小児看護師を目指したわけ その②

看護学部に入学する際の面接試験。

そこで

「なぜ医者ではなく看護師になりたいのか」

と聞かれた。

この質問は想定内。

というか自分の中でも医学部じゃなく看護学部を目指す明確な理由が欲しかったからちゃんと答えを持っていた。

答えは

「病気を治す人ではなく生活を支える人になりたいから」

治せない病気がいくらでもあるこの世界。

自分が目指すのは病気の克服や完治ではなく

病気があろうがなかろうが“その人らしく”生きるサポートをしたい。

それが看護学部を選んだ理由。

そしてこの答えが効いたのかどうかは不明だが無事に看護学部に入学した。

しかしこの時点で自分が目指していたのは救急看護。

できれば救命救急の最前線で働きたい。

なんなら青年海外協力隊とかおもしろそう。

って思ってた。

しかも救急看護の中にある生活援助みたいな意識はなく

ただただ「救急看護かっこよくね?」って理由で。

なんか看護学部を選んだ理由とずれてる?

いや厳密にはずれてないんだけどなんか違う。

この頃はまだまだ最先端医療へのあこがれがあった。

小児看護なんてまだかけらも頭に浮かんでいない。

自分の生活に子どもが絡んでくるのはもう少し先の話。

つづく。

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