大阪マラソン2023

ついにこの日がやってきた。

約1年前。

大阪マラソン出場予定だった知人。

2022年は中止になってしまったので「来年一緒に走ろうや」と何気なく誘ってきたことがきっかけ。

どうせ選考漏れするだろうし応募だけしてみるかと。

そしたら今年は東京マラソンの日程やここ数年のコロナの影響なんかでまさかの定員割れという状況。

記念受験どころか記念申し込みのつもりがしっかり当選してしまった。

念のためゆるゆると運動習慣を作りながら備えていた春夏。

秋ごろに出走が決まり本格的な準備に入る。

一応10年以上(小学生~大学)野球をしていたのでそれなりに体力はあるかなと思っていたが過去の栄光もいいところ。

ここ数年で10キロ近く太った身体はまるで動かない。

せかせか走ることで減量も期待したが死亡が筋肉に置き換わるだけなのか半年ほどの運動程度じゃほとんど体重は変わらなかった。

少しずつ走行距離を増やして満を持して挑んだ年末の寛平マラソン。

初めてのハーフマラソン。

ここで完走して勢いをつけるつもりが残り1キロを残して関門を通過できず悔しい思いをした。

心が折れて1か月ほどはぼんやり過ごしていたが年明けから心機一転再び頑張りだす。

そして迎えたのが2月26日。

フルマラソンは初出場なのでスタート地点は最終組の中でも最後列からのスタートだった。

10キロ過ぎまでは余裕綽々で何の問題のなく通過。

13‐4キロあたりで左ひざに違和感が出始める。

この時点でもうすでにつらい。

ただ体力的にはまだまだ元気なのでまずは第1目標であるハーフまでを気力で走り切る。

ハーフの時点でタイムは2時間半ほど。

年末に完走できなかったハーフよりタイムは早い。

ハーフ自己ベスト更新の目標はとりあえず達成できた。

そしてここからが地獄のはじまり。

まず右の太ももが攣りだす。

そして右足をかばい左のふくらはぎが攣りだす。

そしてさらに右足のふくらはぎが攣りだす。

ストレッチを挟みながら大幅にペースダウンをしながらもなんとか歩を進める。

30キロを越えたあたりから気温も下がり寒さも襲ってくる。

32‐3キロからは足が痛すぎてどうにもならず8割ぐらいは歩いてしまった。

何度もあきらめようと思ったけど周りを見るとみんな自分と同じように足を引きずり気持ちだけで前へ前へ進んでいる。

さらに歩道の観戦者からの応援。

自分だけじゃないと言い聞かせふんばる。

終盤は左足が使い物にならなかったのでほぼ引きずるような形でなんとか大阪城公園まで帰ってきた。

あと数百メートル。

最後ぐらいは走ろう。

と気合を入れてみたものの足は動かない。

上半身はまだ元気だったのでせめてものポーズとして腕はしっかり振った。

ほぼウォーキングスタイルでフィニッシュ。

やっと終わった。

自然と笑みがこぼれる。

がその喜びもつかの間でゴールしたと思ったら途端に足が動かなくなった。

もはや歩くことさえままならない。

気力を振り絞り完走賞であるメダルとブランケットをいただいた。

完走賞のメダルとブランケット

ここであらためて完走した実感がこみあげてくる。

いやーほんとによく頑張った自分。

今後の人生で「大阪マラソン完走したんですよ」って言えるぐらには小さな自慢ができた。

ただ今の気持ちとして「また走りたい」とはかけらも思わないので自分のマラソン人生はここで閉幕かな。

とか言いつつまた走ってるかもしれんけど。

まぁまずはゆっくり休んでしばらくだらだら過ごしてやろうと思ってます。

大阪マラソン2023に出場したすべてのみなさま。

本当にお疲れさまでした。

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