まずはYouTubeの聞き流し動画はこちら:【2026年最新版】免疫・アレルギー×神経 本番形式10問|看護師国家試験 一問一答
今回は、免疫・アレルギーと神経の本番形式の問題を10問用意しました。まずは答えを見ずに解いて、解説で判断の決め手を言葉にできる形に整理していきましょう。
このページは、YouTubeで学習した翌日の夜に、復習として“読みで整理”できるように作った深掘り記事です。まずは答えを見ずに解いてから、各問の「解答・解説を見る」を開いて答え合わせしていきましょう。
- 問題を読む(先に自分で答えを決めておきましょう)
- 答え合わせは、各問の下の「解答・解説を見る」を開いていきましょう
- 最後に答えだけ一覧で2周目チェックしていきましょう
※この記事の問題は国家試験の傾向を参考にしたオリジナル問題です。内容の正確性には配慮していますが、学習は教科書・過去問集と併用していきましょう。
第1問
救急外来。1時間前から急に右上肢が動かしにくく、言葉が出にくい。意識は清明。血圧182/104、脈拍92、SpO2 97%、血糖48mg/dL。抗凝固薬内服歴はない。最優先の対応はどれか。
- A ブドウ糖を投与して再評価する
- B 頭部MRIを先に依頼する
- C 鎮静して安静を保つ
- D 水分摂取を促して様子を見る
解答・解説を見る
正解:A
低血糖は脳卒中様の症状を起こすことがあり、まず補正して症状の変化を確認します。画像評価も重要ですが、可逆的な原因の除外を先に行っていきましょう。
深掘り:国試の神経救急は「脳卒中を疑う症状があっても、まず可逆的な原因を潰す」が基本です。低血糖は片麻痺や失語のように見えることがあり、補正で症状が改善すれば方針が大きく変わります。ここでは血糖48mg/dLが決定的で、まずブドウ糖投与→再評価の流れを押さえておきましょう。もちろん脳卒中の画像評価も重要ですが、先に低血糖を補正して“本当に脳卒中なのか”を見極めていきましょう。初期評価は「意識・呼吸・循環+血糖」を型としてセットで覚えておきましょう。
第2問
パーキンソン病でレボドパ製剤を内服している。効果を安定させるための説明として適切なのはどれか。
- A 食後すぐにまとめて内服する
- B 自己判断で回数を増やしてよい
- C 高たんぱく食は影響することがある
- D 症状がない日は中止してよい
解答・解説を見る
正解:C
レボドパは食事内容、特にたんぱく質で効果が変わることがあります。自己判断の増減や中止は避け、指示どおりの内服を続けていきましょう。
深掘り:国試では「薬の効き方に影響する生活要因」を問う形がよく出ます。レボドパは食事、とくに高たんぱく食の影響を受けることがあるため、症状の変動があるときは“食事内容や内服タイミング”も含めて見直す視点を持っておきましょう。反対に、自己判断で回数を増やしたり、症状がない日に中止したりすると、症状の悪化や副作用につながりやすいので避けておきましょう。ポイントは「指示どおりに継続」「食事の影響を知って調整は医療者と相談」までセットで整理しておきましょう。
第3問
けいれんが5分以上続いている。最初に準備する薬剤として適切なのはどれか。
- A マンニトール
- B ジアゼパム
- C アトロピン
- D 利尿薬
解答・解説を見る
正解:B
けいれんの初期対応では、ベンゾジアゼピン系が第一選択として扱われます。並行して気道と呼吸の評価も行い、発作の持続時間を記録していきましょう。
