーで症状が改善した後の観察について適切なのはどれか。
A 改善後すぐ帰宅させる
B 呼吸器症状がなければ観察不要
C 二相性反応を考え一定時間観察する
D 皮疹が消えれば完全に安全である

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正解:C

アナフィラキシーは一旦落ち着いても再燃することがあります。一定時間の観察と再燃時の対応を共有しておくことが大切です。見た目の改善だけで判断しないのがポイントです。

深掘り:国試では「改善=終了」ではなく、「再燃を想定して観察」が重要として整理されます。皮疹が消えた、呼吸が楽になった、という見た目の改善だけで安全とは言い切れません。一定時間観察し、再燃時の行動(救急要請、追加対応など)を共有することが安全管理になります。早く帰宅させる、観察不要、といった選択肢は優先順位問題の典型的な引っかけとして出やすいので、「一定時間観察」を型として押さえておきましょう。

第12問

食物アレルギーでアドレナリン自己注射薬が処方された。指導として適切なのはどれか。
A 症状が軽ければ我慢して様子を見る
B 使用後は救急要請し受診する
C 家族には説明しなくてよい
D 有効期限は気にしなくてよい

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正解:B

自己注射は初期対応ですが、その後の観察と追加対応が必要になることがあります。使用後は救急要請し医療機関で評価を受けます。家族も含めた手順共有が再発時の安全につながります。

深掘り:自己注射薬は「初期対応の第一手段」ですが、使用後も再燃や追加治療が必要になる可能性があります。そのため、使用後は救急要請し、医療機関で観察・評価を受ける、という整理が国試では基本です。また、実際の場面では本人が対応できないこともあるため、家族も含めて使い方と手順を共有しておくことが安全につながります。有効期限も含め、平時の準備と緊急時の行動をセットで覚えておきましょう。

第13問

蕁麻疹が出た患者の観察で重症化を疑う所見はどれか。
A かゆみが強い
B 発疹が局所に限局する
C 入浴で一時的に悪化する
D 呼吸困難が出現する

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正解:D

皮膚症状だけでなく、呼吸器症状が出る場合は重症化を疑います。気道浮腫や喘鳴の可能性があり、緊急性が上がります。かゆみの強さだけでは重症度は判断できません。

深掘り:蕁麻疹は皮膚症状としてよく見ますが、国試では「全身反応へ進んでいないか」を評価できるかが問われます。呼吸困難が出現している場合、気道浮腫や喘鳴を伴う可能性があり、緊急性が高い方向です。かゆみが強い・入浴で悪化などは参考情報でも、最優先で拾うべきは呼吸や循環に関わる所見です。「皮膚+呼吸」は危険、という型で整理しましょう。

第14問

接触皮膚炎の対応として適切なのはどれか。
A 原因物質の接触を継続する
B 患部を強くこすって洗う
C ステロイド外用は禁忌である
D 原因の回避と皮膚保護を行う

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正解:D

まず原因への曝露を断つことが基本です。皮膚バリアの保護と、必要に応じた外用薬につなげます。こすり洗いは悪化させやすいので注意が必要です。

深掘り:接触皮膚炎は「原因曝露を断つ」が最優先です。曝露が続く限り炎症は改善しにくいため、原因の回避と皮膚保護(刺激を減らし、バリアを保つ)を基本として整理します。強くこすって洗うと、皮膚バリアがさらに壊れ悪化しやすい方向です。「外用薬は一律禁忌」ではなく、必要に応じて検討される、という整理になるため、禁忌と断言する選択肢は不適切として扱われやすいです。

第15問

アレルギー性鼻炎の生活指導で適切なのはどれか。
A 寝具の掃除は不要である
B 換気のため窓を常時開放する
C 原因抗原への曝露を減らす
D 点鼻薬は回数を無制限に増やす

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正解:C

対策の基本は抗原回避です。環境整備と薬の適正使用が大切です。自己判断で点鼻薬を増やすと、副作用や悪化につながることがあります。

深掘り:アレルギー性鼻炎は「抗原回避(曝露を減らす)」が生活指導の軸です。寝具の掃除はダニ対策などにもつながり得るため不要ではありません。花粉の時期に窓を常時開放すると曝露が増える方向になり得ます。点鼻薬も自己判断で回数を増やすのではなく、指示どおりの適正使用が安全です。「環境整備+薬は適正使用」をセットで整理しておきましょう。

第16問

免疫抑制療法中の患者の感染予防で優先する対応はどれか。
A 面会制限と手指衛生を徹底する
B 生ものを積極的に摂取する
C 発熱時も市販薬で様子を見る
D 予防策は不要である

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正解:A

免疫抑制下では感染が重症化しやすく、基本対策の徹底が重要です。面会や手指衛生、マスクなどを状況に合わせて整えます。発熱時は自己判断で様子見をせず、早めに相談しましょう。

深掘り:免疫抑制中は「感染しやすい」だけでなく「感染が重症化しやすい」ことが国試のポイントです。したがって、まず基本対策(手指衛生、面会制限、必要に応じたマスクや環境整備)を徹底するのが優先されます。生ものの積極摂取は感染リスクを上げる方向になり得ます。発熱時に市販薬で様子を見るのは相談が遅れやすく、重症化リスクの観点から不適切になりやすいです。「普段は予防」「異常時は早めに相談」で整理しておきましょう。

