ちょっとタメになる話

Vol.20【「さよならのない別れ」と「別れのないさよなら」】あいまいな喪失

緩和ケアのちょっとタメになる話Vol.20。 今回は喪失の中でもちょっと特殊な「あいまいな喪失」について。 明らかに失ったわけではない不確実であいまいな喪失。 まずはいつものポスターからどうぞ。 『「さよなら」のない別れ』と『別れのない「さ...
看護

【働き方】看護師の勤務形態っていろいろだよねって話

看護師にはさまざまな働き方がある。 病院や施設、企業や役所などなど。 知らない人にとっては意外かもしれないけど看護師という業種はどこにでも入り込んで活躍している。 なのでそもそもとして働き方が多種多様な看護師なのだが、その上で勤務形態までい...
短期連載シリーズ

【看護師9年目の目標】非がんの緩和ケア

まずはがん領域で頑張ろう。 そう決めて走り抜けた緩和ケアCNとしての1年目。 転機は思った以上に早く訪れた。 というか自分が希望して押し通したのだが。 理由はいろいろとあるのだが8年目の終わりで異動希望を出した。 非がんの緩和ケアに取り組み...
本の紹介

永遠の別れ-悲しみを癒す智恵の書-

以前のblogでも書いたようにキューブラー・ロスにハマっている今日この頃。 緩和ケアに携わる看護師として彼女の残したものを把握しておかないわけにはいかない。 という大層な志ではないのだけれど彼女の残した言葉や考え方は自分の死生観を心地よく刺...
本の紹介

死後の真実

最近キューブラー・ロスについていろいろ知りたくなって関連書籍を読んでいる。 キューブラー・ロスは「死にゆく過程の5段階説」を提唱した医師。 緩和ケアを学ぶものはもちろん、看護学生でも名前を聞いたことがあるほど有名な医師である。 そんなキュー...
短期連載シリーズ

【決意】がん看護経験1年未満で緩和ケア認定看護師を目指してみた⑩

小児がん病棟に異動してきた6年目。 NICUとはまるで違う疾患、年齢、環境…に戸惑いながらもそれなりに乗り越えて迎えた年度末。 恒例の年度末にある上司との面談。 この1年間、いかに充実した時間を過ごすことができたかを伝えた。 そして今後の目...
雑談

【みんなで学ぼう】いのちの授業

いのちの授業と聞くとどのようなものを思い浮かべるだろうか。 きっと人それぞれ思うところがあると思う。 実はこの「いのちの授業」というのは自分が転職をするきっかけになった言葉でもある。 なんていうと少し大げさだがその辺の話を少し残しておこうと...
遊び

アウトドアデイジャパン名古屋2023

「アウトドアデイジャパン名古屋2023」なるものに参加してきた。 最近キャンプに行けておらずちょっとご無沙汰だったのでかなりいい気分転換になった。 かなりの数のブランドが出品していて展示形式で販売していたのでただその場に行くだけでも十分に楽...
短期連載シリーズ

【看護師8年目の目標】緩和ケアCN資格取得と実践

半年間の認定看護師教育課程を経て元いた小児がん病棟へ戻ってきた。 しかし認定看護師教育課程というのは卒業しただけでは資格はもらえない。 資格試験を受験する権利を得るだけ。 看護学校を卒業したら国試が受けられるのと同じ。 なので元の仕事に戻っ...
看護

【みんなが気になる】大人の経験してから小児科の方がいいですか?

「大人の経験してから小児科の方がいいですか?」 タイトルにもしたこの言葉。 看護学生からわりとよく聞かれる言葉。 質問の意図としては採血などの一般的な手技獲得ができないのではないかという不安や業務内容が偏ることにより他の科への応用が利きにく...
本の紹介

すばらしい人体 あなたの体をめぐる知的冒険

ちょっと前に衝動買いした1冊。 特に読みたい本もないけどなんか読みたいなぁって時に手に取った。 衝動買いした理由は章ごとに短編の話がいくつもあって読みやすそうに感じたから。 ちょっとした休憩中に読めるかなと。 内容としては頭のてっぺんから足...
短期連載シリーズ

【念願の異動】がん看護経験1年未満で緩和ケア認定看護師を目指してみた⑨

異動宣言をしていた4年目に入るのだが… まぁそんなうまくいくこともなくプリセプターとして新人教育に邁進することになる。 それなりにいろいろあったので詳しくはこちら。 4.5年目は新人教育をやり切って堂々と異動してやろうと思っていたので特に緩...
雑談

【参戦】blogのランキング

このblogをはじめて1年と少し。 個人で淡々と思ったことを書き連ねていくというスタイルだったのであまり気にしたことなかったのだが勧められてblogランキング系のサイトに登録してみた。 知り合いがアメブロでランキング上位という話を聞いていた...
ちょっとタメになる話

Vol.19【主観的評価を取り入れた心強い尺度とは?】STAS-JからIPOSへ

緩和ケアのちょっとためになる話Vol.19。 今回はIPOSの話。 なんだけどそもそも「IPOS」って知ってる? 多分知らない人の方が圧倒的に多いと思うので基本的なところをまとめてみました。 とにもかくにもまずはポスターをどうぞ。 IPOS...
短期連載シリーズ

【看護師7年目の目標】緩和ケアCN教育課程へ

緩和ケア認定看護師(以下:緩和ケアCN)教育課程に申込みをしてから試験に合格するまで2か月ほど。 もちろん試験勉強なんかも申し込み後にはじめたので試験に受かったのは奇跡だったと思っている。 しかしこの奇跡にはある意味で裏があって、このタイミ...
看護

【知っておいてほしい】緩和ケア病棟で働きたいあなたへ

少し前のつぶやき。 返事をした後にいろいろと反省。 したのだが、短くまとめられないならだらだら書いてやろうじゃねぇか。 せっかくblogがあるんだし。 ということでこっちにも書くことにした。 ただまぁ“大まかに知りたい”への丁寧な返答になっ...
短期連載シリーズ

【夢語り】がん看護経験1年未満で緩和ケア認定看護師を目指してみた⑧

そんなこんなで参加することになった難病キャンプ。 詳細は省くが関西初開催ということで規模は小さいながらも大盛況のうちに幕を閉じた。 来年以降も毎年開催されることになり、今もなおこのキャンプに関わらせてもらっているのはまた別のお話。 難病キャ...
雑談

【結果】手話技能検定6級・5級

試験から約1か月。 ついに結果が返ってきた。 どちらも合格。 試験直後はわりと手ごたえあったしまぁ大丈夫だろうと思ってはいたもののそれなりにドキドキしていたのでホッとした。 低めの級だからと同時受験に挑戦したけどトントンと駆け上がれてよかっ...
備忘録

介護人類学事始め 生老病死をめぐる考現学

触れる技術 性的な含みや触れたくないものに触っているというニュアンスを醸し出さないように一定の重みをかけて触れます。 顔、手、陰部の近くは避けて手を置きます。 触れる時は飛行機が着地するイメージで、手を放すときは離陸のイメージで。介護をして...
短期連載シリーズ

【看護師6年目の目標】がん看護と緩和ケア

予定から2年ほど遅れることにはなったが6年目にして念願の小児がん病棟へ。 入職時に希望した部署。 大きく、しかし意味のある遠回りをしてたどり着いた場所。 ついにその場所にたどり着いた。 端的な感想は「めちゃくちゃ楽しい」だ。 まず話せる。 ...
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