【療育という場】試用期間を終えて

ちょこちょこと小出しにしていたのだけれど、7月から転職をして現在は療育施設で働いている。

転職する前は次の職場を聞かれた時に「大人で言うカンタキ(看護小規模多機能型居宅介護)みたいな地域の子どもに対する何でも屋的な感じ」って答えてた。

実際にそうだと思ってたし自分の中でそれ以上に適切な言葉を知らなかった。

でも今は知っている。

「療育」という言葉を。

いや、厳密には療育という言葉はもちろん知っていたんだけど自分がこれから踏み出す世界が「療育」という認識があまりなかったんだよな。

療育というのは簡単に言うと発達支援のことで、大きく分けると未就学児に対する「児童発達支援」と小学生以上に対する「放課後デイサービス」がある。

いわゆる「児発」「放デイ」と呼ばれるもの。

勝手な思い込みだったけどこういうサービスって発達がグレーの子どもたちに提供されていると思っていたので療育という言葉が重症心身障害児にも適応されるという感覚がなかった。

これは本当にただただ勉強不足。

重心の子どもたちに対する多方面からの生活支援を「大人で言うカンタキみたいな~」って表現していた。

まぁやることは大きく間違ってないんだけど、やっぱり子どもに対する“発達支援”の視点があるかないかというのは非常に大きい。

そしてそれは自分の専門である“緩和ケア”にも通じるものがある。

子どもたちがそれぞれの特性に合わせた豊かな生活を送れるように支援をする。

そういう小児緩和ケアの本質から見ても“発達支援”というのはとても大きな意味を持つ。

7月に転職してはや3か月。

全く意識していなかったのだけれど、ついこないだ3か月の試用期間が終わるという面談を受けた。

この3か月はあっという間で毎日が学びの連続。

新しい環境に慣れるのがつらい。

なんていう感情は毛ほどもなく、毎日がわくわくの連続だった。

そしてそれは今も続いている。

さらに試用期間を終えたことで新たな役割もいただけた。

自分が今まで進んできた道を認めて任せてくれた。

「小児緩和ケア」というニッチな世界で細々と活動してきた地道な種まき。

やっと芽が出始めたかなと純粋に嬉しい。

仕事的にも少し落ち着いてきたので療育やその他、最近の活動なんかについてはまたゆっくりまとめられたらいいなと思いつつ。

近況報告兼、区切りの記録でした。

おわり。

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