第17問

花粉症がある患者が生の果物で口腔内のかゆみを訴える。最も考えやすいのはどれか。
A 細菌性咽頭炎
B 甲状腺機能亢進症
C 食中毒
D 口腔アレルギー症候群

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正解:D

花粉と果物の交差反応で、口腔内のかゆみなどが起こることがあります。多くは軽症ですが、症状が強い場合は医療機関へ相談します。鑑別の視点を持てるかがポイントです。

深掘り:口腔アレルギー症候群は「花粉症の人が、生の果物・野菜で口腔内のかゆみや違和感」を訴える、という形で国試に出やすいテーマです。ポイントは“交差反応”で、喉の痛みや発熱が主の細菌性咽頭炎、全身症状が中心になりやすい食中毒などとは整理が異なります。本問は鑑別名を選ぶ問題なので、「花粉症+生の果物+口腔内症状」=「口腔アレルギー症候群」を型として押さえておきましょう。

第18問

重度のアレルギー歴がある患者の入院時に最優先で確認する情報はどれか。
A 最終月経と妊娠の可能性
B アレルゲンと過去の反応内容
C 利き手と日常生活の自立度
D 喫煙歴と飲酒の頻度

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正解:B

原因物質と反応の重症度は安全管理に直結します。薬剤、食物、ラテックスなどを具体的に確認し、共有します。記録と表示まで一連で行うことが重要です。

深掘り:入院時は「安全に直結する情報」を優先して集めます。重度アレルギー歴がある場合、アレルゲン(薬剤・食物・ラテックスなど)と、過去の反応内容(蕁麻疹だけか、喘鳴や血圧低下まで出たか)は処置・投薬・環境整備に直結します。単に「アレルギーあり」では不十分で、具体的な原因と重症度を確認し、チームで共有し、記録・表示して再曝露を防ぐ、という一連の流れで整理するのが国試でも重要です。

第19問

アナフィラキシーを疑う患者の初期観察で優先するのはどれか。
A 疼痛の部位と強さ
B 睡眠時間と中途覚醒
C 呼吸状態とSpO2
D 排便回数と便性

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正解:C

アナフィラキシーは気道・呼吸・循環の評価が最優先です。呼吸状態と酸素化を迅速に確認し、必要時は酸素投与などにつなげます。疼痛や睡眠の評価は重要でも優先順位が異なります。

深掘り:アナフィラキシーは短時間で気道閉塞や循環不全に進行する可能性があるため、初期観察は「ABCに直結する情報」を最優先で集めます。呼吸状態(呼吸数、努力呼吸、喘鳴、嗄声、チアノーゼ)とSpO2は、緊急性と対応の要否を判断するための“最短の指標”です。疼痛や排便、睡眠は重要な評価項目でも、いまの緊急性判断には優先度が下がります。「疑ったら呼吸と酸素化」を型として固定しておきましょう。

第20問

小児のアトピー性皮膚炎でかき壊しが強い。悪化予防として適切なのはどれか。
A 爪を短く整える
B 掻痒は我慢させる
C 保湿は症状がない日だけ行う
D 入浴は避けて汗を残す

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正解:A

かき壊しは皮膚バリアをさらに壊し、感染や悪化につながります。爪を短く整え、保湿と環境調整を合わせて行います。我慢だけに頼らず具体策を示すことが大切です。

深掘り:小児のアトピー性皮膚炎は「掻破→バリア破綻→炎症増悪→さらにかゆい」という悪循環で整理します。したがって悪化予防は、掻き壊しを“起こりにくくする具体策”が中心です。爪を短く整えることは、皮膚損傷と二次感染のリスクを下げる実行しやすい対策として国試でも扱われやすいです。我慢させるだけでは現実的に難しく、保湿を症状がない日だけに限定すると乾燥が進みやすくなります。入浴を避けて汗を残すのも刺激になり得るため不適切方向です。「爪のケア+保湿+環境調整」というセットで整理しておきましょう。


答えだけ一覧(2周目用)

第1問B/第2問D/第3問A/第4問C/第5問B/第6問B/第7問A/第8問D/第9問A/第10問D/第11問C/第12問B/第13問D/第14問D/第15問C/第16問A/第17問D/第18問B/第19問C/第20問A


まとめ

免疫・アレルギーは「原因曝露を断つ」「ABCを優先する」「鑑別は所見のセットで判断する」が大きな軸です。アナフィラキシーは、原因の中止と応援要請で体制を整え、呼吸と循環の評価から救急対応へつなげます。予防接種後の迷走神経反射は顔面蒼白と徐脈が手がかりで、蕁麻疹・喘鳴などが出やすいアナフィラキシーと区別します。慢性領域では、免疫抑制中の感染予防、ステロイド内服の自己中断回避、アトピー性皮膚炎の保湿と掻破予防など、継続できる具体策を言語化できるように整理しておきましょう。

おわり。

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