深掘り:国試のけいれん対応は「薬剤名」だけでなく「流れ」を押さえると強いです。まずは安全確保(転倒・外傷予防)と、気道・呼吸・循環の評価を並行して進めます。その上で、5分以上続く発作は遷延化していくリスクがあるため、初期薬としてベンゾジアゼピン系(例:ジアゼパム)を準備する流れを押さえておきましょう。マンニトールは頭蓋内圧亢進、アトロピンは徐脈など別の場面の薬剤なので、状況と薬剤を結び付けて整理しておきましょう。発作の開始時刻・持続時間の記録は、その後の治療選択に直結するので必ず押さえておきましょう。
第4問
頭部外傷後の観察で、頭蓋内圧亢進を疑う所見として最も優先度が高いのはどれか。
- A 傾眠が強くなる
- B 食欲が低下する
- C 便秘が続く
- D 軽い発熱が出る
解答・解説を見る
正解:A
意識レベルの低下は頭蓋内病変の進行を疑う重要所見です。まず反応の鈍さや傾眠を見逃さないようにしていきましょう。
深掘り:頭部外傷後の観察は、国試でも「意識の変化が最優先」という形で問われやすいです。頭痛や嘔吐なども重要ですが、最も緊急度が高いのは“意識レベルが落ちてきた”という変化です。傾眠が強くなる、反応が鈍い、呼びかけへの反応が遅いなどは、頭蓋内圧亢進や頭蓋内出血の進行を疑うサインとして整理しておきましょう。食欲低下や便秘、軽い発熱は起こり得ますが、頭蓋内圧亢進の最優先サインとしては弱いので、まず意識の変化を拾う癖をつけていきましょう。
第5問
化学療法後10日。悪寒があり体温38.6℃。白血球900、好中球200。血圧108/66、脈拍110。点滴ルートは確保されている。最優先の対応はどれか。
- A 解熱薬を先に使う
- B 経口で水分を増やす
- C 翌日の受診を勧める
- D 報告して培養と抗菌薬の準備を進める
解答・解説を見る
正解:D
発熱性好中球減少症が疑われ、早期の評価と抗菌薬につなげる必要があります。報告して培養と抗菌薬の準備を優先して進めていきましょう。
深掘り:国試の免疫分野で頻出なのが「化学療法後の発熱=発熱性好中球減少症(FN)を疑う」という整理です。白血球900・好中球200は重度の好中球減少で、発熱は感染症として重く扱います。ここで解熱薬だけ先に使うと、評価の遅れや重症化につながりやすいので避けておきましょう。基本は“報告して迅速に評価へつなげる”こと、そして可能なら抗菌薬開始前に培養を採取しつつ、抗菌薬開始を遅らせないことです。点滴ルートが確保されているのは、抗菌薬投与へすぐ移れるという重要情報として押さえておきましょう。
第6問
関節リウマチでメトトレキサートが処方された。服薬指導として適切なのはどれか。
- A 自己判断で増量する
- B 毎日内服する
- C 週1回の内服である
- D 症状がない日は中止する
解答・解説を見る
正解:C
メトトレキサートは通常、週1回投与で管理されます。自己判断の増量や毎日投与は有害事象につながるため避けていきましょう。
深掘り:メトトレキサートは国試で「投与間隔の取り違え」が狙われやすい薬剤です。基本は週1回で、毎日内服してしまうと重篤な有害事象につながる危険があるため、ここは確実に押さえておきましょう。指導のポイントは「回数を自己判断で変えない」「症状が落ち着いていても勝手に中止しない」「処方どおりの曜日・回数で継続する」をセットで整理しておくことです。服薬カレンダーやメモなど、取り違え予防の工夫を意識しておきましょう。
第7問
免疫抑制薬を内服中。ワクチン接種についての説明で適切なのはどれか。
- A 生ワクチンを必ず接種する
- B 不活化ワクチンはすべて禁忌である
- C ワクチンは免疫と無関係である
- D 生ワクチンは原則避ける
解答・解説を見る
正解:D
免疫抑制状態では生ワクチンで重篤化するリスクがあります。接種可否は主治医判断が前提で、自己判断で接種や中止をしないよう押さえておきましょう。
