【働き方】看護師の勤務形態っていろいろだよねって話

看護師にはさまざまな働き方がある。

病院や施設、企業や役所などなど。

知らない人にとっては意外かもしれないけど看護師という業種はどこにでも入り込んで活躍している。

なのでそもそもとして働き方が多種多様な看護師なのだが、その上で勤務形態までいろいろある。

多くは病院などその施設ごとに決められていて、「2交代」とか「3交代」とか示されている。

この勤務形態ってのはめちゃくちゃ大事で勤務形態そのものが就職の決め手になることだって当然ある。

良いのか悪いのかはわからないが自分は一つの病院にいながら「3交代」「変則2交代」「2交代」をすべて経験した。

なんなら「オンコール」や「夜勤専従」も経験した。

病院や施設系であと経験してないのは「当直」ぐらいかな?

もしかしたら他にも特殊な働き方はあるかもしれないけど基本的なところをすべて経験できたと思う。

勤務形態が変わるたびに“生活リズムが変わる”ということなので慣れるまではつらいタイミングももちろんあったけど個人的には勤務形態が変わるごとに身体としては楽になっていったと感じている。

看護師なら当たり前に知ってることだけど学生さんとかが見てくれることもあるので自分の経験を少し残しておく。

3交代

3交代を経験したのは1年目~4年目?ぐらい。

元々うちの病院は3交代制。

もちろん採用条件にも3交代と記載しておりそのつもりで就職した。

自分の時代にはすでに2交代の病院というのは増えてきており、「2交代がいい」という理由で就職先を探す同期もたくさんいた。

自分としては勤務形態よりも業務内容の方が格段に重要だったのでそこは全く気にせず3交代で看護師人生がスタートした。

就職してしばらくは研修やオリエンテーションなどひとり立ちまでの指導期間があったので自分の初めての夜勤は5月。

確かゴールデンウィーク明けだった気がする。

3交代の夜勤というのは(自施設の場合)、日勤(8:30‐17:00)を働き、仮眠を取ってその夜(0:30-9:00)働くというもの。

そもそも“夜勤”というものが初めてなので初めての夜は一睡も仮眠できなかった。

起きれなかったらどうしよう。

そう思いながら仮眠せずに夜勤に行った。

まだ学生の頃の記憶もあったしオールでもいけると思ってたんだよね。

そしてその目論見は当然のごとく打ち砕かれる。

朝まで事故もなく乗り切ったけど眠い眠い。

その経験以降はたとえ30分でも仮眠は取ると決めた。

“たとえ30分でも”ってのは日勤が長引くとそもそも仮眠の時間がほとんどないなんてこともある。

定時で終わっても空き時間は8時間。

帰宅→風呂→晩飯→睡眠→出勤という流れになるんだけどいかにその睡眠時間を作るかは結構大変だった。

それに加えて日勤と夜勤の間にある準夜(16:30‐1:00)。

準夜勤務そのものはそれほどしんどくないんだけど終わった後。

日付が変わって1:00に仕事が終わるのにその日が休み扱いになる。

つまり1:00に仕事が終わって帰って風呂に入ると2時とか3時になるのだがその日が休みということ。

ついつい昼過ぎまで寝ちゃうと休日は半日しか残らない。

これがなによりきつかった。

でも嬉しいこともあって準夜終わりにそのままの勢いでスタッフみんなで深夜食を食べに行く機会があったこと。

何とも表現できないけどあの時間というのはとても大切なものだったと思ってる。

変則2交代

そして確か4年目の途中ぐらいだったかな。

病院の方針として「変則2交代」に変えていくという案が出された。

普通の2交代は日勤と夜勤(準夜+夜勤なので16:30‐9:30)というもの。

でもその夜勤を導入するといろいろ制限があるらしく結局は「変則2交代」を導入となったらしい。

変則2交代というのは(自施設の場合)、日勤は変わらないのだが長日勤(8:30‐20:45)というものが存在する。

そして長日勤から引き継ぐ夜勤(20:30‐9:30)となる。

なんとも中途半端な形だがこれならいろいろな制限に引っかからず見た目上2交代っぽく見える。

ということで「変則2交代」というわけ。

変則2交代というのが公式な用語なのかはちょっとわからない。

この変則2交代は自分のいた部署、つまりNICUから開始することになった。

なので導入時期の実験的な時間配分等々になかなか振り回されたけどでもまぁ早いうちから変則2交代という勤務形態に慣れることができたのはよかったんじゃないかなと思っている。

そしてこの制度は今でも続いている。

のだが。

夜勤専従

退職を決める半年ほど前。

「夜勤専従募集中」という院内全体への通知があった。

その頃はまだ転職情報を集めている程度で退職のことなど決まっていなかったのだが「おもしろそうやん」ってことで希望の声を上げた。

その希望を通してもらうことができ、夜勤専従のための調整がはじまった。

調整というのはどの勤務時間で夜勤専従をするかというもの。

先に挙げた「変則2交代」の夜勤をするか「3交代の準夜+夜勤」の夜勤をするか。

選ばせてくれた。

別にどっちでもよかったのだが給料面や職場のニーズなんかをふまえて「3交代の準夜+夜勤」の夜勤をすることになった。

つまり「普通の2交代」の夜勤ということ。

はじめはどきどきやったけどやってみればなんてことない。

むしろめっちゃ楽。

1勤務の拘束時間は長いけど給料上がるし仕事も少ないしプライベートの時間も確保しやすいで最高。

って思いながら退職まで夜勤専従で駆け抜けた。

今の自分にとっては最高だったけどきっと歳を取ってからするにはつらいことも出てくるだろうしね。

ということで1つの病院にいながらいろんな働き方をさせてもらえたなっていう話でした。

いろいろ経験したけど個人的にはやっぱり世間の評判通り「3交代」よりは「2交代」の方が身体は楽だしプライベートの時間も確保できるしでよかったかな。

これも人の話を鵜呑みにするんじゃなくて自分で経験して確信できたことなのでいろいろ経験させてもらえたことに感謝でした。

おわり。

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