第5回リバーサイドマラソン大和川大会

つい先日

人生で初めてマラソン大会というものに参加した。

学生の頃など必要に迫られてやることはあっても自分の意思で参加したのは初めて。

走ることなんて全然好きじゃないし

こんなしんどい競技をする人の気持ちは全く理解できない。

そう思いながらも今回走ろうと思ったのは友人に誘われたから。

誘われたというよりは挑発に近い。

渋ってたけど結局挑発に乗る形で5キロならばと参加を決めた。

2か月ほど前から軽くトレーニングを開始。

いうて5キロやしと思いながらさぼりながらも週1-2回程度でジム通い。

まったくもって仕上がった感のないまま当日を迎える。

当日も朝から全然乗り気はしなかったけど

現地に行くとたくさんの参加者がいて

それぞれが思い思いの過ごし方をしている。

その光景を見た瞬間。

一応運動部だった気持ちに火がついてめちゃくちゃテンションがあがる。

自分でも単純だなって思うけど「負けたくない」気持ちがむくむくと膨れ上がる。

この時点では5キロを選択したことを少し後悔して10キロにすればよかったかなとか思ってた。

そして長距離組からどんどんスタートしていき最短距離の5キロ組が男女合わせて100名ほど残った。

ついに緊張のスタートの瞬間。

マラソンてのは最初に出遅れるとあとから大きく巻き返すのは難しいと思ってる。

特に5キロ程度の短距離ならなおさら。

スタートの合図とともに先頭グループにつけるように塊を避けて前へダッシュ。

ジムでのルームランナーとは違って地面を蹴って走るって疲れる。

スタート15秒ほどで心が折れそうになったけど何とか踏ん張る。

そこからはひたすら自分との闘い。

走る前に思っていたこと

「10キロにしとけばよかったかな」

とか

「また次も走りたくなるんやろな」

とか

そんな思いは一瞬で吹き飛び

「もう走りたくない」

その気持ちが頭を支配しながらもただただ足を動かす。

一応自分の中で目標はあって

5キロ30分を切ること。

運動不足の中年にはちょうどいい設定かなと思ってたけど普通にきつかった。

そんなこんな苦しみながらもなんとか無事に完走しタイムは27分台。

男性陣でちょうど真ん中あたり。

男女合計で30位以内だったのでまぁおおむね満足。

おおむね満足。

とは言いつつもやっぱり悔しいよね。

大した努力もしてこなかったから仕方ないけど1位は17分台とかでゴールしてた。

そこまでのタイムは一生出せないにしても「もっとできた」と自分の記録に悔しさを感じる。

マラソンが自分との闘いって言われるのはこういうことなんだろうな。

次を走る気は全くなかったのに”次はこの記録を越えたい”とか思ってる自分に驚いた。

次があるかはわからないけどこの年で新しいことにチャレンジして少し頑張ったというこの達成感はすごくいい経験になった。

もしまた次があるならば

この日の自分を越えられるように。

昨日より今日。

今日より明日。

そんな気持ちで頑張りたい。

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