深掘り:国試では「免疫抑制=感染に弱い」という基本から、ワクチンの可否を整理できるかが問われます。免疫抑制薬内服中は、生ワクチンによって感染様の重篤化を起こすリスクがあるため、原則避けるという整理を押さえておきましょう。一方で、不活化ワクチンが“一律禁忌”というわけではないため、選択肢Bは誤りとして整理しておきましょう。実際の接種は主治医判断が前提で、自己判断で接種したり中止したりしない点を強調して覚えておきましょう。
第8問
アナフィラキシーで症状が改善した後の観察について適切なのはどれか。
- A 改善後すぐ帰宅させる
- B 二相性反応を考え一定時間観察する
- C 皮疹が消えれば観察は不要である
- D 呼吸器症状がなければ観察しない
解答・解説を見る
正解:B
アナフィラキシーは一旦落ち着いても再燃することがあります。二相性反応を考えて一定時間観察していきましょう。
深掘り:国試で押さえるべきポイントは「見た目が落ち着いても終わりではない」という点です。アナフィラキシーは治まった後に再び症状が出る二相性反応があり得るため、一定時間の観察が必要になります。皮疹だけで判断せず、呼吸・循環の変化(呼吸苦、喘鳴、血圧低下、意識の変化など)を含めて再燃がないかを確認していきましょう。帰宅後に再燃した場合の対応(受診の目安、救急要請の判断)を共有する、という視点も国試では大切にしておきましょう。
第9問
抗てんかん薬開始後に発熱があり、口腔内のびらんと眼の痛みを伴う発疹が広がってきた。対応として適切なのはどれか。
- A 保湿剤だけで様子を見る
- B 内服を続けて経過を見る
- C 内服を中止して受診につなげる
- D 抗菌薬を自己判断で開始する
解答・解説を見る
正解:C
重症薬疹を疑う状況で、原因薬の中止と評価が必要です。粘膜症状を伴う発疹は緊急度が上がるため、早めに受診へつなげていきましょう。
深掘り:国試では「薬疹の中でも危険サインは粘膜症状」が重要です。発熱に加え、口腔内びらん(粘膜障害)や眼の痛みを伴う発疹は重症薬疹を強く疑う状況として整理しておきましょう。ここで様子見や内服継続は悪化につながりやすいため避け、原因薬を中止して受診につなげる判断が優先になります。自己判断で抗菌薬を開始するのではなく、まず評価につなげる、という優先順位を押さえておきましょう。
第10問
絆創膏を貼った部位に2日後から紅斑と強いかゆみが出た。最も考えやすいのはどれか。
- A Ⅳ型アレルギー
- B Ⅰ型アレルギー
- C Ⅱ型アレルギー
- D アナフィラキシー
解答・解説を見る
正解:A
接触後に時間をおいて出る皮膚炎は遅延型で、Ⅳ型アレルギーが典型です。即時型との違いを整理しておきましょう。
深掘り:アレルギーは「発症までの時間」と「症状の出方」で整理すると覚えやすいです。絆創膏部位に“2日後”から紅斑と強いかゆみが出るのは、接触皮膚炎としての遅延型(Ⅳ型)を疑う典型パターンです。Ⅰ型は即時型で、短時間でじんま疹や呼吸器症状などが出る方向として対比して押さえておきましょう。Ⅳ型は原因回避と皮膚保護が基本で、同じ刺激を繰り返さない工夫をセットで整理しておきましょう。
答えだけ一覧(2周目用):第1問A/第2問C/第3問B/第4問A/第5問D/第6問C/第7問D/第8問B/第9問C/第10問A
お疲れさまでした。神経は「まず可逆的原因(低血糖など)を補正して再評価」「けいれんは初期薬と安全確保をセット」「頭部外傷は意識変化を最優先」という軸で整理しておきましょう。免疫・アレルギーは「好中球減少の発熱は迅速に培養と抗菌薬へ」「免疫抑制では生ワクチンは原則避ける」「アナフィラキシーは二相性反応を見越して観察」「粘膜症状を伴う薬疹は緊急度が高い」をセットで押さえていきましょう。
おわり。

コメント